Virginia
著者はまだあなたの言語で説明を提供していません。
1992. George H. W. Bush and Boris Yeltsin officially put an end to the Cold War. Barcelona held the summer Olympic Games. The Tonight Show aired its last show with Johnny Carson… … and Lucas Fairfax disappeared from his bedroom in Kingdom, Virginia. Synopsis. Virginia is a single-player first-person thriller set in a small town with a secret.Experience a missing person investigation through the eyes of graduate FBI agent Anne Tarver. Together with your partner, seasoned investigator Maria Halperin, you’ll take a trip to idyllic Burgess County and the secluded town of Kingdom, Virginia, where a young boy has vanished and nobody seems to know why. Before long Anne will find herself negotiating competing interests, uncovering hidden agendas and testing the patience of a community unaccustomed to uninvited scrutiny.
Steam User 43
このゲームのストアの日本語説明について
>「Virginia」は小さな街に潜む秘密を解き明かす、1人プレイ1人称視点のミステリーゲーム。
>調査は不穏な方向へと進んでいき、容疑者の数は奇妙なまでに増えていく。
>ひとつひとつの決断がアンとハルペリン捜査官の運命を、命の行方を決めていく。
このあたり、プレイしていないか、あえて嘘を書いたとしか思えない。
まず、主人公が決断して話が分岐したりすることないですし。
一般的な探偵・捜査アドベンチャーを期待して買うとがっかりすると思います。
(私はそうでした…)
「ゲームの特徴」以下に書かれていることがこのゲームを正しく表していると思います。
それなりの低価格と、雰囲気が素晴らしい(特に音楽)ので、「おすすめ」としておきます。
以下、初見プレイで恥ずかしながら個人的に理解が不足していた部分です。
・ジョン・エドガー・フーバーと彼の時代のFBIについてWikipedia等で事前に一読しておくとストーリーが分かりやすいかもしれません。
・派手な色の切手のようなものはLSD(幻覚剤)です。舌にのせて使うようです。
Steam User 45
少年失踪事件の捜査と相棒の内偵を命じられた、FBI女性捜査官を主人公としたアドベンチャーゲーム。
この粗筋からするとミステリーモノを思い浮かべずにはいられないが、このゲームが主題に据えるのはロジカルな謎解きではなく、陳腐なまとめ方をすれば人生の探求、といったところだろうか。
デヴィッド・リンチ風の隠喩をふんだんに散りばめながら、台詞抜きで豊穣な世界を描きだす語り口は魅力に溢れており、しかもただ意味不明ということはなく適度に理解の扉へと手を差し伸べてくれる塩梅が上手い。
ゲームプレイとしては、クリックしてちょっと歩いて、を繰り返すだけで最後まで到達できてしまい、一般的な意味での「ゲームらしさ」は皆無。
ただし、操作のテンポが物語にグルーブ感をもたらしており、映像メディアとは異なる快感を生んでいる。
それを支えるグラフィックと音楽も高品質。
グラフィックは、トゥーンレンダリングながら要所要所の細かいディティールはしっかり抑えられており、リアリティとそこからの浮遊感を上手く実現している。後半の展開を考えるとこの選択は正解だろう。
音楽およびその使い方も申し分ない。
2時間程度で終わる短い作品であり、ゲームプレイ的な面のリプレイ性はないものの、一回プレイしただけでは把握しきれない物語や映像・音楽の美しさなど、それ以外の面では2回3回とプレイしたくなる要素に溢れている。
個人的には、ゲームによる物語体験として、2016年ではINSIDEに続く高品質な作品だと感じた。
Steam User 24
■推測することを強いられる快感
世の中には、
アドベンチャーゲーム/推理小説/推理ドラマ
それぞれメディアは違えども、
プレイヤー/読者/視聴者が物語を見聞き,体験して、
謎に触れ、
それが(あるいは探偵役の手によって)解けていく快感
...を供給する物語/エンターテインメント作品
が数多く存在する
このゲームもそんな作品のひとつではあるけれども、
そういった類似作と一線を画している点がある。
ゲームの内容として、背景には
アメリカ、1990年代、南部側の都市と空気感,黒人差別,FBI,裏切り者狩り
とあるが、それより目につくゲームの在り方として最も大きな特徴。
それが「会話内容についての描写が全く行われない」ということ。
他作品でもそういう演出が行われるシーン
(会話しているが音が聞こえない)
を目にすることはあるが、
全編を通してそれが行われることで、
プレイヤは常に推測することが強いられる。
あれ!? 推測させてもらえることって、
こういったジャンルの作品の本質、
快感につながる予備動作みたいなもんじゃない?
...そう、推測することを強いられる快感がこのゲームでは断続的に続く。
またそれが大幅に作品のテーマに結びついているように、私には感じられた。
詳しくは説明しない...いや説明することができない...ので、推測して欲しい。
ゲームを一通り最後まで"見終わって"も、推測しきれないこと、あるかもしれない。
それがストレスになるであろう人には全くすすめられないが、私にはそれが格段の快感だった。
この余韻を全力で味わいたい。
Steam User 19
推理系のゲームを想像して購入すると痛い目にあうという良い例だと思うぞ。
色々な場所を歩き回って証拠や証言を集めて事件を解決するのかと思ったら、ただ単に怪しい場所をクリックすれば勝手に話が進む方式だったぞ。
でもって、その怪しい場所っていうのは、露骨に怪しすぎるから一切考えなくても話が進んじゃうぞ。
それでもわからないって人には、アプリサイドで怪しい場所を教えてくれる親切設計だぞ。
何しろカーソルが勝手に・→〇→◇と露骨に変化するのだから、どんな馬や鹿でも答えがわかっちゃうぞ。
操作方式は、FPSでもおなじみのWASD方式だぞ。
でも、アクション性は皆無だからASDはいらないぞ。
もちろん、SHIFTでダッシュとかCTRLでしゃがむとかスペースでジャンプとか、そういうのは無いから安心して遊べるぞ。
肝心のストーリーだけど、完全な無言劇でいわゆるお察しください系だぞ。
僕はお察しできないタイプなので話が全然わからなかったぞ。
こういうお察しの能力がないやつは若いころからもてなかったんだぞ。
そんなわけだから、若いころもてなかった自分を思い出して辛かったぞ。
最後にこのゲームが作らるまで2年半かかったって書いてあったけど、98分で終わっちゃったぞ。
最後にコバトンとのお約束。
このゲームを購入するときは90%オフの時に買うんだぞ。
じゃあのう。
Steam User 18
2017/08/26追記
私の重大な説明不足でいくつか誤解を招きましたが、
他の方がレビューされているように、
場面ごとに何が起きているのか・そこでどんなことがあったのか・
ちょっとした物の配置やキャラクターの行動から物語を読み取るゲームです。
以前よりも価格が低下したので、コーヒー1杯分の値段で変わったゲーム体験を
してみたい方は買ってみるとよいでしょう。
ーーーーー
結論としてこのゲームは謎解きゲームではありません。
ストアページに記載されている海外の映画・ドラマの様なミステリーとサスペンスを求めているのであればあなたは買うべきではないでしょう(※私が何か重大な見落としをしているために謎解き要素がないエンディングを迎えた可能性もあると思います)。
つまるところこのゲームは、音楽や演出を味わうアドベンチャーゲームです(俗にいう雰囲気ゲー)。
こういうゲームもあるんだな、と許容できるなら買ってもいいかもしれませんね。
まあ1000円以下ですので気になるようなら買ってみてはいかがでしょうか?
Steam User 13
設定の「一般」内左下画面表示によればクリア時のVer.はリリース版の1.00。クリアに所要した時間は初回で114分。私自身の嗜好として昔はアドベンチャーがそれ程好きではなかったのですが、近年は長時間拘束されるタイプのゲームより手軽さがあってプレイの頻度は増えてきています。
Ver.1.0.2で全実績解除までプレイできたため不具合に関する記述を削除しました。
Pros:
映画のようなサウンドトラック
簡素ながらも印象に残るビビッドな配色
非言語的なストーリーテリング
Cons:
字幕とテキスト翻訳字幕のデザイン
ゲーム性はほぼ皆無
頻繁に発生するシーンの切替と抽象的表現が数多の解釈を招く
Virginiaは女性の新人FBI捜査官Anne Tarverとなり1992年米国ヴァージニア州の片田舎Kingdomで発生したLucas Fairfax少年の失踪事件を調査すると同時に、相棒となるベテラン捜査官Maria Halperinの内偵を行う3Dアドベンチャーゲームです。場面はシーンごとの小さな行動エリアによって区切られており、一度行ったエリア(厳密には同じエリアはあってもシーンのID管理が異なる)には二度と戻ることができない一方通行のゲームです。プレイヤーが行うことは場面場面でクリックすると反応するオブジェクトの近くまで移動してマウスクリックするだけです。
シナリオや脚本については大きくその好みが分かれると思います。シーンの切替や夢/現実の交錯が頻繁に発生する表現手法によって、ユーザーの理解を妨げています。またストーリーの結末ですら明確な答えは提示されないので、ハッキリ答えが提示されないと嫌だという人には合わないと思います。劇中に出てくる鳥や鍵などのメタファーをどのように捉えるかも、結局はプレイヤーによって解釈が異なり、抽象性をどれだけ容認できるかによって良いとも悪いとも受け取ることができる内容になっているように見受けられます。
この作品において手放しに賞賛できるのはサウンドトラックです。いかにもこれから何か起きますよといった怪しげなサスペンス調の曲から、Anneの心情が伝わってくるような穏やかな曲まで状況に応じて流れてきます。この音の配置や盛り上げ方だけで、このゲーム買って良かったなと個人的には思っている次第です。ストアページのトレーラーからもその雰囲気は垣間見ることができるかと思います。特に鮮烈な赤を絡めたオープニングのスコアは痺れます!なんでサウンドトラック別売してくれないのかしら…。
字幕の表現について言及します。言語化された重要な情報は「字幕」がONの状態で該当箇所をオーバーレイすることで得られます。このオーバーレイする箇所が1つの対象オブジェクトの中で複数ある場合に、それとは初見で気付きづらかったです。別に見なくてもストーリーは進められますが、なるべく見落としはしたくないものです。テキスト翻訳字幕は状況描写を字幕化したもので、あってもなくてもどちらでも良いのですが、文字が画面をデカデカと占めないよう英語版に準じてローカライズ後のフォントやフォントサイズの見栄えにも気を配って欲しかった(要はダサイ)ように思います。
私が思うにVirginiaは分かりづらい(90年代の海外ドラマの影響など映像表現手法などについては詳しい人にお譲りする)ので、決して一般受けするゲームではないなと感じています。ただ、ニッチであっても「これの意味はああじゃないかしら、あ、ひょっとするとこういうことかも?」と描かれる可能性に思いを馳せることが好きな人には、是非手に取って欲しい作品です。
Steam User 13
ルーカス少年が失踪した事件と並行して相棒となるマリアの内部調査が任務となるミステリー。
その両方の真相にはたどり着くもののミステリー特有の、たくさん謎が一つに収束し解決するといった爽快感はありません。
私の頭が悪いだけなのかも知れませんが、ラスト直前の展開のほとんどが理解できませんでした。
ミステリーではなく音楽とアートワークと雰囲気を楽しむものだと割り切って購入することをおすすめします。
それだけでも、中々のものです。
あと「設定」でテキスト翻訳にチェックを入れた方が良いです。
最序盤の内部調査が依頼されたシーンはすぐに切り替わってしまいますから見落としがちになります。私自身、最初は相棒を紹介されただけだと思ってしまいました。