The Town of Light
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12 March 1938. Renée, 16 years old, is ripped out of her world, locked up and deprived of everything. Her only fault was that she didn't know what her place in the world was. "A danger to herself and others and a cause of public scandal" wrote the police headquarters. The only horror you will find in this game is the truth: a blow to the solar plexus, much more intense than any supernatural presence The Town of Light is a psychological adventure told in the first person. The story is set in Italy in the first half of the 20th Century in a place which really existed and has been meticulously reconstructed. Exploring and interacting with the environment you will relive the history of the main character through her confused viewpoint and on the basis of your choices, the story will develop in different ways. Characteristics: Realistic 3d graphics Based on real facts and events. Strong narrative component No zombies or supernatural presences. Original sound track.
Steam User 2
個人的にウォルターフリーマンの経眼窩ロボトミーを行う場面が印象的でした。このような生命倫理的に問題のある場面が再現されていることで、文章だけでは想像・考えずらい部分まで辿り着け、深く思考できたと思います。他人事・過去の出来事として終わらせずに現在のニュースと照らし合わせて考える一つの資料とすることも出来ると思いました。
Steam User 2
※ゲームという枠ではなく作品としてのメッセージ性に対してのレビュー
大筋は1930~年代での精神医療、入院病棟を描いている。そこでの行われたこと等々を回想としてプレイするが、ショッキングなシーンもあるので人によっては事前に内容を調べたほうがメンタルヘルス上良いかと思う。
ネタバレを防ぐため多くは語らないようにするが、オススメするポイントがメッセージ性という点で少しストーリーに触れる。
当時の強引で杜撰ともいえる医療や観察
現在ではこんな非道なことは無くなってきているが、病院側の利益最優先や無理解(思考停止)によって強制入院まがいのことは日本の精神医療でも現に行われている。
何をもって入院させているのか、何をもって回復とみなすのかすら曖昧な状態で”本人の治療と社会適応のため”という大義名分を掲げ、患者の意思を無視し続けている精神医療従事者や病院は未だ存在している。
そういった意味では現状の精神医療とリンクして考えさせられるシーンが多くある。
同時に精神医療だけでなく不登校やひきこもりの話にも通ずるものがある
弱っているまたは障がい等で困っている本人の権利や意思、尊厳を踏みにじるようなゲーム内で描かれている性的虐待や暴力や搾取、抑圧、説得という名の恫喝、事実上の拉致監禁犯罪行為が今この瞬間にも行われている施設があるということも知ってほしい。
昔の、そして国外の関係ない話ではなく、この日本にも姿かたちを変え同じように苦しんでいる人を、さらに苦しめるシステムが堂々と残っていること。調べてみてもらえるとすぐにわかると思う。
目をそらしてはいけない
無かったことにしてはいけない
”社会の安全のために”や、”医療の進歩には必要悪”というそれこそ綺麗事を並べ、史実と事実から逃げてはいけない
啓蒙していくことが、苦しんでいる当事者を救い、当事者でない人でも皆生きやすくなる社会に変わっていく第一歩だと思う。
それほどまでに重い作品(ウォーキングシミュレーター)であると理解し関心を持ってくれた方にオススメしたいゲームである