The Signal State

ストーリーモードは一見よくある論理パズルで難易度もそれほど高くないが，見ての通りモジュラーシンセをモチーフにしたゲームで，サンドボックスモードには音源が付属しており実際に鳴らして遊べる．この価格でモジュラーシンセ入門ができると思えばかなりいいのでは．ストーリーモードでは音源を扱うことはないがそのために必要な知識はある程度つくような構成になっており，パズルがやりたいゲーマーによりかはシンセに興味がある人にぜひ遊んでほしいゲーム．

Zachtronics風ゲーム。日本語翻訳はかなりクオリティが高く、不自由なく遊べる。

全実績解除までだいたい7時間。
Zachtronicsのゲームに比べるとシンプルで、「ここに配線したいのにスペースがない！」とか悩まずに済み、処理のアルゴリズムだけに集中できる。
そのぶんボリュームは少なめ。トリッキーな処理を書く必要もあまりなく……これはいいことなのか? ワークショップに問題が投稿されているので、そっちでハッスルしろってことなのかも。
ストーリーも、一応ある、という程度。

問題はZachtronicsのゲームのほうが定価が安いことで、これはこのゲームの問題というよりZachtronicsが安すぎる。
どっちを勧めるかといえばZachtronicsになるわけだけど、セールで買うぶんには良いゲームだと思う。どうせ皆さんこういうのに目がないわけだし。

あと「実行時コンパイル」など一部実績は、ゲームクリア後でないと獲得できない。なんかウルテクがあるのかと思ってしばらく悩んだが、クリアが先。

高評価と低評価は本当に迷った。
ザクトロ-ライクなゲームとしての完成度は高い
優れたUIをしていて、
特に似たゲームのSHENZHEN-I/Oから面倒なところを取っ払って、
その上でその面倒なところをスコアに押しやることによって、
その面倒な部分の面白さをある程度継承出来ているようにも見える。
のだが、少しボリュームが足りないように感じる。
ゲームとしての完成度が高いだけに、急に終わった気がしてびっくりした
ザクトロニクスのゲームはそれぞれが難しく、徐々に煩雑になり、
最終的には高い難易度になるのも魅力で、
折角面倒な部分を取っ払ったのだから、出来上がる装置が
その分複雑で大規模なものを完成させたいという野望も湧く
その点、若干難しいステージはあるものの、出来上がるものはしょっぱめな気がする。
もしかしたら、コミュニティベースのステージをやると面白いのかなぁ
ゲームとしての完成度は高いのだが、
一旦ザクトロのゲームに手を出す方がオススメかなぁ
それでも、オススメは出来る気がします