Super Daryl Deluxe

XBOX Oneコントローラーを使用。序盤をプレイした感想。クリア後に追記予定。
コメディチックなメトロイドヴァニア系横スクロールアクションRPG。今作の物語は普通の多次元高校で始まる。他の普通の高校同様、多数の生徒が行方不明になり、現在は閉鎖（？）中。だが、主人公の「Daryl」が街へと、高校へとやってきたことで状況は一変するのだった。
あらすじが意味不明に感じる事と思うが大体あっている。いや、マジで。
【良い点】
◆ ストーリーもさることながら、随所に映画やゲームのパロディネタが多く、プレイしていて思わずにやけてしまう。例えば、序盤に発生するチュートリアルクエストに登場するキャラクター達は「Dwarfs and Druids（Ｄ＆Ｄ）」というTRPGにハマっていたりする。
◆ 今作の重要なポイントである戦闘は少し特殊で「通常攻撃」といったものが存在せず、四つの攻撃スキルを（箱コンの場合）「RB」「X」「Y」「B」と移動系スキルを「LT」のボタン毎に装備する事になるのだが、各スキルにはクールダウンが存在するので上手く攻撃がつながるように装備／使用する事が重要になってくる。同じ攻撃を連打できないので慣れるまでの最初は少し戸惑うものの、慣れてくることで爽快に立ち回れるようになる。
◆ スキルは「Text Book」と言うアイテムをスキルショップで消費することで購入可能になっており、複数のタイプが存在している「攻撃」タイプから「回復」、「敵をスタンさせる」、「敵を空中へ浮かせる」等々様々な物が用意されていて、どれも組み合わせ次第では有効活用できる。序盤で入手する敵をスタンさせる効果のある「Blind Logic」を使用した後に発動に時間のかかる高威力の攻撃を行ったり等と作戦を練るのも面白い。
◆ 「レベル」「お金」「装備」等のRPGで御約束の要素は完備。少し変わっているのが経験値。プレイヤーキャラクターのレベルを上昇するのに必要な「XP」以外にもスキルのレベルを上昇させるのに必要な「SXP」が存在してる。敵を倒す、クエストをクリアしたり通常の「XP」を入手すると自動で同量の「SXP」が入手できるようになっている。入手した「SXP」は装備の付け替え画面、今作ではロッカーで付け替えるのだが、好きなスキルに振ることができ、スキルはレベルが上昇する事で「攻撃力」、「攻撃回数」等が強化される。スキルによっては攻撃方法が少し変化するものも。
◆ 寄り道、やり込み要素が多く、飽きさせない作りになっている。いくつか紹介するのであれば今作には豊富なサイドクエストが用意されており、これらをこなしたりすることでＰＰ（校内での知名度）というポイントを入手する事ができ、一定値溜まることでパッシブスキル（永続的に防御力にボーナス等）がアンロックされていく。ＰＰは他にも特定のマップごとに設定されたマップクエスト（特定の敵をＸ体倒せ等）をクリアする事でも入手可能。これらのマップクエストが存在している場所はお店で購入可能なマップのアップグレードで地図に表示されるようになる。
【悪い点】
◆ ストーリーが面白いだけに日本語化が無いのが非常に残念だ。
【総評】
今作はアクションとRPGの要素が上手くまとまっており、アクションが得意であれば敵の攻撃を避けたり攻撃を上手く決めることで戦いを有利に進めるができ、逆に苦手であればキャラクター／スキルレベルを上昇させ、敵を弱体化させるスキルや回復スキルを上手く活用する事で攻略が大分楽になる。
プレイ動画をアップしているので、気になった方はこちらを参考までにどうぞ。

けっこう面白かった。ラスボス前までプレイしたが、一度２戦目で負けて、何度かチャレンジすると勝てそう → カットシーンが長くて 面倒 → プレイ動画を見る → もう満腹で終了。
【良い点】
・全体にボリュームがあって、攻略を見なければ２００時間ぐらいは遊べそう
・全体にそこそこ楽しく、致命的な欠点がない
【悪い点】
・カットシーン以外の音声が無い
・テキストの量が膨大なのに、楽しいセリフが少ない
・ボス戦などで負けると、長いカットシーンを繰り返し見ることになるが、スキップする方法が分からず
・おそらくオートセーブのみの人が詰むなど、後半に作りこみ不足
・バグが少々
　　- 中ボス戦で、たまたま同時HP０で引き分け状態になったら、ゲームがハングアップ
　　- 非常にマレに、インベントリ内のみLRボタンが効かなくなるが、終了再開で直る