Serious Sam 4
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Serious Sam 4 reignites the classic FPS series in a high-powered prequel loaded with an explosive arsenal, intergalactic carnage, and perfectly timed one-liners. Humanity is under siege as the full force of Mental’s hordes spread across the world, ravaging what remains of a broken and beaten civilization. The last remaining resistance to the invasion is the Earth Defense Force led by Sam “Serious” Stone and his heavily-armed squad of misfit commandos. Croteam returns with a high-powered prequel to the Serious Sam series that scales up chaos to unprecedented levels. The classic Serious Sam formula is revamped by putting an unstoppable arsenal up against an unimaginable number of enemies that requires players to circle-strafe and backpedal-blast their way out of impossible situations.
Steam User 107
前作から9年+多大なロード時間を待ったかいがあるほどではないが、いつものサムが帰ってきたことをまずは喜びたい
RTX 3060 Tiでのパフォーマンス
ねんがんの GeForce RTX 3060 Ti をてにいれました。
結論から言えば、フルHDのウルトラ画質でおおむね 75~90FPSでます。
いろいろ試した結果、オプションのパフォーマンスから、以下の設定にするのがベターです。
フレームレートを優先したい人はGPU設定をさらに下げていただければ。
CPU速度:ウルトラ
GPU設定:ウルトラ
GPU設定カスタム:グラフィックAPI:DIRECTX11
GPU設定カスタム:3Dレンダリングの最大画素(MPIX):2(FHD 1080P)
GPUメモリ:高
最大FPS:無制限
グラフィックAPI を DIRECTX12 するとパフォーマンスは全然あがらないのに異常なまでにジャギります。
VULKAN にするとパフォーマンスは3分の1くらいまで落ちます。
この2つははっきり言って罠ですので、選ばないほうが無難だと思います。
困ったことに、GeForce Experience を使うと DIRECTX12 が選ばれてしまうようで、結果として超ジャギります。このゲームに限っては GeForce Experience は使わないでください。
総評
いつものサムが9年ぶりに帰ってきました。前作(Serious Sam 3)を踏襲しつつ、前作で評判が悪かったところを修正しています。シリーズの中では良いほうだと思いますが、結局初代が一番面白いと言われ続ける宿命を変えることはできなさそうです。激重ですので、PCのスペックはよく確認しましょう。GeForce GTX 1050 Ti で最低ギリギリという重さです。
Serious Samシリーズについて
Serious Samシリーズは「撃つ&避ける」というFPSの原点に忠実なゲームプレイをモットーとしており、それは19年前の初代から一貫して変わっていません。近年、クラシックFPS(90年代風FPS)の再ブームが起きており、DUSKなどを始めとした良作がリリースされています。Serious Samシリーズは、今に至るまでずっとその作風を継続し、最新の技術であの頃のFPSを作ってきた、まさに生きた化石のようなシリーズです。
本作の特徴は「広くて開放的なマップで100体以上の敵と戦う」という点に集約されます。DOOM系と呼ばれることも多いのですが、マップはDOOMよりはるかに広く、敵の数も非常に多いです。プレイヤー(=主人公であるサム)に向かって突進してくる大量の敵を素早く捌いていくことが要求されます。
この説明から想像できるように、Serious Samシリーズの難易度は高めです。死にゲーと言って良いでしょう。といっても、ソウルシリーズ程ではありません。難易度は選べますので、初見の人は簡単で始めてみたほうがいいかもしれません。また、どこでもセーブができるので、やたら細くセーブして強引に突破することも可能です。
日本語化について
今作は最初から日本語化済みです。起動時には日本語になりませんので、「OPTION > LANGUAGE > 日本語」と選択して日本語に切り替える必要があります。
翻訳クオリティですが、ところどころ直訳っぽい部分が散見されるほか、何故か改行されておらずテキストが切れてしまっている箇所が見受けられます。まれに未翻訳の部分もあります。ですが、プレイには全く支障がありません。まあ、ぶっちゃけ、本シリーズは英語でも全く支障ありませんし。
要求スペックについて
今作もかなり重いです。GeForce GTX 1050 Ti では最低画質でないと60フレームになりません。つまり、重いことで有名なPUBGよりも重いと言っても過言ではありません。まあ、フォトリアルなグラフィックで、広大なマップと100体以上の敵を描画しているのだから、PUBGと同等以上の描画量であろうことは想像できるので、重いのはある程度はどうしようもないことだと言えるでしょう。
最低画質でも、絵面はそれなりのものを維持しています。しかし、LODの設定が強烈なのか、ポッピングが尋常ではなく酷いです。木が出たり消えたりするのはザラで、ひどいときには歩いていなくても目の前の地面が草を生やしたり消したりすることを数秒おきに繰り返すことすらありました。いずれRTX3060が発売されたら載せ替えたいと思います。(思えば、9年前も、Serious Sam 3 をプレイするためにビデオカードを買い替えたのでした・・・)
前作のときのように、要求スペックを満たしていてもフレームレートが出ないなどのおかしな挙動はありません。また、画質設定は非常に細かく調整できるため、手間を惜しまないなら設定を細く追い込むことができます。
(画質設定の細かさとか、PS4で出すことをまるで考慮していなさそうなステージ構成を見ていると、まさしくあの頃のパソコンゲームの生き残りって感じがしますね!)
重すぎて無理って人は初代のHD版、なんならいっそガチの初代をどうぞ。
デフォルト設定だとひどくジャギっている人へ
私の環境では、初期値ではレンダリング解像度が720Pになっていました。レンダリング解像度と画面解像度が別なのでちょっとわかりにくくなっています。「オプション > グラフィックオプション > 3Dレンダリングの最大画素 > 2(FHD 1080P)」 を選択して フルHDに設定しました。画面がやたらとジャギっている人は同じようにして修正できます。
画面が真っ赤になっている人へ
GeForce Experience で最適化すると、LODの設定が極端に低くなり、すぐ目の前のオブジェでも手抜き描画されて真っ赤になります。ゲーム内のパフォーマンス設定で設定をやり直しましょう。
なお、GeForce Experience で変化する項目を見てみると、相当細く調整しようとしていることが伺えます。NVIDIAの中の人も本作の重さに苦労したであろうことが伺えます。
ロード時間について
SSDにインストールしているにも関わらずかなり長いです。ロード中に感想をメモしておけるくらいには長いです。とくにゲーム開始時のロードはやたらと長いですが、待てばちゃんと始まりますのでおとなしく待ちましょう。
前作からの改善点
前作では序盤ステージの地味さが批判されました。今作も市街地からプレイがスタートしますが、前作のように狭っ苦しいマップではなく、わりと開けたマップでプレイできます。また、ダブルバレルショットガンが開始早々に入手できますので、すぐにシリアスサムらしい戦闘ができます。
スプリント、リロード、近接攻撃、も前作から引き続きありますが、いずれも前作より扱いやすくなっています。リロードはかなり速く終わりますし、近接攻撃も雑魚ならノーダメージで、前作のように自傷前提ではありません。
前作では、敵の攻撃に即着弾が多く、避けられないことが批判されました。今作では即着弾はほとんどなさそうです。どの敵の攻撃もちゃんと弾が見えますし、避けたり撃ち落としたりできます。なお、サソリは即着弾ですがこれはシリーズの伝統です。
敵の数は前作より多いです。数を数えている余裕なんてないのですが、ちゃんと画面を埋め尽くすくらいには出てきます。敵の種類はほぼいつもの通りですが、新規と思われる敵もいました。シリーズ恒例の爆弾男は前作同様首なしデザインでした。個人的には旧作の爆弾頭デザインが好きなので少しがっかりです。
マップは広大になりました。はるか遠くの敵がドットレベルでしか表示されないくらい広大なステージもあります。なお、LODは相当に強めのようであり、走っていると目の前にどんどん木が生えていきます。ウルトラハイエンドビデオカードなら大丈夫なのかもしれませんが。
新要素
今作では仲間キャラクターが参戦します。仲間は完全無敵でテキトウに弾を撃っているだけの存在で、一切邪魔になりません。当たり判定すらなく、仲間は通り抜けます。いつもどおりにサムを動かせばよく、仲間はガン無視でOKです。戦力としてアテにするようなものではありませんが、敵のヘイトを稼いでくれる、敵の出現方向を向くので早く気がつける、見逃していた1匹を勝手に処理してくれる、など、そこそこ役に立つ場面もあります。
新規要素として、スキルツリーがあります。スキルツリーは他のゲームにもよくあるアレそのものです。これははっきり言って蛇足ですね。プレイスタイルに変化を出すようなものではないし、ステージクリア型のゲームなので、スキルツリーのアンロックによってプレイのモチベーションが維持されるわけでもありません。
アイテムは持ち越しできるようになり、どこでどうやって使うかをプレイヤーがコントロールできるようになりました。苦手な場所を攻略するのに重宝します。
クラシックFPSといえばシークレット(隠しルートに用意された隠しアイテム)ですが、本作ではサブミッション扱いとなり、ルートとして明確に表示されます。サブミッションは報酬が豪華なので基本的に回収するのが前提と考えて良いでしょう。それとは別に従来通りの隠しアイテムもたくさんありますが、そちらは基本的に弾薬と回復アイテムとなっています。
ストーリーについて
Serious Samでストーリーとかどうでもいいいのですが、何故か今作ではストーリーに力が入っています。(ストーリーに全く期待されていないゲームのストーリーとしては)とても良好なものでした。冒頭から多数のキャラクターが登場します。敵味方どのキャラにもちゃんと個性があり、その個性がちゃんとストーリーの流れにも影響しています。
シリアス度は前作よりあがっており、シリアスサムシリーズ最高のシリアス度です。それでいながら、サムのキャラクター性にはそれほど変化がなく、相変わらず寒いギャクを繰り返す脳筋キャラをちゃんと維持しています。なお、初代と2が完全なギャグだったのと比較すればシリアスという話ですので、誤解なきよう。
数千体の描画ができるというシステムについて
ゲーム終盤で体験できました。敵味方数千人(というかもはや数えられない程の人数)が激突するステージがあります。ムービーなどではなく実際のゲームプレイとして体験できます。絵面としては完全に Ultimate Epic Battle Simulator そのものであり、なかなかのスペクタクルです。
なお、ゲームプレイとしてはかなり大味なステージになります。味方には一切当たり判定がありませんし、どう見ても突撃しているだけでまともに戦っていません。敵は静止して銃を撃ってくるだけで、ある一定の距離まで近づくと即死するので敵との当たり判定は確認できません。ちゃんと1体1体処理しているのではなくて、特殊ギミック的な扱いだと思われます。
つまり、数千体の敵味方は背景に近い存在であり、実質的には雑魚敵に混じってウロウロしている中型敵を遠くからなぶり殺すだけのステージです。とはいえ、迫力は圧倒的ですのでイベントバトルとしては十分に満足できます。
なおフレームレートは30を維持できていました。あの描画量で30なら全く文句はありません。
サムを初めてプレイする人に
とにかく足を止める&撃つのをやめると死ぬゲームです。逃げ続けながら打ち続けてください。
本作は昔ながらのアーケードスタイルのFPSですので、シールド&アーマー性であり、いわゆる自動回復はありません。したがって、ダメージを抑える立ち回りが非常に重要です。敵の種類と、その敵を倒しやすい武器と、適切な交戦距離を、素早く見極めることが肝心です。
ほとんどの雑魚については引き撃ちでOKです。障害物に気をつけつつ、後ろに下がりながら撃ちまくりましょう。撃つと爆発する敵も同様に距離をとって戦いましょう。ただし、多くの敵が遠距離から弾を撃ってきますので、それを避けることが大事です。左右にジグザグに動いて、下がりつつ弾を避けながら打ち続けましょう。
ただし、一部の敵(牛、骨、ハンマー(新規))などは、サムよりも移動速度が速く、ダッシュで一気に距離を詰めてきますので、引き撃ちしても逃げられません。これらの敵については衝突寸前で横ジャンプして回避することで対処しましょう。衝突寸前にダブルバレルショットガンで仕留めるとか、ギリギリで左右移動して避けて対処することもできますが、ジャンプで回避は絶対に必要になるので序盤で練習してできるようにしておきましょう。
また、サム特有の要素として、ショットガンの交戦距離がかなり長いということは覚えておきましょう。FPSのショットガンの常識からはとても届かないような場所にも平気で届きます。
マップの探索も怠らないようにしましょう。アイテムはマップのそこかしこに隠されていますので、しっかり回収しないと、弾薬や体力が苦しくなります。かなり嫌らしい隠し方をしているアイテムも多いため、回収しきるのは困難ですが、見えるところや普通にいけるところは隅々まで回って必ず回収しきるようにしましょう。
ただし、アイテムを取った瞬間に敵が湧き出るというシリーズ伝統のしかけがあるので注意です。大量のアイテムがこれみよがしに置かれている場合、取った瞬間に敵が湧き出る可能性が高いので、戦闘準備を済ませてからアイテムを取りましょう。
Croteamにお願い
独自のゲームエンジンにこだわるのも良いですが、もっとコンスタントにシリーズをリリースして欲しいですね。流石にまたせ過ぎです。
もちろん、9年前の時点では、Unreal Engine は非常に高額でしたので、Croteamの規模では採用は難しかったでしょうし、たとえ採用できても、Fortniteが存在しなかった当時のバージョンでは、シリアスサムのように広大なマップに大量の敵を出すことには対応できなかったことは想像できるので、独自エンジンを否定するものではありませんが、それでももう少し早く出せるとは思います。
流石に今回でエンジンも完成したと思いますので、次回作はスムーズに出してくれることを願います。まあ、その前にDLCを頼む。
Steam User 41
Co-opで難易度ハード (ノーマルのひとつ上)を1回クリア。
サブ目標をこなしつつシークレット探しも適度にやり、クリアまでの所要時間は大体12時間程度。
良い点
✔ 豊富な武器種
✔ 広大なマップと大量の敵
✔ 派手で強力なガジェット
✔ 2丁同時装備、敵へのライドといった新システム
✔ 遊び心のあるシークレット
✔ 戦闘を盛り上げる様々なBGM
悪い点
✗ やけに高い要求スペック(最適化不足)
✗ 極端なレベルデザイン
✗ 意味の薄いビークル
✗ 途中のチャプターから開始すると一部装備が消える(Co-op時) 修正済み
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大量の敵を撃って撃って撃ちまくる爽快感
大量の敵を豊富な武器と圧倒的火力で粉々に粉砕しながら進むあのシリアス・サムが帰ってきた。
最序盤こそピストル一丁とチマチマした敵の出現に焦らされるものの、割と早い段階でショットガンなど他の武器を入手でき、マップも広く開けた場所が多く用意されている。
そして、今作の目玉はなんといっても一度に出現する敵の多さ。
通常の戦闘シーンでは同時に100体ほどの敵が出現することもあり、一部のシーンでは(恐らく)数万体もの敵が描画され、まさに"戦争"といった雰囲気を味わえる。
そんな大群を相手にひたすら正面から撃って撃って撃ちまくる、その爽快感こそがシリーズの醍醐味であり、今作はその点において満足を得られる出来だった。
進化した戦闘システム
全体の雰囲気としてはこれまでのシリーズ同様オールドスクールなFPSだが、重火器や異なる武器種の2丁同時装備やオルトファイア、敵へのライド、ド派手で強力なガジェットといった新システムが戦闘にさらなる楽しみと幅をもたせている。
2丁装備やライド、あとは近接攻撃といったサムの能力は道中で得られるS.A.M.(所謂スキルポイント)をツリーに割り振ってアンロックしていく形式で、ポイントの割り振りはいつでも変えることができる。
チャプターを進めるにつれて使えるスキルポイントが増える関係上、物語序盤ではやれることが少ないというのが少し残念だったが、その分後半における火力のはっちゃけぶりは、序盤の退屈さを吹き飛ばすのに十分足るものだった。
ガジェットは道中任意にプレイできるサブ目標のクリア報酬として貰えたり、シークレットとして各マップに大量に配置されている。
種類も回復・支援・攻撃用と豊富で、基本的にどれも強力なものとなっている。
特に直接敵にダメージを与えるような攻撃型のガジェットは、使用するとその時点で画面上にいるすべての敵が死亡するレベルの中々にぶっ飛んだ性能を有しているものもある。
そういったガジェットは演出も派手で見てて楽しい半面、一部の戦闘シーンではこれらを使用することを前提としているような夥しい数の敵が出現するため、そういった場面では少々戦闘が大味になりすぎていると感じることもあった。
弾薬の配置に難あり
戦闘自体は楽しいのだが、レベルデザイン、特に弾薬の配置に関しては難があると感じる事が多かった。端的に言えば、配置される弾薬の種類が限定されすぎている。
この戦闘エリアではこの武器を使えと言わんばかりに1~2種類の弾薬のみが大量に配置されていることが多く、せっかく豊富な武器種があるのに、その選択肢をこういう形で奪ってしまうのは実にもったいない。
後のアップデートでバランス調整が入るのかは不明だが、できることなら全種類の弾薬を一定量ずつ補充するようなアイテムがあればありがたいと思った。
パフォーマンスやバグについて
今作が評価を落としている主な要因として、最適化不足が挙げられる。
パッと見1世代前のグラフィックで要求スペックはやけに高く、解像度2560x1080、RTX 2080/Ryzen 7 3700X/32GB DDR4-3200の構成でウルトラ設定だと40~70FPS程度しか出なかった。
また、小規模開発の定めか、細かなバグが多い。
マップ外に行けるのは日常茶飯事、場所によっては普通に歩いて行くだけで壁を突き抜けられるところもあり、敵に触れた瞬間2,000m以上吹き飛ばされるなんてことも。
ミッションの進行に大きく支障をきたすようなことはなかったが、シークレット探し中に行けそうなところが意図しているのかそうでないのかが分かりづらく、いつマップ外に落ちてしまうのかとヒヤヒヤした。
Co-op時の注意点
一点、Co-opで途中のチャプターから開始した場合、それ以前のチャプターで獲得した一部の装備が引き継がれないという問題がある。サブ目標の報酬としてもらえる武器やアタッチメント、シークレットとして拾ったガジェットがそれにあたり、メインの道中で入手する武器やS.A.M.は引き継がれる。仕様上仕方ないのかもしれないが、とあるアタッチメントが序盤のサブ目標のクリアでしか入手できないため、それ以降のチャプターから再開した場合は最後までそのアタッチメントを使用できなかったのは非常に残念だった。
追記: 10月09日に配信されたパッチで、Co-opでも装備の状態が保存されるようになった。
まとめ
大量の敵を相手に弾や爆薬をばら撒き、時には殴り倒し、また時には乗って操り。
戦闘面に関してはシリーズの良さを引き継ぎつつ、さらに新しい要素を多数取り入れてパワーアップさせた良い出来だと感じた。
敵についても過去作で不評だった点は概ね改善されており、ストレスを感じるようなシーンはほぼなかったが、とあるボスがやけに固かったのが少し気になった。
全体的に作りが荒い点については否めないが、後半になるにつれ激しさを増す戦闘は、細かい問題など吹き飛ぶほどのインパクトと楽しさがあるので、バカゲーの類が好きな人ならば是非オススメしたい。
Steam User 32
火力を増して帰ってきたサム
Jewel of the NileやLegend of the Beastから数えて、約8年ぶりとなるシリアスサムの新作。時系列は一番初めの物語なので新規プレイヤーにも入りやすい。結論から言うと、Serious Sam 3: BFEをベースにして、評判の悪かった敵・パズル・環境を抜き、重火器二丁持ちで火力を上げた内容となっている。
良かったところ
火力マシマシの二丁装備
スキルの選択で二丁装備ができるようになるとオートショットガン+デバステーターとか、キャノン+ミニガンといった凶悪な組み合わせで同時に攻撃ができる。今作では一度に登場する敵が多い為、いかに素早くさばくかが重要。そんな局面で二丁装備が活きる。
今までの作品では基本的に一つしか装備できなかった為、敵に詰められると爆発系の武器が使用しづらく、敵に合わせて武器を切り替えるのが面倒な部分もあった。それが二丁装備により解消されている。敵に詰められた時は連射武器、遠い敵は爆発武器など、遠近の攻撃を同時に行えるようになったのも良い。
同じ武器を装備することもできるのでミニガン二丁持ちでカミカゼの大群をなぎ倒すとか、デバステーター二丁をぶち込みまくるといった豪快なプレイを可能にしている。二丁装備はこのゲームのデザインに適しており、改善といっていいだろう。
飛び散る肉片
敵を倒した時の肉片の飛び散り方はシリーズトップクラス。重火器で敵をなぎ倒すのがとにかく爽快。
キリが良い波状攻撃
冒頭から今までにない量の敵が登場し、新世代のテクノロジーで圧倒してくる。さすがに敵が多すぎてはゲームが成立しないので演出的な使い方になっているものの、盛り上げ方はうまい。今までのシリーズに負けず劣らずの大群と戦うことになるが、2やBFEのラストのようなだらだらとした波状攻撃がなく、スパッと戦闘が終わるのでテンポが良い。
過去作のウザい敵がカット
どの作品にもゲームデザインに適さない敵が存在し、プレイヤーから評判が悪かった。具体的には即着弾のショットガンゾンビやショットガンクローン、拘束してくるウィッチブライド、テンポが悪いスペースモンキーなどだ。ショットガン系の敵は評判が悪い癖に複数の作品に登場してきたものの、ようやく抹消された。
豊富なロケーション
過去作は似たようなロケーションで延々と戦い、代わり映えがしなかった。2はバリエーションは多いものの、狭くてぶつ切り。今作は様々なロケーションが舞台となり、新しいステージ毎に気分を一新させてくれる。おまけに過去作で不評だったウザいパズルや真っ暗闇やアスレチックがない。
個性豊かなキャラクターとB級ムービー(褒め言葉)
地球防衛軍との掛け合いが多く、シリアスなギャグ満載。各地を転々として戦う様はロードムービーのようで各登場人物のキャラがしっかりと立っていて、ムービーを飛ばさずに楽しめた。ムービー中のアニメーションや日本語翻訳の品質は怪しい部分が目につくがそれもB級的な雰囲気を醸し出すのに貢献している。
イマイチなところ
迷彩する敵
フォトリアル寄りのアートデザインなのだが一部の敵が背景や影に紛れ、視認性が悪い。過去作はだだっ広い砂漠やシンプルな構造の遺跡ステージで敵を発見しやすかったが今回はオブジェクトが多く、敵を見落としやすい。雰囲気よりも戦闘重視のゲームなのでここはマイナス。
テンポが悪い敵
素早く移動して狙いづらいドローン、無敵状態のあるバンパイアは戦闘のテンポを落としている。ウィッチブライド並のウザい敵が登場しなかったのが救いだ。
アモパックが存在しない
過去作には全ての弾薬を増やすアモパックというアイテムが存在した。要するに全部の弾をやるから好きな武器で遊べというアイテムだった。それが今作には無く、しかもマップに応じてここはこの武器で戦えと強制させるような弾薬の配置となっている。せっかく二丁装備で火力を増したにもかかわらず、好きな組み合わせでは戦えない場面がある。
COOPで武器がリセットされる
サブミッションをクリアすると強力な武器や装備が手に入るのだがCOOPでは毎回リセットされ、引き継ぎができない。後半で普通に拾えるならばいいのだが一部の武器は拾えないのが残念。
武器が多すぎて選択が混雑
武器の種類は今までで一番多い。色んなおもちゃが増えているのは良いのだが選択するのが大変。二丁装備でより混乱する。サークルメニューで武器選択をできるようになっているものの、戦闘中に選択するのは難しく、根本的な解決にはなっていない。
二丁装備の集弾性が悪い
二丁装備中は一部の連射武器の集弾性が著しく下がる。二丁持てる代わりに狙いづらくするというゲームデザインは分かるものの、弾薬数にめちゃくちゃ余裕のあるゲームではない為、一丁と二丁を持ち替える手間や武器選択の混雑さを増している。
だだっ広いだけで戦闘密度の薄いマップ
一部のマップはものすごく広いが敵の密度が薄く、マラソンゲームと化す。乗り物があればいいものの、登場しないところもあり、無駄に移動に時間を費やされる。
これは間違いなくシリアスサムだ
このシリーズはここは良いけどここは……という賛否両論を常に孕んだ作品であり、今作にも当てはまる。敵の量の多さを二丁装備で解決しようとする脳筋的な方向性は支持したい。バカみたいな大群に向かって弾を撃ち込み、肉片に変えていく光景はまさにシリアスサム。伝統を守りつつも新たな要素も取り入れていくCroteamを私は応援したい。しかし、BFEから4が出るまで余りにも長かった。2の後の話はいつ出るんですかね……。
Steam User 12
今作は序盤が終わると怒涛の大群ラッシュで
過去作で物足りなく感じたかもしれない大群と出会う機会が非常に多い
最後に行くにつれて雑すぎる大群を相手に戦う事になる
アイテム収集などの面倒くさい要素が薄く
3のような中盤まではわりと普通のFPSしてるみたいなのが無い
脳筋に優しいストーリーになっている
撃ちまくって大群を薙ぎ払いたい人にはお勧めの一品
また新要素のスキルでどんな武器も二丁で撃ちまくれたり
頭空っぽで撃ちまくるには最適である
アップデートで3MAPであるがサバイバルモードが追加された
だが過去作の良かった所が無くなった点もある
最大4人COOPになった
設定を下げたら良いだけだがかなり重い
DX12はめちゃくちゃ重いのでDX11でプレイしましょう
ワークショップ対応でMODで16人でプレイする事も可能になりました
ロボなどんい乗る場所はプレイ人数が多いと圧巻なので体験して貰いたい
Steam User 12
両手に銃を持って、数百数千のエイリアンを殺しまくるFPS。
多彩な武器を状況に応じて使い分け、避けて、撃ちまくるいつものシリアスサム。
シリーズ最高クラス(LastHopeは除く)の火力で、いつも以上に撃ちまくりとなっている。
敵の数が多いほうが楽しいので、シリーズ他作品同様に難易度シリアスまでプレイすることを推奨。これまでのシリーズ同様、オススメできる出来となっている。
敵3倍動画(難易度シリアス)
1.05パッチで敵の数を11倍(更に人数毎に+可能)まで設定できるようになった(他にも細かい良調整有り)。いままでのシリサムの公式CoopといえばCoop追加分の敵はいるものの数える程度で、敵の体力がプレイヤー数で増える設定はあったが敵の取り合いという状態に近かったものが解決された。雑に倍々で増えるわけではなく、出現タイミングをずらしたり、いやらしい位置にいる敵は増やさなかったりと工夫を感じる。
以下詳細レビュー
シリアスサムシリーズはTSE以降、良い点も追加されれば悪い点も追加されてきたが、TFEから大きな差異はなかった。ここにきてシューター部分を強調するように方向性を変更したように感じられる。シンプルなゲーム性である以上、焼き増しになりかねないため4のような挑戦は歓迎すべきだろう。
今作は前作までと違う点が3点あり。それらはゲームバランスに大きな影響を与えている。
・弱点
弱点ダメージが追加された(ダメージ3倍)。
弱点に当てればどんどん死んでいく。ダブルバレルショットガンで牛が1発で倒せたり、本来ならアサルトライフルでは倒すのに時間が掛かっていた敵も手際よく処理できる。これまでシリサムは撃ちまくりの忙しいエイムではあるものの繊細なエイムとは無縁であったが、弱点の追加によりエイミングに関しては1段上の楽しさができた。(一部ヒットスキャン武器の腰撃ちで撃ち続けた場合の精度が悪いが、弱点を撃てすぎないようにするためだと思われる。)
倒せる手段の選択肢が増えたものの、武器選択の機会は少なくなってしまったように感じられる場面もある。特に今作は弾が過剰なほど配置されており拍車をかけている。
・デュアルウィード、セカンダリファイア
武器を両手に、終盤では左右別々の武器を持てる。
追尾ロケットやクラスターグレネード、ビーム等のセカンダリファイア追加。
火力が増えたことにより、更に多くの敵が出現しても処理が可能になった。恐らく1度の出現での密度はシリーズ1だろう。今までのシリサムがちまちまと小出しに敵を出してきたと感じるレベルである。
敵の湧きが雑と感じるユーザーもでてくるだろうが、逆に凝った配置にし過ぎるとデュアルの火力は活かせない。ここらへんの調整は難しいが上手くやっていると思う。
豊富な武器種とデュアルの代償として武器の持ち替えが煩雑である。ウエポンホイールがあるとはいえ、デュアルの切り替え、特に左右別々に持とうとした場合は慣れが必要。
・ガジェット
回復や強化アイテム、ボムを持ち運べる。
基本的にはサイドミッションやシークレットで入手が可能。派手で楽しい。
だが強力すぎる効果の割に入手できる数が多すぎる。特にブラックホールは1シーンまるまる飛ばせるほど持続時間が長かったり、シリアススピード・ダメージ・レイジが一つになった強化アイテムなど、複数個持ち運べるにしては強すぎる。
配置を覚えていれば難易度シリアスでもガジェット無しで突破できるバランスなので。弱点やデュアルでのシステムに慣れないユーザへの補助的なものもあるのかもしれない。
Steam User 17
SeriousSamの最新作だよ
それ以上の説明はいらないよ
買おうね
Steam User 8
序盤は前作sam3BFEをプレイした人なら感じたかもしれない敵が少ない武器が少ないマップが狭いでもやもやする場面が多い
ただストーリーが進むにつれてマップもどんどん広くなってわんさか敵が湧いてくる場面では余るくらい弾薬が落ちていて撃ち放題なのでそこまでストレスは感じなかった。シングルプレイでもストーリーが3より前の話なのでNPCが一緒に戦ってくれたりします
DOOMのような武器ホイールでの武器選択が出来るようになったので武器が増えてきてもチェンジが苦にならないです
スキルツリーも追加されてリロード高速化、エイム時の移動速度ダウンを消す等があり、武器の2丁持ちスキルで敵の種類が混ざった混戦でもロケットランチャーで雑魚を飛ばしながらデバステーターで中型大型をミンチにしたり果ては大砲2丁持ちまで色々出来て楽しい
最初はなんだか微妙だなと思ったけど割とスムーズに進行していくのでそこまでストレスも感じなかった
ボス戦のBGMも格好良いしロボパートもどうかと思ったら思ったより操作感も快適でした
クソ広いフランスのマップは移動がちょっとだるかったくらい
3でイライラした即着弾攻撃はあまりないので避けながら戦えます