Serial Cleaner

中毒性のあるステルスゲーム。
操作方法も目標もシンプル、単純明快。
言葉がわからなくても楽しめます。
switchで数ヶ月みっちり寝る間も惜しんで遊び倒しました。
steam版は英語限定ですが、PCでも遊びたくて購入。
そうです。switchとsteam両方で買いました。定期的に遊びたくなる。
殺人現場の掃除人、ネタはダークなのにポップに仕上がっているし
音楽も演出も良くて、大好きなゲームです。
掃除そっちのけで警察官と鬼ごっこもできるし、拘りの縛りプレイもできる。
steam版で残念なのは、日本語訳がないことぐらいです。
良訳でワクワクするシナリオでした。steamでも対応されたら良いのになあ。
どうして未対応なんでしょう？勿体ない。

賭博で負けが込み、借金返済のため裏稼業に手を染めた青年のステルスアクション。
お仕事は事後処理業者。他人の殺人現場でサツの目を盗んで証拠品を奪取、死体は担いで自分の車に放り込み、血痕も拭き取って証拠隠滅を行っていく。

警官は視野は広く足も速く、バレると簡単にお縄になる。ステージが進むと特殊能力持ちの警官も続々登場。
ただしゴミ箱などに隠れるとあっさり見失うなど案外ヘタレ。警備のハイスペックぶりを回避のしやすさでバランスを取っている形になっている。
これをリアリティの乏しさと見るか、多少強引なプレイも可能な懐の深さと見るかで評価は分かれるかも知れない。
また死体その他の配置にランダム性があり、同じステージでもミスするたびに毎回それらがシャッフルされる。
これも攻略法の構築し直しが面倒と見るか、ローグライクよろしく毎回新鮮な気持ちで遊べると捉えるかで評価は真っ二つになるだろう。

好き嫌いは分かれそうだがゲーム自体は警官の巡回ルートなどを観察・把握し、周囲のギミックも駆使して隙間を突いていくステルス物の醍醐味を満喫できる作りになっている。筆者は楽しく遊び倒した。
ストーリーはハードボイルド一直線。初めは盗んだ証拠品を飾って楽しんでいた主人公だったが……闇バイトはダメ、ゼッタイ。
日本語訳がないのが惜しまれる。まぁ読めなくてもプレイには支障はない……最終面以外は。
（最終面は「人を襲おうとしている姿を」「カメラに収める」必要がある）
ちょっと手強いステルスアクションを求めるなら損はさせない。と筆者は思う。

些細な短所として、クリア後に色々なレギュレーションでクリアタイムを他プレイヤーと競えるランキング機能が解禁されるのだが、先述したステージのランダム性ゆえ競技の公平性がないのが気になった。
あとランキングにチートが散見されるのを何とかしてほしい。