Pyre
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Pyre is a party-based RPG from the creators of Bastion and Transistor. Lead your band of exiles to freedom through a series of mystical competitions in the Campaign, or challenge a friend to a fast-paced ritual showdown in the head-to-head Versus Mode. As you traverse the desolate and beautiful Downside, you'll battle against a colorful cast of adversaries in pitched, high-stakes confrontations. Each victory (or defeat!) brings your exiles closer to enlightenment: Whether you prevail or you fail, your journey continues in a branching story with no ‘Game Over’. From the vibrant hand-painted artwork to the evocative musical score, every aspect of Pyre's presentation draws you into its fantasy world.
Steam User 76
一通りクリアしたため追加、添削しました。
・概要
基本の骨格はテキスト主導のADV、育成、アクションパートで成立する、オーソドックスな形です。が、「全体」としては「星の読み手となって仲間を導き、出会いと別れを経験するゲーム」としか言いようがない、変わった構造となっています。どう変わっているのかがネタバレになるので書けませんが、個人的にはここがPyreの肝であり、おぉ、と驚き感動した部分です。お勧めするかしないかというより、「誰もがそうか分からないけど自分は鳥肌ものだった」というボタンが欲しくなる作品。
・アクションパート
3on3バスケットを「一人が操作する戦術アクション」となるよう改造した…という感じで、これ自体よく出来ていて、プリミティブに面白いです。
チームメンバーは自律行動したり、RTSみたいに複数に指示を出すタイプではなく、AI側にしろプレイヤーにしろ、一度に動かせるのは切り替えた一人のみ。またTransistorのような時間停止があるわけではなく、常時リアルタイムです。
AI性能ですがユニット特性や戦術を把握しており、高難易度にしておくとかなり小癪な動きをしてくれます。さすがにAIの限界で隙があるのでそこを突き続けられれば勝てますが、一度ペースを握られると綺麗にゴールを決められるし、もつれると白熱した試合にも。システム上、失点は偶然や反射より判断ミスのせいなので「AIの分際でこの野郎…!」となります。自分でハンデをつけて取得経験値を増やすシステムもあり。
・ADV、育成パート
小さな分岐こそあるがルート固定の序盤がわりと長く、ここで全然ナラティブじゃないじゃないか、と不満に感じることはあるかもしれません。
世界観は重厚なものの登場人物の掛け合いはコミカル要素多めで、また主人公に決まったキャタクター性がないあたり、雰囲気は過去作と大きく異なってきています。
育成の自由度は高く、お気に入りを贔屓するのも、満遍なく出場させるのも「主人公の選択」であり、ゲームがそれについて来るのみで、ゲームからは強制されません。
・文章
会話、アンロックされるテキストともにかなりのボリュームがあり、しかも平易な英文というわけではない感じです。ただ全ての固有名詞はマウスオーバーすることでイラスト付きの親切な注釈文が出るため助けになります。
また選択肢も必ずマウスオーバーでその項目を別の言い回しで解説してくれるため、テキスト型ADVによくある「そういう意味でYesを選んだんじゃないよ!」といったすれ違いが起きにくい。この方式は全てのADVで採用して欲しいくらいですね。
・映像、楽曲
Supergiant Games作品でわざわざ言及するのも野暮かもしれませんが、素晴らしいです。特にステンドグラスやフレスコ画、蒔絵を彷彿とさせる絢爛とした映像、それを盛り上げるサウンドは、動画やスクリーンショットではなく、実機で動いているのを見て欲しいところ。
Steam User 25
日本語版がない点が非常に残念ですが、ストーリー、ゲームシステム、雰囲気、すべてにおいて完成度の高いゲームです。
テキストについては、古風な言い回しであったりと、少し難解な部分がありますが、重大な決断を短時間で選択するといった場面はないので、英語を調べたり飛ばしたりしつつプレイできる方であれば問題ありません。
YouTube: vs COM対戦モードの紹介動画
Steam User 26
ロールプレイングゲームとは何であろうか。
もちろん、役割(ロール/roll)を(即興で)演じる(プレイング/play-ing)遊戯(ゲーム/game)と見たままのことを述べることはできるが、ではこれは何だろうか…と考え始めると、(行為主体がプレイヤー=自分自身に委ねられているがゆえに)無限大の広がりを持つがゆえ、この定義をそのまま援用すると何でもRPGになりかえって定義しづらくなる…そんなゲームもSteamにはいくつか存在する。
本作はSupergiant Gameの3作目にあたり、その発表時点から私はWishlistに入れていたが、Supergiant Gameのゲーム性向に加えゲームジャンルとして私が好ましくないと思っている「スポーツ」のタグが入っているがゆえに購入は見送っていた作品である。
昨今の割引セールに乗じて購入したが、やはりこれはRPGではなかった。否、RPGの一つの形ではあるが、その要素はスポーツ>=アドベンチャー>RPGと非常に少ない。そして、これをRPGと定義するならば(日本ライクの例えだが)頭脳戦艦ガルとて「頭脳戦艦ガルを演じる」という意味ではRPGであり、もっと言えば、ゲームは世界における選択への自由意志が単純的に介在する時点ですべからくRPGになってしまう、そんな上述のような曖昧さを持っている。
メインとなるゲーム部分は単純、「3vs3でボールを奪い合い、抱えたボールを妨害をくぐり抜けながら(炎上している)ゴールまで運ぶ」という、つまりアメフトである。移動速度やら魔法攻撃の使い勝手やらキャラクターの性能による差異やらはあるが、そういう性能差はこの手のゲームではおなじみであろう。なるほどアクション満載というかこの部分ではアクションしかない。またWASDではなくマウスで動かすので直感性が少ない。アドベンチャー部分は分岐による無限の可能性を網羅しているというだけで、RPGというのはちょっと頭をかしげる。
あのSupergiant Gameだけあってグラフィックに手抜かりはなく、そのタイトル通り炎の揺らめき、光の揺らめき、魔術の揺らめきは類を見ない美しさがある。旧作からの伝統でありある種の潔さすら感じる、ミュシャのように陰を濃淡だけで表現するようなグラフィックも悪くはない。BGMも変わらずDarren Korb氏が担当しており、提供曲も39曲(+バリエーション40曲)と多い。特に本作BGMは旧作以上に弦の傾倒が顕著なので、弦が好きなら買うのも一興だろう。サントラ込みで3000円という価格設定を考えればサービス精神に満ち溢れているといっていい。
さて、私はなぜかこのゲームを赤く評価しようという衝動にかられる。このゲームはRPGやアドベンチャーの皮を被ったスポーツゲームであり、そういう欺きとスポーツゲームというだけで赤くすべきではないかという懸念に駆られているためである。絵は良い。BGMは良い。ゲーム性にブレもなくひどいバグもない。単にそこだけが気に食わないだけであるが、それでは頭脳戦艦ガルをSTGとして評価せず「全然ドラクエっぽくないから嘘つきのクソゲー」と断じるようなものである。
"総合評価"として青くさせていただくが、それは聖剣伝説4を高く評価した連中の愚に近いものであり、このゲームのメインは球技争奪戦であること、WASDではなくマウス機動であるため直感性が少ないことなどでメイン部分の魅力が乏しいように見受けられたことは留意されたい。
ちなみにゲーム内造語や特殊用語がやや多く(例えばゲーム内での火力評価値(?)は「Glory」である)、アドベンチャーゲームの常としてテキスト量が非常に多いので英語力要求度は中位に属する。
Steam User 27
あえて日本語でこのレビューを記したいと思う。
コンピュータ・ゲームの誕生から幾星霜、小島秀夫を筆頭としたクリエイターたちによって、ゲームは「文学、映画、音楽、絵画など全てを網羅した総合芸術である」と明らかにされて来た。
この「Pyre」は、歴史に残すべきその一つの到達点であると言える。
まず、日本語を母語とする皆さんに、ふたつ、とても大事な事を伝えたい。
このゲームの真髄を楽しむには、「大長編の英語小説」をつぶさに読み上げる程の努力が必要という事だ。
しかし、このゲームはその努力を、期待の何十倍、何百倍にもして報いてくれる。
ゲームプレイの主要な部分は、主に文章を読み進めるアドベンチャーパートと、サッカーのような戦闘パートに分けられる。
物語のあらすじはこうだ。
あなたは「文字の読み書きが禁じられた国、コモン・ウェルス」から追放され、「ダウン・サイド」へと流れ着いた。
そう、あなたは「読む事が出来る」為に流罪を受けたのだ。
死の淵をさまようあなたを救うのは、あなたの仲間となるチーム、「ナイト・ウィングス」の面々だった。
「Reader(読める者)」そう呼ばれるあなたは、まさにリーダーとなり、仲間たちの罪を滅ぼし、自由を勝ち取るための神聖な競技「ライツ」の司令塔となり勝ち抜いて行く事になる。
戦闘の部分「ライツ」については本当にサッカーのような感覚の競技で、最初はとっつきづらいが何戦かこなす内に白熱してしまうシンプルさと、幅広い戦術を取れる奥の深さがある。
そしてこのゲームの何よりの美点は、やはり物語だ。
このゲームは文字通り、「あなただけの」物語を提供してくれる。何せ、複雑に絡み合った数多のキャラクターの命運があなたの決断や「ライツ」の勝敗で左右されるのだ。開発者によればその結末の数はなんと「約2億」である。
私は私の物語を終えた。
恐らくは、しかも良い意味で、私は二度とこのゲームのストーリーモードを遊ばないだろう。
何故なら、私の愛する彼らの運命は既に定まり、私はそれを受け入れたからだ。
そして私は死ぬまで彼らを忘れないだろう。
そして、あなたにはあなただけの物語が待っている。
どうか、あなたと彼らの物語を紡いで欲しい、それは一生の宝物になるはずだから。
Steam User 8
その世界の設定資料集が聖書として崇められる設定はちょっと斬新だと思う
Steam User 0