Prime World: Defenders

タワーがカードになってるタワーディフェンス
カードを合成してタワーの性能を強化できる
火力が足りないとクリアできないステージもチラホラあって
カードを強化するためにやりこめる
毎日起動するたびにアイテムがもらえる

M&M的な世界観にカード収集/強化要素を加えたTDの佳作。23ステージ、20種のタワー/11種の魔法(それぞれ強化可能)、36種(12×色違い3種)の敵、複数のボスが存在し、30時間前後はたっぷり楽しめる。主人公にもレベルやPerkが存在し、ステージクリア、Lvアップ、実績解除の報酬としてタワーや魔法、主人公まで強化出来る育成要素がある点が本作の特色。また、ストーリーのキャンペーン以外にもHard,Normal,Easyの3種類のランダムミッションが常時プレイ出来、各種Farmが出来るようになっている。良かった点はビジュアルデザイン全般。世界観、敵、タワー、魔法等は無機質で素っ気ないデザインのTDに比べて、随分と良く見えるしエフェクトも楽しい。次にカード(タワー、魔法)も豊富に存在する為、ランダムに新しいカードを入手する度、機能やデッキ構成を考えられる点も面白かった。駄目な点はゲームバランスと後半になるに連れ出てくる作業感。これは特定の強いレアカードを入手＆一定の強化をすると、デッキ構成を考える迄も無く大抵のステージはゴリ押しクリアが出来る点、逆に一部ボス戦は腕前に関係なく、事前の強化無しではクリア不可能なぐらい難易度が跳ね上がる点が元凶になっている。なお、クリア不可の面が出てくればデッキ構成に工夫を入れるかランダムミッションでのFarmをするかの2択になるが、このランダムミッションがHardでも異常に簡単で作業そのもの。要するに、カードを強くし過ぎると作業的で楽しくない、逆にカードの強化を怠っているとクリア不可能な面が出てくる、かといって、カード強化は作業感が強く面倒、といったように、ゲームがある程度進むと、どうしても作業的にならざるを得ない点が見受けられたのが気になった。また一度クリアしてしまうとスコアアタックぐらいしかやる事が無く、リプレイ性も高くは無い。開発側としてもフォーラムで積極的にユーザーからのフィードバックを募り、発売前の現在進行形で複数回のバランスアップデート、バグ取りを適宜行ってはいるが、発売時に改善されているかは分からない。引き続いて各種調整、修正以外にも追加でサバイバルモード的なものや、新タワーの実装、マルチプレイヤー要素なども検討している模様。今後のアップデート次第ではかなりの良作に化ける可能性を秘めたゲーム。

タワーディフェンスゲーム。メタスコアが低いが長時間遊べます。
普通のTDと違うところは新しいタワーを手に入れる為にカードを買うか
ステージクリアして報酬として貰うかしないと揃わない。
カードを強化（３段階まであげるevolutionと攻撃力をあげるfuse）が２種類あり、
ゲーム中に強化していくゲームではない。
魔法カードも存在していて魔法によってslow,stunと効果は色々あるけども
これも強化していかないと話にならないで、カード育成が面倒と言えば面倒だが
やり込み要素はあります！TD好きな方はぜひ(о´∀`о)

　元々、タワーディフェンスゲームが好きってのもあるが強いタワーが欲しいがために何度も同じマップをプレイしたりやりこみ要素あり。
　RPGのレベリングが面倒な人とかには合わないかもしれないけど。

育成要素に重点を置いたタワーディフェンスゲーム。いや、むしろカード育成ゲームにTD要素が追加された物と考えても良いかも知れない。TDとしての戦略を練るよりも稼ぎを繰り返し強いタワーやスキルを入手した方が手っ取り早いと言ったバランスは、TD好きにはクソゲー認定されてしまうかもしれない。
しかし、自分はそこまでストイックなTDは求めてなかったので、手持ちカードで進めるだけ進んで厳しくなったら育成、と言った温いプレイならそれなりに楽しめた。難易度の上がった二周目まで全てのマップをクリアー済み。
ちなみに、一切育成を行わずにプレイ出来るバランスにはなってない。初期タワーのダメージが100程度で、最終的には万の桁のダメージを出すタワーで何回も攻撃して何とか倒せるような敵だらけになる。なのでこのゲームで純粋にTDだけを楽しむ様なプレイは不可能。
このゲームではタワーやプレイヤーの使う魔法、タワーを強化するアイテムなどを全て「カード」として入手する。カードはマップをクリアーしたり、店売りのカードセットを買う事でランダムに手に入る。どのカードを確実に入手すると言う手段は無いので、カードの出方によってはゲーム進行が難しくなる可能性もある。ただ、自分がプレイした限りでは手持ちのカードを元に育成を行い、使い方を工夫すればなんとかなるバランスだと感じた。カードの希少性には「ノーマル・レア・ユニーク」の三段階があり、一周目をクリアーするだけなら「レア」までのカードで可能となっている。
育成や稼ぎを避けては通れないゲームであるので、評価する上ではそこをどう感じるかが最も重要な点になる。少なくとも、TDとはタワーの選択と配置が全てであり他の要素は蛇足であると考えるような人が手を出すゲームでは無い。自分はそこまでストイックな人間ではないので比較的楽しめたが、それでも途中では「戦略の問題なのか育成不足なのか」と、悩む場面が多かった。育成の範囲が広い分、手持ちの戦力でクリアー可能かどうかが分からないので、どうしても戦略に集中できない点は問題かと思う。
バランスとしてはしっかり育成しておけばかなり温く、一定以下の戦力ではまるっきりクリアー不可能と行った感じで、丁度良い難易度というのは難しい。
ただ、温いとは言ってもゲーム中はタワーのアップグレードや敵のWave管理、任意に使用できる魔法の使用などでかなり忙しいゲームではある。強いタワーを適当に建てたら後は見てるだけと言う事は無い。
このゲームをプレイする場合には、TDをプレイすると言うよりも、カード育成した結果をTDで確認するゲームと言う程度の認識の方が良いかも知れない。育成して強くなった結果を分かり易く表現すると言う意味では、TDは良い表現手法だと思う。蹂躙されるばかりだった敵を次々と撃破していく自分のタワーを見るのは気持ちがよい。
純粋なTDとしてはオススメしないが、ある意味中途半端なハイブリッドゲームとしては結構面白かったので、それを踏まえて貰う前提でオススメしておく。
追記として、レビュー執筆時のプレイ時間40時間は放置時間も含めての物なので、育成や二周目の高難易度モードクリアーまで実質30時間強程度かと思う。主に一周目ラスボスと二周目の特定マップで行き詰まってプレイ時間が延びている。40時間丸々延々と稼ぎが必要だった訳ではない。
以下簡単なアドバイス
・魔法はマジ大事、特にボス戦マジ重要
・タワー合成は1+2よりも2+2の方が強くなる、詳細はSteamGuide参照
・スターは失うと再び稼ぐのが大変、使用は計画的に

わかる人にしかわからない表現だけど
課金要素をなくしてパッケージにして、近接ブロックをなくしてキャラや好感度要素をなくした代わりに
同じユニット（タワー）を多重配置可能にし、ランダムマップ要素を追加した千年戦争アイギス
ユニットの強化による性能上昇がわかりやすいために育成の快感が強く、育成ユニットの選択と配置箇所の選択という戦略性が強い
またアイギスと比較して上限が低い上、カリスマスタミナといった要素も当たり前のようにないためプレイ制限をされない（当たり前だが）
ただし育成の作業感が強く、人を選ぶ作りなのは間違いない

塔(カード)のカスタマイズが出来るカジュアル系のタワーディフェンス。初心者にもオススメ☆
攻略パターンが形式化しがちな通常のTDと違って
カードを異種合成や多重合成を繰り返して自分好みに強化可能なのでセオリーにとらわれない遊び方が出来る
ムズいステージも強化して出直せば簡単にクリアできるようになるので詰まる心配はない