Outer Wilds
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Outer Wilds is an open world mystery about a solar system trapped in an endless time loop. Welcome to the Space Program! You're the newest recruit of Outer Wilds Ventures, a fledgling space program searching for answers in a strange, constantly evolving solar system. Mysteries of the Solar System… What lurks in the heart of the ominous Dark Bramble? Who built the alien ruins on the Moon? Can the endless time loop be stopped? Answers await you in the most dangerous reaches of space. A World That Changes Over Time The planets of Outer Wilds are packed with hidden locations that change with the passage of time. Visit an underground city of before it's swallowed by sand, or explore the surface of a planet as it crumbles beneath your feet. Every secret is guarded by hazardous environments and natural catastrophes.
Steam User 24
好奇心≧恐怖の濁流と、謎解きの快感に呑まれるゲーム
まず、このゲームは下手なホラーよりも怖いです。
お化けやゾンビ的な恐怖ではなく、生命を脅かすものや自分の手ではどうにもできないもの、理解の及ばないものに対する恐怖です。
「自然は美しい」「自然は偉大」などというのは月並みという言葉では足りないくらいの凡庸かつ陳腐な表現です。雄大な大自然は確かに美しいものです。ところが、雄大過ぎる自然というのはもはや恐怖でしかないのです。それを教えてくれるゲームです。
スタート地点の惑星はおそらく、奇跡の星と呼ばれる我々の住む地球がモデルで、(少なくとも我々から見れば)平和で理解の及ぶのんびりしたところです。しかし、一歩そこを踏み出して大宇宙に出ると、自然などという言葉では足りない、さまざまな「現象」に立ち会うことになります。目を疑う光景も、そこではごくごく「自然」な「現象」なのです。
これらの「現象」は、プレイヤーに本能的恐怖を味わわせてくれますが、同時に、宇宙飛行士として宇宙を探検するという臨場感と好奇心を与えてくれます。
「現象」は何も派手なものだけでなく、太陽のスケール感、重力、探査艇の操作感などなど、細部にも宿っています。このゲームの至る所に神が宿っていることはプレイすればわかります。
私はプレイ時間35時間ほどでエンディングに到達しましたが、とある惑星はとうとう最後まで慣れませんでした。恐怖で高鳴る心臓が精神的負荷を受けていることを知らせてきますが、プレイする手を止められないのは好奇心が勝ってしまうからです。あの惑星はどんなところなんだろう?この世界にはどんな謎が隠されているのだろう? 彼らは何をしようとしていたのだろう? 彼らは何故滅びたのだろう ? 〇〇〇〇とは何なのだろう ?
様々な疑問が好奇心という名の渦となり、プレイする推進力となるのです。
恐怖心と好奇心の存在が、このゲームのプレイ体験における太陽だとするなら、月は謎解きの快感でしょう。
このゲームにはあからさまなヒント描写はありません。探検することによって見ることのできる、作中に登場する文献や壁画のみが頼りであり、それらを繋ぐことでプレイヤーの中でストーリーが紡がれます。
プレイしていると、必ず壁にぶちあたるときが来ます。行けるはず、行きたい場所に行けなくてもどかしい気持ちになるはずです。でも、そんなときは落ちついて、探査艇の航行記録を読み返してみてください。多くのヒントはそこにあります。そして、ときには全てを忘れてマシュマロを焼いてください。
そうすれば、いつかきっと謎は解けるはずです。謎解きが得意ではない、むしろ不得意な方の私ですら、自力で全ての場所に行くことができたのですから。わからなくても、外部の力を借りずにできる限り自分の手で謎を解いてみてください。謎が解けたときの快感は、私が保証します。
このゲームの欠点も挙げてみようと思います。欠点があるのは必ずしも悪いことではありません。飛び出ている部分があるということはへこんでいる部分があるということ。それ以上でも以下でもありません。
まず、先述した恐怖という部分。これは受け入れがたい人は受け入れられない部分かと思います。恐怖>好奇心になってしまう場合も、あると思います。そうなってしまった場合、致し方ないことですが、プレイする手が止まることがあると思います。
ここに関しては抽象的な話ばかりだと何の役にも立たないかもしれませんので、例を挙げます。大海原や深海の写真などを見て恐怖を覚える方が、世の中には一定数存在します。そのような方は、プレイするのが難しくなるかもしれません。
もう一つの欠点は、ゲームの特性上、繰り返しのプレイが少々退屈かつ面倒になる可能性があるところです。
ループを繰り返すゲームであるということは製品ページの紹介文にも書かれていることですが、すべての謎を追うためには何度も同じようなプレイをする必要があります。その原因は、検証だったり、失敗だったり、プレイヤーの気まぐれだったり、色々ありますが、ループものの主人公の宿命ゆえ、繰り返しを避けることはできません。
プレイ開始後しばらくはどこに行っても新しい発見がありますが、どこかで必ず停滞します。そこで先述した謎解きのために何度も同じことを繰り返したりすることになります。
そのため、サクサク小気味良いゲーム体験をしたい、ファストトラベルがないなんて論外、といった方には少々辛いかもしれません。
しかし、私も実はプレイヤーとしてはそのようなタイプに属する方だということをひっそりと申し上げておきます。
ここまで読んでくださった方には、ぜひともこの宇宙を探検し、恐怖と好奇心と謎解きを楽しんで欲しいと思います。そして、たまにはマシュマロを焼いて、空を見上げてみてください。下手な操縦で惑星に衝突しても、太陽に飲み込まれても、わけがわからないまま絶命しても、この世界も案外悪くないのかもしれないと思えるでしょう。きっとまた頑張れます。焚火はあなたが見る限り確かにそこにあるのですから。
Steam User 24
これからこのゲームをする方へ
いくらキーマウ操作が得意だったとしてもコントローラーの使用をおすすめします。
私自身、 「FPSをパッドなんかでやるわけないだろ!」という人間であるのに、こう言わざるを得ません。
理由は、このゲームで重要なのがジェットを噴射してのスラスター操作だからです。
キーボードはONとOFFしか認識しないため、 スラスターが常に全力で噴射されるか噴射されないかのどちらかになります。
そのため微調整を行うにはこまめにキーをつっつくことになります。
それに比べてコントローラーはアナログな部分 (Lスティック、LT、RT) にスラスターの操作が割り当てられているので、
そっと押せば少ない噴射、しっかり押せば激しい噴射と強弱をはっきりつけることができます。
これがこのゲームを攻略する上で一番大切なところだと思います。
そもそもゲーム起動時にプレイヤーがコントローラーを握ろうとしている画像が出るのですが、
日本語版ではなぜか文章がでません。
本来であれば「Outer Wilds is best experienced with a game pad...(Outer Wildsはゲームパッドでプレイするのが最適です)」と出ているはずでした。
・ゲームの進行がスムーズになるTIPS(重度のネタバレではありません)
巨人の大海にいるGABBROには早めに話を聞きにいきましょう。
彼は瞑想のやり方を教えてくれます。
一度やり方を教えてもらえば以降ポーズメニューにという項目が追加されます。
これを行うと情報を引き継いだまま即座に次のループにいくことができプレイが非常に快適になります。
PCゲームパスでプレイしましたが、こんな素晴らしいゲームを直接買わないなんてありえないという思いから
Steamで買いなおしました。
ストーリーに関する感想は他の皆様が述べてくれている通りです。最高ですよ。
Steam User 44
過去最高に知的好奇心と恐怖心を刺激されたゲーム
このゲームは、「Stray」、「Journey」を手掛けたAnnapurna Interactiveが開発したゲームということで購入。
DLC含めて35時間弱でストーリークリア。
結論から言うと、人は選ぶかもしれないが、知的好奇心が旺盛な人、ゲームの目的を自分で設定できる人は向いているゲームだと思う。私は非常に満足できた。
このレビューでは、
良かった点
悪かった点
レビュー欄にみられるバッド評価に対するコメント
これらをコメントしていく。
以下はネタバレを含む可能性があるため閲覧注意。本当にまずいネタバレは黒塗りで隠している。
良かった点
音楽がきれい
これはインストールして最初のタイトル画面のところの時点で感じていた。全体を通して音楽のレベルが非常に高い。緊迫した場面、緩やかな場面、物語の根幹に触れる場面と、BGMの臨場感は素晴らしいものがあった。このレビューを書き終えたらサントラを購入予定だ。特にお気に入りは、DLC「Echoes of the Eye」で追加された「流れ者」でいかだに乗っているときに流れるBGM。バックコーラスのようなものが心地よかった。
程よく解きごたえのあるパズル
Aという情報があって、これを使ってBの情報が入手できた。あれ、このAを使えばこっちのCの問題をクリアできて、あ、このDの情報、E地点でわからなかったやつに使えるのでは、という、一見どうしようもないような状況でも他の探索地点に行くとヒントが得られて、クリアのために必要とならない地点、情報が一つもないのが高評価。いわゆるミスリードが一つもない。特に、巨人の大海のコアに行くために別の星の観測所で竜巻の情報を得て、海流を抜けた先に待っていた第二の壁である紫の電磁波の突破方法にはスカッとした。まさかアレを使うことになるとは。
ストーリーの点と点が戦でつながっていく感覚
わたしもすべての情報を収集しきれたわけではないが、点でしかなかった出来事が他の情報によって因果関係が結ばれ、芋づる式に情報が結合していくのが非常に楽しかった。Aが起こった理由がBだったからであり、それによってCの計画が立てられ、できたものがこのDだ、というように、基本的にはすべてがつながっていくのが心地よかった。
知的好奇心に身を任せ、前人未踏の世界を知る恐怖
あれはどうしてああなっているんだろう、タイムループが起こる理由は何だろう、なぜここに建造物があるんだろう、この情報が指している生命体は何なのだろう、といった知的好奇心がこのゲームでの原動力となる。まさに文字通り、謎が謎を呼ぶ設計になっており、問題を深く考えたい人にはとことん刺さるゲームだと思う。そして、それと同時にこの主人公たちは宇宙に対して経験が足りていない。基本的に得られる情報については誰かから詳細を知ることはできず、主人公自身がその情報の第一人者となる。タイムループも、目が覚めた時に巨人の大海から射出されている物体も、目を離すとどこかに行ってしまう石がこの星系に散らばっている理由も、全てはあなたの種族においてはあなたが初めて知る知識である。他の誰も教えてくれない、あなたがあなたの力で得た知識を得ることによって明かされる宇宙の神秘に近づき、理解する恐怖を、とことん味わってほしい。
悪かった点
固定観念にとらわれるとドツボにハマる。
例えば、あなたが四方を囲まれた部屋に放り込まれたとする。窓もドアもない空間でどうするだろうか。普通の人ならとりあえず壁を伝って何かないか探し、次は床、天井とみて、そこで何も見つけられなければ途方に暮れるだろう。ゲームならそこでやめてしまうかもしれない。このゲームは、そのような状況でも「ドア以外の脱出方法はないだろうか」「ここにドアを出せたりしないだろうか」と考え始める思考の柔軟性が必要となる。これからプレイする人にヒントとして伝えられるのは、「このゲームにおいて、到達できない場所は文字通り太陽以外ない」ということである。行き止まりを行き止まりだと考えないこと。必ず別のルートや突破方法が見つけられる。
コントローラーでないと操作性はかなり悪い。
これは多くの方が述べている通りである。このゲームのジェットパックは、0~6段階でブースターを調節できるが、マウスではこれが0or1となってしまう。それだけならまだ良いのだが、一部のクリアのために必須のギミックを突破するために6段階の調節が必須となる。そのため、このゲームをマウスでクリアするというのは事実上不可能であると考える。なお、メモリ上は0~6段階だが、コントローラーなら実質無段階で調節できる。
生存本能に問題を与えてくるような恐怖描写が多い。
何もない真っ暗闇な宇宙空間に放り出される、通常の生活では目にしないような空間で進まなければならない、巨大なアンコウに丸のみにされる、嵐の海底を探索など、これらを一人称視点固定で遊ぶのはかなり精神的な疲弊が大きいと考える。実際、私も3日目は3D酔いと精神的な疲労でコントローラーを置いてしまった。
ネット上の攻略情報は致命的に少ない。
ネタバレがそのままゲームの面白さを激減させてしまう問題から、「特定のギミックの突破方法を探す」ということが極端に難しくなる。ブログなどで様々な方が備忘録を残されているが、10人いれば10通りのクリアまでのアプローチがあるため、求めたい情報以外のネタバレを避けて情報をネットに求めることが非常に難しいし、それを恐れて攻略情報はほとんどネットに流されていない。知恵袋やsteamの掲示板で質問する方がよいかもしれない。
レビュー欄にみられるバッド評価に対するコメント
大半のコメントは途中までしか遊んでいないため、基本的に遊んでいく中で解決される問題もある。(プライバシー保護のため、引用先は明言しない。)
定位置の途中セーブポイントやリトライ用の自決用ボタンでもあればまだマシだったかも。
自決ボタンはある。途中で技術として教えてくれる人がいる。そこにたどり着くまでは、ホーム画面に戻りリログするか、ジェットパックで速度を上げて静止物にぶつかるのが早く死に戻りができる。ヒントは 巨人の大海 である。
定位置での途中セーブはこのゲームのストーリーの都合上できない。タイムループの場所にも、意味があるのである。
プレイ時間の大半は他の惑星に行くまでの移動時間に費やされ、到着してもロクに探索する間もなく死んでまたスタートに戻される。
惑星間移動は、自動運転を利用して最も遠い地点でも1分程度しかかからない。
但し、一部到達しにくい星などはある。
また、情報を読み込んでいる最中は時間経過を止める設定があるため、時間を気にせず情報収集が可能である。
始まったとたん意味不明で操作説明や目的なども何も説明されず、何をしたらいいかわからない状態で投げっぱなしで始まる。
最近のゲームによくある、ゲーム側から「〇〇に向かえ」だの、「〇〇のための〇〇を集めろ」だのに頼り、自分でゲーム内での目標設定ができない場合は確かにこのゲームはつらいかもしれない。
但し、最初のチュートリアルの時点で、現時点で主人公たちが認識している謎については知ることができるため、まずはそれらの解明を目指していく流れになるだろう。その中で、ではこれをどうにかするための情報はどこで得られるだろうといった小目標を自分で立てていくことになる。
ちなみに操作説明はゲーム中、右上に表示される。
よく目につくコメントはこんなところだろうか。
さて、ここまで読んでくれた未プレイ勢は、本格的に情報を収集してこのゲームに臨みたい人だろう。
そこまで情報を集めて判断したいという慎重な人なら、きっとこのゲームは楽しめる。
何故なら、このゲームは情報ありき。だが、天性のひらめきで突破できる点も多いからである。
一人でも多くの人が、薪の前で焦げたマシュマロを食べることを願っている。
Steam User 14
ゲームをプレイしていて、こんなにもドキドキしたのはいつぶりだろうか。非常に面白かった。この一言に尽きる。
約20分間のループを繰り返すのだが、増えていくのは経験値と言う名の情報だけ。何度も何度もループを繰り返し、古代人の残した謎を追いかける。ループが好きな人、宇宙が好きな人、情報を集めて謎を解くのが好きな人に限らず、少しでも興味を持ったのならプレイしてみてほしい。 追記 映画、インターステラーが好きな人は絶対好きです。
Steam User 9
わけのわからない状況に放り出されてなんとかする感じはサブノーティカに近い!
サブノーティカから食料、クラフト等の要素を全て排除して
その代わりに探索&謎解きの要素だけを抽出して煮詰めて濃くした感じのゲームです。
これは人を相当選ぶゲームだと思う。無重力に放り出されてグルグルするので3D酔いする人は絶対にダメだろうし、あとはとにかく不親切。
ファストトラベルとか、ああいう便利な機能は一切無い。
何時間詰まってもヒントが出るような機能も無い。ひたすらうろうろして自分で考えるゲーム。
結果、何時間も経ってるのに全く何も進んでないとか普通にある。何度もある。
そのうち「このゲームは何をどうやったら終わるんだよ」って気持ちになってくる。
オススメか、そうじゃないか、の二択しかないから「オススメ」を押してはいるが
誰にでもオススメできるゲームではない。このゲームが合わない人のほうが圧倒的に多いとすら思う。
それと同時に刺さる人にはとてつもなく刺さるゲームだとも思う。評価むず~。
Steam User 7
未クリアで30時間ほどプレイしていますが、とても面白いです。
しかし、ゲーム実況の序盤のみ視聴した上で購入することを強くおすすめします。
まず、操作、ストーリー、ゲーム攻略がとても難しいです。
また、何の進展も得ることがなく数時間足踏みするということがかなりの頻度で起きます。
このような難しさは、ゲームの「世界観を引き立てる良さ」でもあり「悪さ」でもあると感じました。
そのためゲーム実況の序盤だけ視聴した上で購入することを強くおすすめします。
Steam User 12
最高のSFゲームの一つ。何年経ってもこのゲームと、あのBGMを思い出す瞬間があります。