NOBUNAGA’S AMBITION: Zenkokuban

今も続くシブサワ・コウによる歴史絵巻シリーズがここから開幕といった作品。
かなり古い作品ですが情報量に追われることのないシンプルさゆえにほぼ想像力を働かせて戦国の世を眺めつつ国盗り天下取りの妙が味わえる。
ただ古いゲームのせいなのかウィンドウの切り替えで別のアプリに行ってゲーム画面に戻ってきたときの動きが仕様なのか自分の環境のせいなのかいまいちつかめないところもあり本格的にやり込もうとすると古いゲームだからと窮屈さを感じるかもしれない。
ゲーム性はさすがに今でも遊べるものであるとは思います。
しかしこの小さくて古いゲームをこの値段で…
このシブサワ・コウ アーカイブスはファンしか買わないようなアイテムなのだとしたら高くも安くもないのでしょうけど、ファン向けであるというならゲーム単体に収まらずに当時パッケージに入っていた説明書、小冊子などデジタル化して付属するという粋なところも見せてほしいものです。
ゲーム本体と説明書、小冊子などすべて１つにパッケージされたものでこの当時のシブサワ・コウの作品であると思うんですけどね。
あと、この時代になると、多くの機種に移植されたりしたのだから機種による違いもあったはず。X68K版とかMSX版とか発売しちゃうかのもアリなんじゃないでしょうか。値段はともかくとして買い切りなら欲しいところ。
それで商売になるかはわかりませんがもっとマニアックに攻めてこい、いいのよ？と言いたいです。

エミュレータによる動作なので、良くも悪くも当時のままです。体がコマンドを覚えていれば、マウス操作より遙かに高速です。不具合ですが、タスクスイッチして数字入力できなくなった場合、ゲームを一旦フルスクリーンにすると直ります。
おまけ：本能寺の変は信長が三カ国以上領有しており、本国が山城国、山城国の兵忠がとても低いことで(1582年以降？)起こります。山城国を第1部隊100%、隣接する自国の部隊数を1部隊にしておけば逃げ切れます。あるいは、隣接する自国の編成を第1部隊10%、第2部隊90%程度にしておくと、明智光秀の第1部隊を倒せます。戦闘に勝利した場合、そのまま続行。負けた場合は領国が羽柴秀吉、柴田勝家、明智光秀に分割され、羽柴秀吉で続行となります。

88版を当時遊んでいたものです。懐かしくて購入。
88版とは挙動が違う点が結構あります。バランス調整したということでしょうか。
一国当たりの町・石高最大値が2000以下になっているのは良調整かなと。
一方、CPU国および委任国の民忠、民財が頻繁に両方とも0近くの低値になっているのは、なんででしょうか。
施しブーストで生産力を上げた国を委任して放っておくと、町・石高が上がっていないのにもかかわらず急激に生産力を落とすことがあるので、あれっ？となります。（委任チートはやめろってことかな？）
一方で謀反で国主が交代した国の兵忠が200を超えてたりします。このあたり違和感ありますね。

昔友達の家で88版を遊んでいてその時は思い切り遊べなかったので懐かしさで買いました。
この移植版は98版をもとにしてあるようなのでそのままではないんでしょうが絵も音楽も当時の記憶が蘇ってきて非常に懐かしいです。
私の攻略法としては序盤は防衛しながら国力をためて余裕が出たら戦争。うまく敵の手が届かないところに生産国を置いてさらに国力をためて大兵力を生み出して徐々に攻め上るという感じです。
当時は攻略サイトもなく、手探りでいくらやってもすぐにゲームオーバーでしたが今は情報もあるし動作もサクサクで遊びやすいと思いました。
当時と違うと思う点は、属領命令で生産国にしてからは、ほったらかしで良かったような記憶のところ、この移植版はそれなりにケアをしないと謀反や一揆がおきやすくなっていると感じます。これは難易度調整が入っているからかなと感じました。
あと現代のゲームをやっていると数十国のマネジメントが非常に面倒で、生産国を放っておけないシステムのおかげでだんだん面倒になっていきます。私はエリアごとに直轄地を置いて目を光らせて進めています。
毎ターンセーブをしておくと病気や謀反が起きた時ロードしなおしてリカバーしやすいとおもうのでこちらをお勧めです。
序盤は町の価値を高めてお金をたくさん稼ぎ、また投資といったサイクルをうまく乗せるとよいようです。町を造るや開墾をすると秋にすぐ収入に変わるのでこれが効きます（現実にはあり得ない！）米はほどほど町の価値を上げてうまく財テクしましょう。
あとは健康第一ですね！サクッと17国モードで遊ぶのもお勧めです。大雑把ですが今でもぎりぎり遊べます

とりあえずオープニングの音楽最高。