Never Alone
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Experience the epic journey of Nuna and Fox as they search for the source of an eternal blizzard that threatens the survival of everything they have ever known. Never Alone is an atmospheric puzzle platformer developed in collaboration with the Iñupiat, an Alaska Native people, drawn from a traditional story that has been shared across the generations. Guide both characters in single-player mode or play cooperatively with a friend as you trek through frozen tundra, leap across treacherous ice floes, swim through underwater caverns and face enemies both strange and familiar. (NOTE: Local co-op play requires at least one Xbox 360 or equivalent game controller). On over 75 "Best of 2014" lists and winner of "Best Debut Game" at the 2015 BAFTA Games Awards as well as "Game of the Year" and "Most Significant Impact" at the 2015 Games for Change Awards, nearly 40 Alaska Native elders, storytellers and community members contributed to the making of the game.
Steam User 146
何かのストーリーを物語る短時間のゲームが近年増えてきている。雰囲気ゲームと言われることもあるこれらの作品は、アクションゲームの形を取りつつ何らかのストーリーをプレイヤーに伝えることを大きな目的としている。それらのゲームはプレイヤーにゲーム世界に没頭しストーリーを味わってもらうために、それぞれ独自の趣向を凝らしている。たとえばPapo&Yoでは独特なアートワークと練られたパズル、Brothersでは作り込まれた世界と連続するミニゲームといった形で。これらの趣向こそが、この手の短時間ストーリーアクションゲームの大きな魅力にもなっている。今から紹介するNever Aloneもそうしたゲームの一つだ。それではNever Aloneに込められた独自の趣向とはどういったものなのだろうか?
それはこのゲームが「体験するドキュメンタリー番組」であることだ。ロバート・クリーブランド著の『クヌーサーユカ』というイヌピアット(アラスカに住むイヌイットのことをこう呼ぶ)の伝承を題材に作られたこのゲームは、イヌピアットが体験する吹雪がどんなものであるのか、イヌピアットが子供のころに親から伝えられたちょっと怖い話、イヌピアットにとって自然はどのような存在であるのか、といったことをアクションゲームをプレイすることを通じてプレイヤーに伝えようとしている。
ドキュメンタリー番組で「イヌピアットの人たちはこんな吹雪に遭遇します」や「イヌピアットの人たちは子供の頃に親からこんな話をされます」や「イヌピアットの人たちは自然をこのようにとらえています」などとナレーション付きで映像が流されても、視聴者はモニターの向こうの話としか感じることができない。しかしこれらのことをゲームとして伝えることはできないだろうか? ゲームであればこれらのことをモニターの向こうの風景ではなく、操作するキャラクターを通じて自分が体験することとして伝わらないだろうか? Never Aloneはそうした体験するドキュメンタリーをゲームというメディアを用いて成立させることに挑戦した作品だ。
そして「体験するドキュメンタリー番組」としてこのゲームは見事に成功している。アクションシーンでフクロウを捕まえるとその付近のことを題材にした1つのドキュメンタリー映像がアンロックされ、その映像を見ることで今自分がいるシーンへの感情移入が深まっていく。最初のうちこそ「どうしてゲーム中にドキュメンタリー映像なんて見なくちゃいけないんだ?」と半ば嫌々見ていたものの、気が付くとフクロウを見つけて次のドキュメンタリー映像をアンロックするのが楽しみになってきている自分がいた。
「これは新しい! ドキュメンタリー番組をゲームで表現すると、ここまで惹き込まれてしまうものか?」と驚かされた。ゲームで何か新しさを体験したい人、ヒストリーチャンネルなどのドキュメンタリー番組が好きな人におすすめのゲーム。あとJ・キャンベルの『神話の力』などの書籍が好きな人にも。こんなゲームをしてしまうと一番好きなドキュメンタリー番組、Terry Schappertの『WARRIORS』(邦題は『世界の最強武術を体得せよ』)もどこかの会社にFPSアクションとしてゲーム化して欲しくなる。
ではアクションゲームとしての出来はどうだろう? このゲームがイヌピアットのドキュメンタリーを目指していることもあってか、良くできているという水準にとどまる。無難に仕上げられている。プレイ感覚はLIMBOに近い。それにChild of Lightの移動シーン(強風&精霊操作)を組み合わせた感じ。パズル要素もパズルと言えるほどの難しいものではなく、アクションシーンはプレイヤーに体験を伝えるために作られているといっていい。
ただし終盤は少し難易度があがる。とはいえ何度か死なないとどう進行させていいかわからないという形の難しさであり、極めて限られた時間の中で正確な操作をしないといけない難しさではない。全編を通して崩れる床などの時間制限ギミックは多いが、どれも時間猶予は長めに取られている。
またこのゲームはシングルでは女の子とキツネの両方を切り替えながら動かして行くが、ローカルCoopの形で2人でそれぞれのキャラを動かすことも可能になっている。実際にCoopでプレイしたわけではないが、終盤の難易度は2Dアクションに慣れていない人には難しすぎるように感じた。1人がゲームに慣れている人で、もう1人が慣れていない場合、終盤までは楽しく遊べても終盤で行き詰まってしまうおそれがある。アクションはおまけでドキュメンタリーがメインなのだから、親子やカップルでプレイしてサクサククリアできるくらいの難易度であったほうが良かった。片方が何度もミスして詰まってしまうと、楽しくないものね。(ゲームをあまりしない人とのCoopを実際にやった方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想を聞かせてください)
最後にドキュメンタリー番組としての評価を。映像に登場する話をするイヌピアットの人たちが装飾品こそイヌイット的なものを身に付けつつもJ.C.Pennyで買ったような服を着ていること、それとイヌピアットの持つ伝統や文化や精神をイヌピアットの人自らが現代社会の価値観を用いて説明していること、これらが奇妙な対比をなしていたのが強烈だった。制作者はそんなこと意識しなかっただろうけれど、今のイヌピアットの現実がダイレクトに伝わってきた。優れたドキュメンタリーって、制作者の意図を超えたところで、本当に大切なことを伝えてしまう力を持つよね。Never Aloneもそんな優れたドキュメンタリーの一つ。
上で書いた奇妙さは、原作の『クヌーサーユカ』は男性主人公が一人で世界を救う話になっているにもかかわらず(そしてイヌピアットたちは「一人で状況を打開する」という誰もが持つはずの力を尊んでいるにもかかわらず)、Never Aloneでは女の子主人公がキツネと助け合う話に(タイトルまで)変わってしまっている奇妙さにも繋がっているのだけどね。
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クリアまでの時間:
└4hrs
コンプまでの時間:
└4.7hrs
クリアにスポイラー(攻略情報)は必要か?:
└No(思い込みでドハマリしない限り不要)
コンプにスポイラーは必要か?:
└No(思い込みでドハマリしない限り不要)
難易度:
└普通(LIMBOをクリアできる人なら余裕)
Steam User 50
イヌイットの間で語り継がれる伝承を元にしたPlatformer
より正確を期すならエスキモー民族の内のアラスカ北部に住む
イヌピアットから実際に取材をして作ったという凝りよう
ナレーションはイヌクティトゥット語(?)なので、英語ですら
字幕表示のみで吹き替えなしっていう珍しい仕様のせいなのか
イヌイット文化喧伝のためなのか非常に丁寧な日本語入り
止まない吹雪の原因を求めて旅立つ少女と精霊と話せるキツネを
切り替えて進む、Unity製やもっさりジャンプなことも含めて
目立つ瑕疵も無いけど褒めるところも見つけ難いよくある出来
ただステージを進めるごとにアンロックされていく文化的背景
という名のインタビュー映像は普通に面白くて、ぼくらはこういう
考え方なんだ、そうやって生きてきたんだよっていう生の声を
合間合間に挟みながら遊ぶストーリーはなんだかんだで感慨深い
これが芸術だったら表現したいことは作品の中で完結させるべき
傍注に頼るとはナニゴトかって叱られちゃうのかも知れないけれど
美術館だって時代背景の音声ガイドくらいは貸してくれるわけで
ゲーム部分単体ではなくパッケージひっくるめてなら俺は好き
ちなみに三時間も遊べば実績が全て埋められるボリュームで
死なずにクリアしろって実績がないことには特に好感が持てる
Steam User 27
吹雪吹き荒ぶ北極圏ADV と、
現地で実際に暮らすイヌイットの方を取材した映像コンテンツとが合わさった作品。
ゲーム進行中、短いスパンで映像コンテンツが開放されていくが、
都度視聴しながら進め、かつパズル要素に弱い私でも
詰まる事なく3時間~4時間程度でエンディングを迎えた。
何度か初見殺しな場面もあったが、チェックポイントの間隔とロード時間が短い為、テンポが良い。
ボリュームは少ないものの、少女とキツネの操作性は良好だし、
柔らかそうに見えて、強烈な吹雪や氷河の冷たさを表現したグラフィックは独特の雰囲気を醸しだしている。
また、当初は(映像コンテンツなんかあってもな・・・)と思っていたが、
普段知る事のない北極圏での暮らしや伝統を誇らしげに語るイヌイットの方々を見ているうちに、
結局全て視聴してしまった。過酷な環境で暮らす人間の姿って凄い・・・
是非、寒さを感じれる冬の間にオススメしたい1本。
※やりこみ要素もなくリプレー性に乏しいので、値段が気になる方はセール時に購入が無難かもしれない。
Steam User 19
女の子ときつねを操作して進めていくパズルアクション
個人的には面白いですが、NHKの民族ドキュメンタリーなどが好きならおすすめ度は倍
ゲーム内容
イヌイット(字幕では若干違う)の伝承民話をベースにしており、女の子ときつね(お互い特徴がある)を操作して進めていくアクションパズルで、操作方法はシングルと協力があり、協力だと同時に女の子ときつねを動かす必要がある、シングルなら操作してないほうはある程度勝手についてくるが、特徴をいかす場所では各操作しなければ進めません。
ほのぼのゲームに見えるが以外に死にゲーで女の子かきつねどちらか死んでも駄目であるが、ほぼ死んだ直前から始まるので其処までストレスは溜まらない、本編は意外に敵に追いかけられ逃げ切るシーンが多いため結構ドキドキした。
ストーリーについては子供の頃に見た絵本のような感じ多分どこの国でも似たような感じなお話はあると思うが安定した面白さだ。
梟を見つけるたびにイヌイットの歴史や文化などの動画が解除されていく、私としてはこういったドキュメンタリー番組が好きなので良かったが、興味のない人はちょっと面白さ半減になるかもしれない。
個人的に思った事や感想
アクションパズルとしても悪くはないが、やはりイヌイットの動画を興味深く見れるかどうかで変わると思う、ゲームパートだけでも丁寧な仕上がりで楽しめると思いますが、セール中にDLC込みで500円位なら個人的には買い、しかしボリュームはDLC込みでもそこまでないです。
Steam User 14
トレーラーを見てとても気に入り、発売直後に購入しました
Steamを使い始めて4年で初めて購入後、すぐにクリアまでやってしまいました
3時間でクリアのボリュームでした
全体的に綺麗なビジュアルで、世界感に引き込まれます
バグという程でもないんですが、クジラ以降に若干ながら
操作しててうん?と思う部分がありましたが
多少のやり直しで進めました
ゲームを通してイヌイットの伝説を知られ事や写真や動画で彼らの文化に
多少なりとも触れられた事は素晴らしい事だと思います
Steam User 14
少女とキツネが集落を襲う吹雪の原因を突き止めに行く物語
クヌーサユカというのが原作らしい
イヌピアットの文化などを解説してくれる映像も付いていてそちらも興味深かった
ゲームとしてはシングルプレイでは少女とキツネ両方を交互に操作しなければならないので少し忙しい
友達などを誘ってプレイするともっと楽しめる作品
Steam User 30
イヌイットの伝承を元に作成されたアクションゲームです
二人の主人公が居り、二人操作でステージを進行していくことになります
ローカルマルチのみでCo-opはありません、キャラを切り替えて一人で進行することもできます
日本語がデフォで入っていて翻訳自体も違和感ありません
チェックポイントもけっこう細かいのでミスしてもすぐ手前からということが多いです
ただ、操作性があんまり良くないです、謎解きも多少不親切な部分があります
特に一人でプレイする際の注意なんですが、このゲームで一人プレイする際
もう一人はAIで動きます、このAIがけっこうバカです
即死罠に突っ込むわ着いて来ないわちょくちょくイライラさせられると思います
できれば二人でプレイすることをおすすめします
ゲームとしては可もなく不可もなくといったところですかね
概ねおすすめできるとは思います