Mutant Football League
著者はまだあなたの言語で説明を提供していません。
Mutants and monsters unleash maniacal carnage on the gridiron in THIS action packed, arcade-style football game. Mutant Football League delivers intense online multiplayer action, deep strategy and deadly humor. Fantastical arenas full of ruthless fans and deadly traps set the stage for mayhem in every contest that allows players to win by highest score or by killing and eradicating their opponents – a feat made easier as teams use their unique [Dirty Tricks] (dirty tricks) such as [Bribe the Ref] (bribe the ref) to overturn a call or having a player become [Ginormous] (ginormous) to grow in size and pummel the puny combatants in their path. Whenever a game begins you’ll quickly discover the only predictable element is broken bones.
Steam User 29
顧客(私)が Blood Bowl に求めていたもの
テレビで(特にスーパーボウルの季節には)アメリカンフットボールを観戦するのが結構好きで、アメフトのゲームを一本持っておきたいけど鉄板の「マッデン」シリーズは結構お高いし、にわか知識でもカジュアルに遊べるアメフトゲームは他にないかな~と思っていたところこちらのゲームを発見し7ドルほどで購入。結果として当たりでした。
まず、類似タイトルと見られがちなBlood Bowlは「フットボール風の架空スポーツを再現したターン制(非リアルタイムの)ボードストラテジー」なので、ボードゲームやストラテジーを遊びたいならアリですが自分の求めていたものとは違いました。サッカーでいうウイイレ、野球でいうパワプロのような、「スポーツアクションゲーム」としてアメフトのゲームを遊びたいならこっち(MFL)です。まあリアルスポーツゲームというよりは、くにおくんに近いですが。
Good
フィールド上にいる選手の数がリアルの11人ではなく7人になっていること以外、ダウン制を始めとした基本的なルールはしっかりアメリカンフットボールに準拠したものになっていて、フォーメーション選択やパスプレーの操作などもマッデンシリーズのようなリアル系アメフトゲームと共通していて違和感がありません。(タッチダウン後の2ポイントコンバージョンもちゃんと選べます!)
ハーフタイムor試合終了まで時間のない状況で回数制限の有るタイムアウトを使って時計を止めるなど、アメフトならではのタイムマネジメントもしっかり再現。
独自要素・ファンタジー要素としては、
フィールド上にトラップが点在していて、選手がトラップや相手チームの攻撃、ラフプレーによって負傷・死亡することがある。(ミュータントなので復活もできる、ただし試合中の復活には制限が有り、ハーフタイム中のミニゲームで高得点を出すと補充される)
フィールドゴールは距離が遠いとボーナス加点があり3-5点(アメフトのリアルルールでは3点)。タッチダウン後のゴールキックは通常通り1点の追加。
攻撃側・守備側それぞれに複数用意されているDirty Trickという必殺技的な要素があってかなり強い。(チェーンソーで相手を切り裂きながら走る、電撃をまとって相手を感電させる、ボールを時限爆弾やトゲ鉄球と交換してQB・レシーバーやインターセプトを狙う守備選手を殺害する、など)
全チーム共通のDirty Trickとして、審判の買収によって相手の得点や有利をなかったことにする、買収された審判を殺害するといった要素アリ。(なお試合中に使えるDirty Trickの回数は有限)
などがあります。
試合中の実況音声や、ビッグプレイが出た時に選手のコメントが入るなどの演出は非常にテレビ番組的で楽しいしやってて気分も上がります。
Dynastyモード
DLCで追加されるDynastyモードでは、限られた予算を使って選手の育成やトレードを行いチームの総合力を上げてシーズンチャンピオンを目指す、結構本格的なチームマネジメントが楽しめます。(いわゆるサクセスモード)
試合中に負傷したり死亡したりで選手がバンバン入れ替わるので、各ポジションの選手層の厚さは非常に重要。もともと用意されているチームを使うクイックマッチではあまり意識する必要はありませんが、Dynastyモードではロースター(選手登録表)やデプスチャート(各ポジションのスタメンと控えの順番を決めるチャート)を使ってしっかりスタメンを管理する必要があります(良要素)。
チーム育成は楽しいのですが、初期スタメンの能力がいくらなんでも低すぎて(全パラメーターが45/100)、レシーバー登録されている選手がショートパスのキャッチすらおぼつかないといった有様でちょっと辛いです。育てがいがあるとも言えるか!?
クォーターバック・ランニングバック・レシーバー・センターなどの重要ポジはFAやトレードで有力選手を獲得するのが手っ取り早いですが大金が必要です。QBとRBは相手から狙われやすいもっとも危険なポジションなので、高性能のQBをトレード等で獲得しても、一人だけだとQB SackというDirty Trickであっさり殺害されて試合から退場させられることもあります(笑)試合後はちゃんと復活できます。
層の薄いポジションは金と経験値でパラメーターを上げていくんですが、1試合ごとに使える金額には選手ごと&チーム全体での制限があり、経験値は試合で活躍しないと増えないので、強い選手はより多くの経験値を得て、そうでない選手はいつまでも弱いまま…となりがちです。逆に高性能の選手は連続でタックルを食らっても不自然なほど倒れなかったりと、選手の性能が能力値に依存しすぎて極端になってる感じがちょっとあります。
その他雑感や操作感など
ちょっと感じた難点として、Dirty Trickが強すぎて真面目なスポーツゲームとして遊ぼうとすると多少イライラするかも。Dirty Trickは攻撃側としてはダメ押しに、守備側は最後の砦として、どちらにせよエンドゾーン間際で使うのが常道なので、「点が入る大事な局面ほど(Dirty Trick発動によって)プレイ感は逆に大味になる」と言えなくもない…。
特に審判買収でタッチダウンをなかったことにされるのはムカつきます。買収されているかどうかはペナルティを受けるまでわからず、対処は審判殺害のDirty Trickを使う以外にない(チャレンジ使わせろ!)。審判殺害によるペナルティも受けるので最低でも二重ペナは避けられないことになる。バカゲーっぽいのは見ればわかるでしょって話ではありますが…。一応、オプションでDirty Trickナシのルールにもできます。
デフォルト設定だと試合時間が非常に短く(1クオーター3分)、また 2 minutes warning やタイムアウトでフォーメーション選択の仕切り直しが発生することもあって、頻繁にプレイが中断されるように感じます。オプションで5分くらいにするとちょうど良いかも。
インターセプトやロングパス、2ポイントコンバージョン、4thダウンギャンブル、ファンブルからのロングタッチダウンなんかのビッグプレイはテレビ中継みたいにインスタントリプレイが出ると良いのになぁ。
オフェンスはボール持ってるキャラに操作がフォーカスされるのでわかりやすいですが、ディフェンス時はフォーカスされている選手に操作がどの程度反映されているのか、数時間程度のプレイではまだ掴みきれていないです。特に相手のパスをカットしたりインターセプトを狙ったりレシーバーにタックルを決めようとしても、明らかに取れるor届く場所にいるのにスルーされることがよくあります。下手にコーナーバックを自分で操作しようとしないで、守備フォーメーションだけ指定したら後は任せるほうが上手くいくかも。相手チーム(CPU戦)はバンバンインターセプト決めてくるのが腹立つ…
そんな感じで難点はそこそこあるものの、ゲーム自体は王道スポーツゲームっぽく結構しっかりした作りで、アメフトファンやスポーツゲーム好きのゲーマーなら笑って盛り上がって素直に楽しめる良作の一本なのでオススメできます。日本語なし、かつDynastyモードで本格的にチームを育成しようとしたらアメフトのポジション知識などはある程度必須ですので、そこはご注意を(クイックマッチはにわか知識でも大丈夫です)。
このレビューが役立ったなら、ぜひ「参考になった」ボタンを押してください。また、他にも様々なゲームを Steamキュレーターにて 紹介しています。