Mantis Burn Racing

2018年2月22日～25日のフリーウィークエンドで2時間ほどシングルをプレイしたレビューです。
車内視点ではなく、自車を空から見下ろす視点でラジコンカーを操作する感覚のレースゲームです。
ドリフトや他プレイヤーの追い抜きを行うことで経験値が入り、レベルアップや車のカスタムが行なえます。
リアルレースシミュレーションゲームにこだわらない、ぱっと遊べるレースゲームです。
ゲーム開始時、キーボード操作か、XBOX360コントローラーかを選択可能です。

個人的には好きなのにマイナージャンルな見下ろし視点タイプのレースゲームで、
それらの中ではトップクラスの精緻なグラフィック表現を行っています。
土埃や砕ける岩などを細かくリアルに再現してます。
車の挙動も物理的にリアルに感じられます。
コントローラ使用時の振動表現も精緻で、ドリフトなどで地面を滑る感触、壁や他車に衝突した時の衝撃などを状況ごとに強弱や振れ方を変えて伝えてきます。
精密なジオラマの中で精密なミニカーをラジコン操作してるような楽しさがあります。
気になるところとしては、
・ビデオメモリを目いっぱい使用しているようで、私の環境(Geforce750Ti、2GB)だと
メトロポリスなど一部コースでプチフリーズが頻発します。
グラフィックス設定を最低にしてもほとんど効果がなく、レースにかなりの支障が出ます。
・見下ろし視点タイプのレースゲームとしては難易度が高く、グラフィックを楽しむ余裕がありません。
固定視点モードがあるのですが、とてもじゃないですがまともに走れません。
・コースや車両の種類があまり多くなく、加えて見た目がどれも地味で似たような印象のものなので人によってはすぐに飽きてしまうかも。
よくできてるとは思うのですが、あくまで「マイナージャンルの中では」というレベルであって、問題点は結構致命的なので万人にお勧めはしづらいかも。

洋ゲーでちょくちょく見かける、俯瞰視点のレースゲームです。その中でもグラフィックや操作性など良好で、かなり遊びやすい方だと思います。
マイカーの購入、グレードアップなどの要素もあり意外と長く楽しめそうです。
何気に日本語もサポートされていますので、安心して購入できます。