Manor Lords
中世に生きる領主となり、その人生を追体験できるストラテジーゲーム『Manor Lords』。開始時点では「何もない村」を、あなたの手で「活気のある町」へ。資源と生産網を管理し、侵攻を進めて領地を拡大しましょう。14世紀末のドイツ、フランケン地方の芸術や建築からインスピレーションを受けた本作『Manor Lords』。可能な限り、史実に忠実であることに重きを置き、それをゲームシステムやビジュアルにも反映させています。ありふれた中世らしい表現は避け、時代考証をしっかり行うことで、まるで中世の世界を実体験しているかのようなカラフルかつリアルな世界を創り上げました。本作の特徴の一つとして、グリッド線に縛られず、自由自在に「配置」や「回転」が行える点が挙げられます。建設システムは、主要な「交易路」や「集落の形成・発展に影響を与えたと言われる地形」など、実際に見事な発展を遂げた中世の町や村の歴史を参考にしています。
- 中央市場から外へ向かって町が広がるように、その地形に沿って住宅地や商業地区、工業地区を建設してみましょう。土壌の「肥沃度」を見て農場を作り、動物の個体数に応じて「狩り場」を配置しましょう。町の発展に必要な素材を手に入れるには、鉱脈や森林へ通じる道を確保しなければなりません。
- 生活区画を設定したら、住民が家を建てていく様子を眺めてみるのも良いでしょう。彼らは実際に存在した「バーゲッジ」と呼ばれる土地区画制度に従いながら、建築を進めていきます。各エリアは道路や割り当てられたスペースに基づき、細かく区画が分けられ、その面積に応じて家の大きさも変化します。
- 大きな家の裏手に新たな施設を建設すれば、他では手に入らない特別な資源を生成できます。家主となれば、ただ税金を納めるだけでなく、野菜を育て、鶏やヤギを飼うことで、プレイヤーが管理する農場や牧草地、産業などから生成された必需品を他の町の人々にも供給することができます。
- 春の雨がもたらす恵みを享受し、厳しい雪の降る冬に向けた準備を。季節ごとに異なる需要を満たしてチャンスを掴み取り、町を繁栄へと導きましょう。
ブーツから大麦、皮革からハチミツまで──本作には中世時代に実在した商品が数多く登場します。商品として完成させるには単に材料を組み合わせればよいわけではなく、材料を輸送し、生産ラインを通じて加工する必要があります。さらに、住民の幸福度を維持するには、彼らの「生活に関する基本的なニーズ」と「贅沢品への欲求」のバランスを取る必要もあります。また、交易品や戦いで使う武器や防具も準備しておきましょう。
- 資源はマップ上に点在しています。それらを利用して、専門分野を持った「居留地」を築き、拡大させていきましょう。居留地にはそれぞれ“専門分野”を設定し、その方向に合わせて発展させていくのが良いでしょう。例えば、採掘を専門とする町では貴重な鉱石を採掘し、農業や牧畜、狩猟を専門とする村からはそれぞれ穀物や肉類を供給させるのです。こうして、増え続ける人口を支えていきましょう。自らの影響力をどのように用いるかが、統治の鍵を握っています。まずは鍛冶屋のために豊富な鉄資源を手に入れるか、それとも肥沃な土壌を優先して穀物の供給地を確保するか──全てはあなた次第です。
- 無計画な領地拡大は、環境に悪影響を及ぼすでしょう。文明の発展で自然を追われたシカの群れは逃げ去り、同じ土地で同じ作物を栽培して「肥沃度」が低下すると、痩せた土壌となってしまいます。また、木を伐採しすぎると森林破壊が進んでしまいます。
- 交易路を築いて、行商人に余った商品を売却し、民の生活を豊かにしましょう。様々な商品を製造・輸出して得た利益で、民の家をアップグレードしたり、自前では生産できない商品を輸入したり、さらには税収を得ることで、財源を確保したりすることもできます。
広大な領土に比べれば、あなたの有する領地はほんの僅かなものです。それゆえ、プレイヤーと隣接する領主の野心がぶつかり合えば、当然、争いへと発展することもあるでしょう。戦いへと赴く兵士たちは単なる駒ではなく、替えのきかないあなたの民です。一人一人の命の重さを考慮した上で、愛すべき忠実な臣民として扱いましょう。
- 腕利きの戦士を鍛え上げ、領地から召集した民兵隊とともに戦いに挑みましょう。盗賊たちの制圧、あるいは領地を巡る攻防戦のため、時にあなたは兵を率いて戦地に赴かなければなりません。必要であれば傭兵を雇い、戦力を増強することもできますが、かなりの費用がかかります。危機の兆しを察知したとき、あなたには即座の判断が求められます。民兵隊を編成するか、経済停滞のリスクを負ってでも農民を武装させ、急いで隊列を組ませて戦場に送り出すか、あるいは私財を投じてでも傭兵隊を雇うか…状況に応じた判断を下しましょう。
- 戦況には「天候」や「装備」、「疲労」といった要素が影響を及ぼし、リアルタイムでの戦術指揮が求められます。勝利の行方を左右する“部隊配置”──少ない兵力でも、優れた指揮をとれば大軍を打ち破ることができます。
- たとえ勝利を掴んだとしても、あなたは戦いの重みを感じることでしょう…戦地に倒れた兵士たちは、元は町の住民だったのですから。
本作はたった1人の開発者が情熱をもって始めたプロジェクトです。ご意見、アイデア、不満点等がございましたら、ぜひご連絡ください。プレイヤーの皆様によるフィードバックをお待ちしております。
Steam User 121
20時間程度プレイしたので、レビューしたい。
結論、今後に期待できるゲームであり、
手探りで攻略法を見つけていくのが楽しいと感じる人はおすすめ。
最初に、物資とテントが用意されたらやることを、これからやる人のために、簡単に書いておきたい。
【ゲームが始まったら...】
・マップをみて豊富な資源をチェック
(場所と後の開発ポイントを割り振る参考になる)
・伐採場を作る
(木が基本)
・倉庫と食料品倉庫を作る
(人を配置することを忘れずに)
・家を5家族分作る
(家作る際は、建設予定地を囲む形式。±で棟数管理、庭は広めだと副業させるのに良い。)
・ベリーと鹿を採取する小屋を建てる
(なるべく採取場に近く)
・市場を建設
(家の近くにするのがおすすめ)
・革なめしで衣服作成
・家のレベルアップと裏庭で建設
(食料の多様性として、人参、鶏を作成)
・杭をレベルアップ
(牛などは木を運ぶなど運搬に優れる。伐採場などに設置もできる)金があれば牛を追加したいところ
・貿易所で一番持っている資源を売る
(鉄や粘土が豊富なら売ってしまう。なければ、家の裏庭で弓を作成して、ひたすら売り飛ばそう)
・食料問題は貿易で安定させる
(貿易所の左タブを輸出、右側は余剰在庫を今持っている資源より下げておけば、勝手に輸出してくれる)
・農場を建設しても良い。
(小麦、大麦などは輪作がおすすめ。開発ポイントで農場をアップグレードし、牛を設置できないと、大きい畑を少人数家族で回すのはきつい。)
・農場の主
畑を作る(小麦生産)→風車(小麦粉にする)→共有オーブン(パン)という流れとなる。
(とりあえず、農場生産は余裕があれば行って良いが人を取られる。開発ポイントがないと効率悪い。)
・邸宅(重要。最速で建築)
ここまできていれば既に作れる集落になっている。農場よりこちらが先でいい。
(建築後、従士を5人プレゼントしてくれる。こいつらを増やすには国庫を潤わせる必要がある。それは税金をかけること。そのためには貿易で街の収入も上げておく必要がある仕組み)
・教会を建築。アップグレード出来る頃にはある程度の町の規模になっている。
ざっくりと説明するとこんな感じ。
AIがいる難易度であれば、邸宅を最優先に、貿易を行いつつ、盗賊を倒して、物資を奪いながら影響力を高め、早めに他のエリアをとると良い。
他のエリアは物流拠点みたいなものを建設することで、エリア同士で資源を遅れるみたいだった。(作ったものの効果検証していない。)
エリア占領後は、また入植からスタート。こちらも邸宅まで建てれば、従士がついてくる。
【その他覚えておくといいこと】
・Tabを押せばどこに家族を配置し、アップグレード待ちの家があるか一目で分かる。
・邸宅の税金は、直接入力して決めてしまおう。従士を増やすために監視塔(だったかな?)を立てよう。
・最初は豊富な資源リセマラしても良い。(理想は鉄鉱or粘土、ベリーか鹿に対しての豊富な資源)
・開発ポイントに関しては、豊富な資源をみて選択すること。鉄鉱なら下にある鉄兜(売れる)や石炭おすすめ。ベリーなら上限2倍になることで安定する。
・1番重要なのは、、金。金があれば全てを掌握できる。
・食料と燃料は常に把握しよう。じゃないと詰む要因の一つになる。(貿易で食料輸入しよう。そのためにマップの端にある交易が重要)
・エリアは攻めておいた方が良い。他のエリアだと、地域資産は別になる。物資送りあったりできる。攻められると戦う以外選択肢ないため、エリアを切り取って国庫を増やし、従士か傭兵を雇おう。
・私は内政の不足感を補うことに集中しすぎてしまうが、外を見て、盗賊がいるなら襲って物資を奪うことも検討した方が良い。
と、発売日からかなり勢いでやってしまったゲームであるが、楽しい!!
もちろん、アーリアクセスだし、不親切なことは多いけど、それを理解出来る人は買っても楽しいと思います。
もし何をしていいか分からなくなった人は、上記を参考にしてみて下さい。
右上にある、領主モードの臨場感、本当に好きな人は好きな機能。たまにはゆっくり街並みを眺めてみても良いかも。
※追記 (2024/5/18)
交易関係はバランスが変わったようです。無理が効かなくなったので、
計画的な拠点の優先順位やリソースの配置が少し求められるようになったかも。
詳細はパッチノートを見てみてください!
Steam User 161
概略
村を街に国へとコロニーシムのやりたい事が詰まった国作りゲーム。
・操作性
操作は一般的な都市開発ゲームで非常に快適ではあるが、チュートリアルが項目をクリックするまで表示されない上に説明不足な部分が多く、特定の機能にたどり着くまでに試行錯誤が必要になる。
・難易度
難易度に関しては調整が可能だが現状設定項目は多くなく、前述したチュートリアルの説明不足から来る初期運営の難しさはあるが、この種のゲームに慣れている方ならば問題なく冬が越せる。
戦闘に関しては士気や疲労の状態によるが同数の盗賊程度なら勝てるが労働人口が確実に減るので手痛く、他領主が相手の場合は初期から大戦力を保有し領地の拡大速度が速く十分な準備と拡張が難しい。
・ビジュアル
期待通りの素晴らしいグラフィックで集落を散策する機能も実装されており、住民の生活だけでなく個々人の戦闘の動きも非常に良いが、全体的に負荷が重く散策モードは動作がかなり不安定になるので今後の更新が待たれる。
・サウンド
此方も期待通りの素晴らしい物で非常に雰囲気が良く生活音も素晴らしいの一言、日本語字幕に関して文面に違和感は少ないのだが字幕が画面を突き抜けていたり、プログラム上の表記のままであったりと此方も更新が待たれる。
・システム
既存のゲームで例えると労働管理や物流に関しては「Banished」に近く、戦闘は「Total War」の様な操作感になっており、建築の自由度が高く家屋に対して生産設備を付与したり居住枠を増やせると言ったカスタマイズ性がある。
現状では各種技術ツリーや諸政策に関して未実装な物が多く、外交に関しても実装機能が少なく選択は多くないが、今後の実装予定が示されているので期待が持てると思います。
・現状での不満点
・全体的に未実装機能が多く十分に遊べるが発展性が低い。
・表記が未翻訳やプログラムそのままの物が多数ある。
・一部道路の敷き直しが出来ず狙った建築が難しい。
・日本語字幕が折り返されず画面を貫通する。
・バグや不具合が多く予期せぬ動作をする。
・動作に支障はないものの全体的に高負荷。
総評
総評としては早期アクセスと言う事でチュートリアルの説明不足や未実装機能の多さに不具合や負荷の高さはあるが、販売前の期待を裏切らない非常に高いクオルティになっており、システム自体は馴染み深い街作りやコロニー系ですが様々な作品のやりたい事をブレンドして出来なかった事を無くした様なゲームでジャンルが好きな方であれば現状でも十分遊べるので非常にお勧めです。
Steam User 67
忙しい人/背中を押して欲しい人/買うか迷っている人向け
・街づくりゲーム好きならメッチャ楽しめる。買いましょう。
・アーリーアクセスな部分は以下の要素:
1)戦闘及び外交全般。
2)バランス(特に貿易と農業回り)。
3)ゲーム中盤~後半部分に係る機能は未実装なものが多数。
・ただ基本的な品質は極めて良好。大きなバグはなし。他の開発者は見習って欲しいレベル。
もうちょい詳しいレビューが欲しい人向け
・名作『Banished』に『Total Warシリーズ』テイストを加えた中世ヨーロッパを舞台にした街づくりゲーム。
・やることは基本的に他の数多ある街づくりゲームと一緒だが、美麗なグラフィックに加えて他にはない要素が本当に領主してる感じがして楽しい。
1)住居・畑・道の配置の仕方が他より自由度が高い。ローマ人が作ったような四角い街にするもよし。くねくね曲がりくねった道にするも良し。
2)自分の軍勢を編成して戦える機能がある。但し、Total Warみたいに大軍勢をボタン一つで量産するのではなく、基本は街づくりゲームなので、それこそ槍一本から作ったり買うところからスタート。兵士も虚空から現れるのではなく、普段は畑を耕している自分の領民なので愛着がめちゃくちゃ沸く。その代わり、戦死すると自分の生産力にダイレクトアタックなので戦争は計画的に。
3)まだまだ限定的だが、自分の従者(騎士っぽい戦闘専門職)は武器・装備・色までカスタマイズできるので、自分の軍団を作ってる感じが男心を凄い擽る。
・バランス調整はアーリーアクセスな部分があり、ある要素は簡単に悪用できるのに他はシビヤだったりと調整はまだまだ大味。(例:貿易はとあるアンロック機能でもの凄く簡単になるし、農業はリソース負荷が高いので計画性が凄い求められる)
・一方で他の似たゲームと違って、建物の配置関係はそこそこ自由があるので見た目を気にしつつも機能的な村を作ることは十分に可能。個人的にはここを凄い評価したい。
・総評としては街づくりに戦闘要素を付け加えたゲームなので、戦闘をメインにしたい人にはお勧めしない。むしろ、村をどんどん発展させていくのは楽しいけど、自分の築き上げた経済力や工業力を使って軍団を編成し、その軍事力で最初は脅威だった野党や他領主を叩き潰していくことに愉悦を感じる人に凄いお勧め。
Steam User 66
インディーズゲームの規模ながらSteamウィッシュリスト登録者数1位を記録した待望の中世街づくりゲーム。
HoodedHorseの勢いもとどまるところを知らず、個人的には現在最も信頼&期待してるパブリッシャーです。
本作はこれまでの中世を舞台とした街づくりシミュレータの中では最も街づくりの自由度が高く、思い通りの街並みを作り上げることができるゲームになっています。
現時点で建築物の種類はそこまで多くないんですが、自由なラインで引ける道路や、多角形の範囲指定ができる住居・農地、360度好きな向きに配置できる建築物などを好きに配置でき、それらは高低差がある地形でも違和感なく自動的に見た目を補正・設置してくれます。
また、同じ住居でも見た目のバリエーションはそれなりに種類があったりするので、簡単に非常に自然でリアルな街並みを作ることができます。
資源管理や生産・交易の仕組みはBanished系のベーシックなものですが、戦争や盗賊の襲撃によって住民が戦死する可能性があることや、干ばつや落雷等の自然災害があったり、正しく食料を保管していないと雨でダメになったりというアクシデント要素が複数あるので、純粋な資源生産・管理自体は比較的容易なバランスになっていると思います。(これらのアクシデント要素は全て設定でON/OFF切り替えれます。また、ONでもノーマル設定であればのんびりプレイしても普通に初めての冬を越せるぐらいの難易度です)
一方で、鉱物資源は採取できる場所が少なく、それぞれの採掘上限もかなり低めなのが特徴的です。
鉱物資源は、マップ上にごくわずかに配置された「豊富な資源」(通常150個程度のところ、3000個ぐらい)が用意されており、それに加えて取得できるテクノロジー(のようなもの)を組み合わせると無限で採掘できるという仕様になっています。
鉱物系の「豊富な資源」はマップ全体で1~2箇所程度なので、その僅かな箇所を確保した勢力が実質その資源の独占状態となるので、自然と領土争いや交易の必然性が高まる仕組みになっていて面白いです。
そしてグラフィックの品質が非常に高いというのも本作の特長です。自由度と美しさが両立した街づくりゲームというだけで幸せになれます。
街づくりシミュレーションとしては過去最高レベルの美しさでありながらサクサク動きます。(4K最高設定でしっかり144FPS出ます)
おまけにモーションも事細かに用意されていて、眺めていて飽きません。
これをほぼ個人製作でこれ作ったってどういうこと・・・???状態です。
例としては、狩人は「鹿を撃って、倒した鹿を紐でくくって、拠点まで引きずって、鹿をつるして、内臓をとって、頭→前足→胴体→(略)という順で解体して、肉を収納」していくモーションが用意されています。
そのため、領主視点(TPS)で町を散策できますが、小規模な集落の時点で臨場感抜群ですし、巨大な街を構築できた後はさぞかし散策が楽しいだろうなと妄想できるところです。
ここまででも大満足なんですが、このゲームは他の勢力と外交・戦争ができるというシステムまで用意されています。
兵科や装備は数種類しかないものの、これまた同一兵科でも複数のグラフィックを用意してくれているおかげで、兵士たちの見た目も非常に良く、戦闘システムは簡易的なTotalWarといった感じですが、街づくりのおまけとは言えないレベルの品質は確保しており、戦闘も見ていて楽しいです。
いやー、隙が無さすぎでしょ・・・。
というような感じで、前評判の期待どおり、土台も素材も「非常に素性が良い」ゲームに仕上がっています。
ただし、今は文字通り早期アクセスの状態で、現時点では未実装の機能だらけです。
テクノロジー(のようなもの)は全体の1/3ぐらいしか取得できないですし、早速、「邸宅用の壁で町全体を囲んで城郭都市のようにしてしまうグリッチ」や「羊で稼ぐグリッチ」が発見されています。
(両方、修正予定だそうで、前者に関しては「自粛して」と公式発表されてます。修正後不具合につながる可能性があるものと想像します。なお、クラッシュ等の深刻なバグは今のところ経験していません)
今後、本作が名作になるかどうかは敵AIの街づくりや軍事・外交行動がどうなるかにかかっていると思いますが、これらは大半が未実装・未完成です。(外交や戦闘も可能ですが、ロードマップ的に言うとまだまだ体験版レベルの状態だそうです)
現時点では、上述の陣取り合戦に関しては敵AIの取得が理不尽なほど早すぎて大変。とか、そのあたりのゲームバランスはまだまだの状態ではあります。
というわけで、現時点では未完成部分が多々あるものの、他作品と比べればすでに過去最高レベルの手触りを感じることができますし、そのくせに根幹部分はまだまだこれからどんどん完成していく予定という将来有望すぎる作品です。
繰り返しになりますが、「敵AIを手ごたえのある相手として用意できるか、AIとの交易や外交、戦争が楽しめるかどうか」で残りの評価が決まるんじゃないかと思いますが、それらも含めて期待以上の品質で仕上げてくるようなことがあれば、本作は中世街づくりゲームとしての金字塔的存在になることは間違いありません。
この品質と将来性を考えれば、中世の街づくりゲームが好きな方にはマストバイと言って良い作品だと思います。
さらに、2024/5/11までは25%OFFの税込み3,735円で購入可能ですので、非常にオススメです。
Steam User 37
色々な部分の出来は良いが、AI領主の拡張スピードと戦力がバグかと疑うレベルで理不尽なのでその部分が修正待ちかな…
領土の拡張が現状影響力でしか出来ないが、こちらが影響力1000を獲得する頃にはほぼ全ての場所がAIに奪われており、戦争になれば軽装歩兵*2、盗賊、弓兵、近衛兵をスクリプト湧きで送り込んでくる。
こちらは武器の製造と人口の増加をしなければ兵力が作れない上に、領土が複数あっても相手と同数しか事前に部隊を準備等も出来ないためまず勝てない。
戦場もこちらが選ぶことは出来ないため、唯一と言っていい防衛手段を利用する事も出来ない。
そもそも防衛基地の構造が悪いため普通にやると何の役にも立たないし…
戦闘要素があるこの手のゲームは好きだが、流石に一方的に理不尽にAI側が強いシステムでやらされるのは勘弁…
Steam User 58
デザインは面白いが今は買うな
現在はアルファ並みの出来。余りにも作りかけで不親切でわかりにくいので全くお勧めはできないのだが、私は農村シムが好きなので指を上げざるを得ない。
はじめに
コネも金も無いが新しく入植許可だけを得たらしい領主がたった5家族を連れて辺境に村を作る。
あるのは5家族で分けて数年分のパンと、わずかな道具と、元気な牛一頭。
まずは木こり小屋を作って木を切らせる。テントのままでは冬は越せない。家を作るのだ。
荷物もパンも野原に置いていては駄目になる。倉庫と食糧庫を作ろう。それからベリー採集や狩猟で最初の一年は乗り切ろう。
井戸を掘り家を多めに建てて物々交換の市場を作れば空き家に誰か越してくる。人が増えたら農業を始めよう。
えっ、盗賊団にパンを盗まれて飢えそう!? 数年で略奪集団が来る!? 傭兵を雇うためにどうにかして金を手に入れなきゃ! 交易で木や鉄鉱石や粘土を売るしかない!
という具合で、まあゲームデザインはBanishedのバリエーションと言っていい。
良い点
・リアリティとゲーム性のバランス
最初は採集生活から始まるのだが、ベリーも獣もとりすぎると減っていく。とるのをやめると季節ごとに回復する。
農地も土地の肥沃度が減っていき連作はできない。しばらく放置か牛を放牧すると回復する。
その回復速度が現実からかけ離れているが、そこのバランスはまあまあ。Banishedより木の成長が遅くてドキドキする。
・自分以外の領主NPCがいる
すぐ近くに別の領主が居て、土地を取り合いになる。こっちは兵士なんか居ないところから始まるので最初は一方的に取られる。
しかし反抗する手段のない相手を無意味に殺しに来るほど悪い奴じゃないみたい。
そいつらと競って金や王の権威をかさに着て近所の土地から追い出すのが最終目標。(敵の居ないモードもある)
・グラフィックやモーションが細かい
農民一人一人が仕事をしているところを見られる。家を建てるときは石を並べて丸太で骨組みを作って・・・とかの過程も見られるのが楽しい。TPS視点で領主として村の中を歩き回れるのは楽しい!!
・建築自由度が高い
グリッドが細かくて建物の角度や敷地面積を自由に変えられる。民家の庭なんかは広いと作業効率が上がったりする。
悪い点
・作りかけ
チュートリアルもヘルプも適当なので、初見でゲームとしてまともに遊べる状態にない。
私はゲーム雑誌系の先行プレイ動画を見ていたのでどうにか出来たが、それが無ければ絶対返品している。
どの職場に何人働いているかなどは選択しないと見えないから、この職場に人配置してたっけ?を確認するのが大変。
森の中に建物が埋もれると探す方法が無い。建築時に建物の向きを変えるだけでも方法が建物ごとに違う等々。
普通なら絶対返品している。
・出来ることが少ない。
戦闘要素以外はやってることは結局Banishedと同じ。Banishedリスペクトなら、先行しているSettlementSurvivalやPatronの方がよほどやることが多かった。
生産ツリーがチェーン上に繋がって「あれを作るにはこれを作らないと」みたいな部分も少ない。
これから増えていくと信じたいが。
・意味のないこだわり
何故か税金で住民から貰う「国庫」と交易で手に入る「資産」が分かれている。使い途が違うのだが、意味がわからない。
建物を道に繋ぐと行動が早くなるのだが、近くに道があるだけでは無視される。決まった場所に繋ぐ必要がある。自動車でもないのに。
Steam User 65
■よかった点
・徐々に町を組み立てるのがおもろい
・クソナガ生活区域に人参を植えるのがおもろい
・交易でハネた時がおもろい(そのうち価格崩壊する)
・下記欠点を加味してもなぜか他人にお勧めしたうえでプレイしてしまう
■改善してほしい点(もしくは既にされているであろう点)
・野ざらしの資源の消滅タイミングがランダムなのか、開始してすぐに食糧庫作っても運が悪いと最初のパン20個が普通に雨で消える
・マップ表示の切り替わりが絶妙に邪魔
・オートセーブの介入が操作中のメニューを閉じてくる
・ECSで閉じれないメニューが閉じるボタンをクリックするまで永遠に邪魔してくる
・めちゃくちゃ時期や段階を気にしなきゃまるで成り立たないはずの農業にチュートリアルがなさすぎる
・牛で耕作するとなぜか両端から耕そうとする為無駄が多く、畑を細長い形に分割せざるを得ない
・その癖分割されまくった農地に早期収穫をいちいち決まった時期に指示しないと収穫段階でほぼ間に合わない
・狩場の革だけでもクツが余るし、足りないなら羊で補えば良い為亜麻だけが必要になる場面が無い
・なぜか農場に活用不可能なスペースが出来ることがあり、庭を長くした民家に人参を植えた場合特に頻発する
・そのくせ間に肥沃度に関係ないのが売りであるはずのリンゴ挟んでくる等、要求テクノロジーの種類はめっちゃ多い
・輪作の項目が3年分までで、土地を休ませてから育てるとかのために4年分サイクルに設定できるようにして欲しい
・収穫期があまりにも短く、収穫期が終わるとすべてをあきらめたように残りの作物を投げ捨ててしまう。収穫期を長くとってほしいし、投げ捨てないでほしい
・雨の間に収穫が始まるとついさっき収穫した作物が不可抗力で一瞬にして腐ることがある
・早期収穫のボーダーラインも自分で決めれないので自動化とすこぶる相性が悪い
・上記からなる操作諸々のハードルが高いくせに農業が弱い
・戦闘ユニットが密集するとお互いに衝突しあってまともな攻撃やルート選択ができない
・戦闘ユニットの操作性が悪い
・戦闘ユニットの並び替えができない
・弓兵がいちいち命令しないと攻撃しない
・応援モードでサボっていることを悟らせない弓兵
・出撃した瞬間から異常にクタクタな従者
・後から加入した従者は部隊制限に引っかからないが、そのあとに死亡や解体でユニット数が減った場合は部隊数にカウントされて部隊数を圧迫してしまう
・とにかく戦闘ユニットが言うことを聞かずに操作しにくい
・別の地域にいるのに直接手を下さずに遠距離からハッカーの如く資源をパチってくる野盗
・敵ユニットが平気でこちらの街にスポーンし、交易商や通行人を無視したうえで建物にぶつかりながら特に攻撃することもなく通過して戦場に向かう
・おかげで敵が愚直にこちらの戦闘ユニットめがけて進軍してくる節があり、防衛を踏まえた配置を考えるところがあまりない
・石コロ運ぶの時間かかりすぎ
・ユニットの招集をした瞬間がやけに重い
・防衛設備の種類が現状少ない
・防衛設備の設置可能な範囲はそれ以上に狭い
・雇った傭兵が敵地側から湧く
・逆に、敵ユニットが普通に背後から湧く
・邪魔で不細工に曲がりくねった上に微妙に書き足されたような王の道が削除できない
・板材作るとき毎回資源が野ざらしと言われる
・流通の問題で市場のサイズがでかすぎると苦労することがある
・流通の問題で資源が余ってるのに生産職の人手を増やしたりしなければならず、その上売りすぎても供給過多になるため行き資源が行き場所を無くす
・ハードだと誰も住んでねえ家から低評価がつく
・レベル1の住居が革や糸やリネンよりも先に靴やマントや衣類を優先して購入してしまうことがあるようで、これで衣類がいきわたっていない判定になることがある
・敵が領有権を主張するが特に町を作るわけでもなく、別に兵力が勢いづいたりするわけでもない
・部隊規模や戦闘力のキャップが低い為、一度交易でシンギュラリティを起こす以外にあまり兵力に関与してくるところがない
・「強い産業」「弱い産業」「簡単だけど出力のキャップが低い産業」に大きく分かれる為、2つ目以降の地域を手に入れても実質的なやり方の変化はあまり無いし、地域間でお互いに得意な資源を補完しあうようなことも現状ない
・その為複数地域を抱えると価格崩壊した一部輸出して強い資源の価格回復を待って売り続けることになる
・領土を複数操作することになると若干重くなってくる
・このことから1つの地域を育てるのは楽しいが、制覇や領土拡大の喜びは今のところあまりない
・交易ではできるが、生産では在庫一定数まで作るみたいなことができない為、板材を食いつぶしまくって弓や盾を永遠に作り続けたり、染料を介した生産がベリーの消費を自動でコントロールできない、価格の問題で中間素材で止めるとかもできない
・物々交換所も一定数になるまで交換といったことができない
・例えば交易の価格が下がったら一定価格に回復するまで輸出を自動で止めるみたいなこともできないので、輸入が必要なぐらい発展した地域を複数抱えるとストレスが大きくなる
・板材に配置した住民が板材足りなくなったら勝手に伐採するとか、炭窯に配置した住民が薪足りなくなったら勝手に木こりにいくとか、染料に配置した住民がベリーなくなったら採集に回るとか、原料に依存する仕事を割り振った住民が原料切れたとき予備のタスクをこなすようにしてほしい
・総じて、自動化がまだなっていない部分が多い為このへんの改善が望まれる