Legends of Eisenwald

ロシアゲーで舞台はローファンタジーで中世ドイツなターン制のRPG
そうだいぶ前アーリーのときにMount&Bladeみたいだと思い
ちょっとやって未完成過ぎると放置してたブツが正式リリースされてたのでプレイ
まずトレイラーでは分かりにくい点をいくつか
Mount&Bladeみたいに弱小部隊から国取りまで成り上がるようなゲームではないです
プレイ感としては4X系のチャプターごとにリセットされるキャンペーンに近いです
なのでチャプタークリアしても主人公以外のユニットやアイテムはほぼ引き継げない形です
しかし内容そのものは部下を雇ってパーティ組んでクエストこなしての形であり
自分の軍団や領土を拡張していく4X要素はおまけ的な普通のRPGになります
城を落とすと部隊の上限が上がったり自分の拠点から税が入ったりくらいかな4X要素
シナリオ性の強いチャプターでは限られたリソースでやりくりするマップもありますが
そうではない場合はのんびりレベリングできるのでかなりゆるいです（作業でもありますが）
クエストやシナリオ量は結構多くログやマーカーは漠然としたものが結構あり
きっちり会話を読み込む英語力がないとつらい部分はあります
戦闘はトレイラー見るとクソ狭いマップで殴りあってるだけの
非常に単調なものに見えますがこれも結構考えられていて
・近接ユニットは敵に対して最短距離で移動して攻撃しなければならない
・射撃および支援ユニットは隣接されてない限りどこでも撃てるが移動できない
・攻撃は必中でダメージと行動順番は固定
・敵のユニットと隊列はあらかじめ確認する事が出来る
というふうに詰め将棋的な事前の戦術予想（もしくは反省会）が必要になるわけです
特に近接に移動力の概念がなく基本的には敵に突っ込まなければならないというのは難物で
カウンター攻撃もちの槍兵にあえて突っ込むという事態がよく発生します
大体は攻撃力優越でガンガン攻撃なので戦闘がだれるということはないのはいいですね
なお逃げられませんが基本敵は丸見えで移動でシンボル回避できるので問題ないでしょう
総じて大変地味なこじんまりとまとまりすぎなゲームかと思われます
ローファンタジーなドイツ地方が舞台なのでどの陣営もほぼ同じユニットで編成されてます
制圧した城に駐屯部隊とか置けますがアクティブに扱えるのは最大12人の1部隊だけです
モンスターも出ますが幽霊や狼男といったファンタジー欧州の雰囲気は壊さない程度
魔法や奇跡もあるとはいえほぼ支援系で地味です（落馬魔法とか地味に痛い）
シナリオは追っ手をまきながら山を越えるチャプターが一番面白かったかな
陰謀劇ということもあり小部隊で右往左往するシステムにはあってるとは思います
まあ不満なら自分でやれよというわけではないでしょうがエディターも付属してます
個人的には結構楽しめたのでサムズアップしましたが
お値段もけっこうしますし英語ですしお勧めしにくいのは否定できません
セール時にでも一考してみれば幸いくらいな程度でお勧めしておきます

　面白いことは面白い。ただ予想以上にストーリー性の強いゲームで、しっかり英語を読んでいかないと目的ややるべきことがわからなくなる。シナリオ序盤で流し読みだったが面白そうな雰囲気はあるので、きちんと読める人には面白いと思う。