Legend of the Outlaw Mage

ウエスタンでエルフなツインスティックシューター。
部屋内の敵を全滅させ、奥へ奥へとリニアに進んで行く。
開発元のSMU Guildhallはゲーム制作学校らしく、同社製の全てのゲームが無料で提供されている。
【ボリューム】
1時間未満。
【難度】
・分かりやすい予備動作と着弾点表示
・余裕のあるHP
・豊富な回復ポイント
・ウエスタンなので銃を撃つが残弾の概念がない
・エルフなので魔法も撃つがMPの概念もない（クールタイムはある）
といった仕様により非常に易しい仕上がり。難易度変更のオプションも存在しない。
【ストーリー】
ギャング団のリーダー・シャーロットが裏切り者・ブレイクの痕跡を追う所からスタート。
なぜか点在しているかつての仲間達の遺品を回収しながら洞窟の奥へと進む。
洞窟の最奥にいたブレイクは謎の影に憑りつかれており、問い詰めるシャーロットに対して「ギャング団が壊滅したのはお前のせいだ」「ここは幻影の洞窟。果たして幻影なのは私とお前のどちらかな」などというようなことを語る。
続くラストバトルに勝つと「私達、ずっと一緒だよ…」という言葉を残しブレイク（影）は消滅。
それに対してシャーロットが「せやな」と返してゲームは終了する。
まあ良く分からない。このボリュームの作品できちんとストーリーを作れというのが無理な話か。
【難点】
・敵の総数/同時出現数が少ない。
「少数の敵を全滅させる→新しく湧いた少数の敵を全滅させる（×n回）→ゲートが開いたら奥へ」の繰り返しになりがちで、短いゲームでありながらテンポは決して良くない。難度が低い割に無双的爽快感も感じづらくなっている。
・ゲームパッドをフルサポートしているが、マウスポインターが画面内に居座る。
画面外にポインターを動かしても画面が切り替わると勝手に画面内に戻ってくる。
【総評】
「無料で、クリアできる」という所以外に強く推せるポイントは見出し難く、あくまで学生の習作といった感じ。