Legend of Grimrock 2
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Legend of Grimrock 2 is a dungeon crawling role playing game with a modern execution but an oldschool heart. A group of four prisoners have shipwrecked on the secluded Isle of Nex. The island is filled with ancient crumbled ruins, mysterious shrines and a vast underground network of dungeons and mines. If the prisoners wish to make it out alive, they have to overcome the challenges devised by the ominous mastermind of the island. Powers of perception and logic are more important than sheer force is, since Legend of Grimrock 2 puts a heavy emphasis on exploration, survival and challenging puzzles. Discover powerful ancient artifacts from hidden secret chambers and buried treasures. Arm your champions, cast spells and craft enchanted potions and bombs to aid you in fighting the dreadful monsters in highly tactical real-time combat.
Steam User 3
ゲームクリア済みで、1は未プレイです。
昔『ダンジョンマスター』をプレイしたことのある人にとっては、本作が単なるオマージュ作品にとどまらず、ゲームプレイのエッセンスを引き継いで現代的にリメイクされた素晴らしいゲームデザインであると評価できるかと思います。
ただ、ゲーム全体を通したレベルデザインに目を向けると、ところどころにストレスとなる要素や練り込みが不足している部分が散見されます。
■オープンワールドと見せかけたリニアな世界
ゲームが中盤に差し掛かると、世界の中心的なシーンから、各方角へ自由に行ける範囲が広がります。
ただ…ある場所の攻略をおこなうためには別の場所でヒントを入手する必要があり、これがほとんどリニアな設計になっています。
つまり、自由度があるように見えて、初見の正攻法でクリアするためには攻略ルートはほぼ一本道(一部、順不同で攻略できる箇所もありますが)であり、なまじ寄り道ができてしまうためにミスリードや冗長な探索が非常に多い作りになっています。
これであれば、中途半端にオープンワールド風にせず、もっと手前のところで道を塞いで誘導してしまった方が、無駄に迷わされる時間を削減できたのではと思いました。
繰り返しますが、オープンワールドがダメなのではなく、オープンワールドの本質が活かされていないところに問題があると感じました。
■過剰に誘導の少ない謎掛け(リドル)要素
これも中盤以降に顕著ですが、攻略に必須なルートの謎掛けの難度が異常に難しく感じます。
私自身は昨今のRPGであればノーヒントでクリアできる程度のゲームへの理解度を自負していますが、本作の自力でのノーヒントクリアは不可能に近いと思いました。
結局、不本意ながら攻略ガイドを一部見ながらゲームを進めることにしましたが、人にとってはかなり興を削がれることになるだろうと予想されます。
昨今のRPGやAVGのような、「誰でもクリアできるまで導くことが当たり前」なゲームに慣れているゲーマーにとってはかなり不親切に見えるところはあるだろうと思います。
謎掛けのヒントについてはガイドを作ってみました。
これからプレイされる方や、途中でプレイを止めてしまった方の参考になれば幸いです。
■急上昇するアクション難度
本家ダンマスでも同じではあるのですが、本作はゲームコントローラーには標準で対応しておらず、マウスとキーボードを用いることになります。
中盤まではそれほどでもないのですが、終盤のボス戦でかなり忙しいマウスキーボードさばきを要求されるようになります。
ノートPCなどのキーボード一体型のタッチパッドで遊ぶには厳しいと思います。
アクションが苦手な方にとっては、せっかくいいところまで来たのに難しすぎてクリアできない…といったことがあるかもしれません。
しかも、そこに追い打ちをかけるように、キャラクターのレベリングができない成長曲線(後半の要求経験値量が跳ね上がる)になっているため、アクションの腕をキャラクターのレベリングやドーピングでカバーするといったことも難しいです。
幸い、回復アイテムは潤沢に手に入るので、序盤ではなるべく節約しておき、終盤まで残しておくことをお勧めします。
■まとめ
といった感じで、気になるところがたくさんあったものの、冒険や探索の楽しさといった本質的なところの面白さは保証できるので、人を選ぶものの、全体的にはお勧めできる内容であると言えるかと思います。
下記に該当するような人はちょっと厳しいかもしれません。
本作がおすすめできない人
虫嫌いな人(結構出てきます)
「極端に」ホラーが苦手な人(全体的に画面が暗いシーンが大半を占め、暗闇からいきなり敵が出てきたりします)
ネットの攻略記事を見た瞬間に意欲がなくなってしまう人
「極端に」リアルタイムゲームが苦手な人(ポーズ中の操作は不可能で、結構なマウスさばきを要求されます)
「極端に」英語が苦手な人(翻訳サイトはありますがネタバレを避けては通れません)
■余談
私は前作「1」は未プレイですが、いくつかのレビューで「前作の方がよかった」という声が見られます。
前作はダンジョンマスター同様にリニアなダンジョン構造になっており、難易度も本作と比較すると控えめのようなので、前作から始めてみてもよいのかもしれません。
1と2なら2の方が面白いだろうと思って2から始めてみたのですが…
Steam User 5
今でもLegend of Grimrock3を待っています。