farewell planet / おわかれのほし
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A planet with nobody on it.
A village of machines who thought they were human.
The last machine still ‘alive’ – a child – borrows the bodies of the other villagers and says farewell to each of them by fulfilling their last wishes.
Steam User 72
最初のチュートリアル的なパートで操作方法が詳しく表示されないのが勿体ない。
キーボード操作に慣れるまで大変でした。
(出来れば次のアップデートで追加されてほしいです……)
でも作品のテーマや世界観はところにょりさんの作品の中で一番好きです。BGMも良い。
前々作『からっぽのいえ』で
「『死ぬ』ということは、明日したかったことが永遠にできなくなるということだ」
という言葉が出てきましたが、
今作は死者となった機械たちの「明日したかったこと」を代行していくお話です。
しんみりとしたポストアポカリプスものが好きな人にオススメ。
=======操作方法=======
WASDまたは方向キー:項目選択/キャラ移動(左右のみ)
C:メニュー
(左上:取得アイテム
左下歯車:ヒント表示&言語設定
右上:死者の記憶)
Z:決定
X:キャンセル
ESCキー:二度押しでゲーム終了
WASD or arrow keys: item selection / player character movement (left and right only)
C: Menu
・ Top left: acquired items
・ Low left (gear mark): Hint display & language setting
・ Top right: Memory of the dead
Z: Decision
X: Cancel
ESC key: Press twice to end the game
=====================
Steam User 24
筆者がこのゲームをクリアして強く思ったのは
ああ 自分もこの人たちのように明日への思いを募らせては生き
そして死んでお別れすることができたなら、どんなにか幸せなことだろう。という強い羨望の気持ちでした
このゲームでは既に亡くなった人たち(実際にはどう見たって機械だが、そもそもゲーム中本物の人間は出てこない)を弔うために
遺体をお借りすることでその中に宿る記憶、生前に抱いた思いを頼りに一人一人、おわかれへの準備を整えていくという行程があるのですが
これらの記憶や思いがまた、とてもまるで本当の人間かのごとく生々しく、それでいてまるで人間だと思わせる説得力があるのはとても素晴らしいと思いました。
メタ視線で言えば彼らは世界設定上、自分自身を人間だと思い込んでいるからというのも勿論あります
しかしいくつかある彼らの記憶の中から読み解ける
・毎日のように空を見上げては空を飛んでみてえなあと願い、亡くなったその日も空を見上げていた父とその娘の話
・世界から意味を見出せぬまま一人暮らしていた男の下に来た、生まれつき目が見えぬ子との生活の話などを耳にするかぎり
たとえ外見が本物の人間と程遠くても、彼らは間違いなく生まれてから死ぬその日まで、人間だったと思わずにはいられないのです。
終わりに
客観的にゲームの一つとしてみるならば、このゲームはそれほどボリュームがあるわけではなく
それでいて実際に行っていくのは単調な作業ばかりで人によってはあまりの単調さに投げ出してしまう可能性も否めません。
しかし彼らの人生を垣間見ると同時に流れる音楽の良さも、このゲームをオススメする理由として十二分に足りえます。
他の欠点としては強いて言うならsteamで購入する場合はアップルストア等で買うよりもお値段が高くつくことくらいですが
時にsteamで半額セールが行われてますし
「生と死」といった重いジャンルに抵抗が無いのであれば、ぜひ一度プレイしてみてほしいと強くお勧めさせていただきます。
Steam User 0
他の方のレビューにもある通り操作方法が全く分からずチュートリアルを終えるのに30分近くかかりました。(PCゲー慣れてないのもあるかも…)
操作方法がわからない以外はとても良くて、音楽もお話もとても素敵でした!
あまりにものめりこんでしまい似たようなゲームが無いか探す毎日です…
こんなにも素敵なゲームをこの世に生み出してくれてありがとうございます!!!
Steam User 2
非常に良いゲームでした。
言葉遣いや文体は幼稚さを感じますが、根底にある強い思いが感じられる作品でした。
このゲームをプレイした後は感動する小説を一冊読み切ったような達成感がありました。
このゲームはおそらく私は一生忘れられない作品になりました。
この作品を作っていただきありがとうございました。
Steam User 5
人は死ねば明日やりたかったことをできなくなります。
そんな明日やりたかったことを終わらせ死者を弔うゲームです。
破滅的な世界観ですが登場する村人はそこまで悲観的ではなく暗い話が苦手な人でも一度遊んでもてほしい。
ゲーム的にはマップを歩き回り必要なアイテムを拾うだけの単調なものですが、村人ひとりひとりに素敵なBGMがあるのでそこまで苦痛ではありません。
寂しさを感じる世界をトボトボと歩き回りBGMを聞きながらゆっくりと世界に浸りたい人におすすめです。
Steam User 1
このほしの住人に悪人は居ません
主人公?がご遺体に乗り移りながら
ちゃんとおわかれしていきます
みんなそれぞれ後悔や自責の念、誰かに対する思いがあって
その思いを代わりに遂げてあげて一人づつ弔って行きます。
乗り移ったときにそのひとの思いを感じることができます
そして生前の心残りが分かります。
なんの説明も無く始まりますが
文章をちゃんと読む、手に入れたアイテムを使ってみる
そうすれば進めます。
村は大きくないので、ウロウロしていれば
それほど悩むこと無くクリアできます。
短いですが、一人ひとりにちゃんとストーリーが有り
やることは単調ですが理由を考えながら進めれば
飽きること無く最後まで行けると思います。
値段的にも短編小説を買うより安いですし、
派手さはありませんが、神妙な気持ちにはなれるでしょう。
私は煩悩が纏わり付いているので見方が歪んでしまってますが
最後主人公は幸せだったのでしょうか。
店長
Steam User 3
英題にある「farewell」の意味は、「別れ」「送別」…そして「暇乞い(いとまごい)」。
「きっともう二度と逢うことはできないけれど、どうか安らかに──。」
この作品は、「出会うことさえ出来なかった」人と、「一番最期にやり残したこと」を代わりにしてあげる過程で、気付いた時には彼らひとりひとりと想いを共有していきます。だけど、結局は一種の無力感のようなものを感じながら、「さよなら」と見送るしかない…繰り返されるそれの何と美しいことか。こんなにも心を抉られて、持ってもいないものを失ったような哀しみに打ちのめされる。
それでもまた、「救ってあげたい」と願ってしまうんです。
その先にある、もう過ぎ去ってしまった「痛み」を受け止め続けると、知っていても。
その「痛み」を抱えるたび、泣いてしまうと分かっていても。
ゲームのつくり自体については、設定でマップの目的地に目印をつけてくれるので、ストレスなくサクサク進められ、物語に没入できるのが嬉しいです。世界観はもちろんキャラクターひとりひとりに用意されている音楽もまた美しく、幾度も感情を揺さぶられます。
色んな人と「おわかれ」したい反面、進めるのが勿体ないような、名残惜しいような、そんな作品です。大切に大切に遊んでいこうと思います。