Expeditions: Conquistador
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Conquer the New world: In the 16th Century, Spanish explorers and soldiers reached the shores of America. The search for gold, fame, and adventure drove these travelers into a treacherous wilderness where they faced hunger, disease, and dangerous predators. In their wake, the Aztec Empires lay in ruins.
Re-write the history of the Conquistadors: Forge diplomatic alliances with the natives… or crush the savages and bring civilization to the pagan tribes! Create an expedition of individual characters: Choose your followers wisely from over 30 characters, but be careful – they each have their own traits, opinions and moral standards.
Hunt for unimaginable riches and fight intense battles in the unforgiving jungle. In this turn based strategy RPG, a cunning plan is as vital as thoughtful resource management. Expeditions: Conquistador offers a rich storyline separated into two campaigns, challenging players throughout 25+ hours of gameplay. Strategy veterans as well as newbies will find their turn-based El Dorado!Features
- Discover the New World! Travel to legendary locations in America, roam the jungle on the hunt for mystical temples as well as ancient ruins.
- Create your own party of followers! Choose from more than 30 characters, train your recruits and lead them to battle. Coach them as they will develop from untrained recruits to fierce battlefield veterans.
- Four highly customisable difficulty levels will challenge pros and newbies alike. But be warned: The Iron Man mode is a real beast!
- Choice & Consequence: Use your skills to avoid hostility or, when diplomacy breaks down, adapt your tactics to highly varied terrains across more than 70 battlefields.
- Challenge your friends to tactical PvP combat in either Hot Seat mode or via TCP/ICP.
Steam User 203
1518年――エルナン・コルテスが三度目の南アメリカ本土探検隊隊長に選ばれ、アステカ帝国を征服する以前の年。
だがその日がやってくることはないだろう。なぜなら彼より先にあなたが征服するからだ。
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Expeditions: Conquistador はそのタイトルが示すとおりの新大陸探検サバイバル&征服ストラテジー。10名からの隊員を率いるコンキスタドールとして、史実ではスペインのコルテスが行ったアステカ帝国探検・征服を体験するゲームである。
歴史を基にしたゲームではあるがコルテスの足跡をそのままなぞるものではなく、プレイヤーキャラは架空の人物である。他にも1518年より前に大規模なメキシコ探検を行い失敗して行方不明となった人物がいたり、原住民の勢力図がアステカとトトナカの二大勢力の対立という形に改変・単純化されていたりと史実との相違は多いが、スペイン人視点の物語としてはおおむね歴史に対して真摯に向き合っているといえる。
ゲームシステムは基本的には洋RPG的なフィールド探検モードとヘックスのターン制ストラテジーである戦闘モードに分かれている、King's Bounty などに似た作りである。しかしながら探検・サバイバルという本作のゲーム目的のため、実際はかなり独特なものになっている。
本作の主要素である探検だが、スタート時の地図は海岸線以外は全く不明な状態であり、未開のジャングルを探検していくというもの。この感覚は実際にプレイしていただかないと伝わらないとは思うが、これが非常に探検している感が出ていてとても楽しい。地理は必ずしも正確ではないが(特にメキシコ編の地理は大胆に改変されている)、それだけにゲーム的な探検の楽しみがあるというもの。
そして未開で危険なジャングルを探索するにあたって、プレイヤーは探検隊の隊長として食糧(Rations)・薬剤(Medicine)・財貨(Valuables)を管理し、隊員の士気・健康維持に気を配りながらサバイバルしなくてはならない。食料を切らせば士気が下がるし、戦闘やイベントで負傷した場合は薬剤を消費して治療するまで戦力から外れ、放置していると最悪死亡してしまう。これが難易度が高いとなかなかシビアで、財貨をできるだけ節約しながらやりくりしていく必要がある。これらの物資は財貨で購入するほか探検中にも手に入るが、隊長(プレイヤーキャラ)の能力や選んだ隊員のプロフェッションによって入手量が変わってくるので、自分なりの部隊運営を模索するのも楽しみのひとつである。
手に入れた財貨を惜しみなく消耗品購入に充てれば進行に困ることはなくなるだろうが、未到達地の探検・征服だけでなく、より多くの金銀財宝をスペイン本国に持ち帰ることもコンキスタドールとしての使命の一つであることを忘れてはならない(5万以上のValuablesを本国に持ち帰る、というSteam実績があります)。
またヘックスの戦闘についても、とくに革新的なものではないが、AIの甘さは多少あれどストラテジーとして難易度が低いものではないし、マップの使い回しは(多分)一切ないので毎回新しい地形で戦えたりと堅実で良質な作りである。
このようにシステム面だけでも大変魅力的なのだが、我々歴史好きにとっての本作最大の特色は、まさにコンキスタドールを題材とした点にある。まずコンキスタドールを主役とした新大陸征服ゲーム自体(知る限り)他に例がなく希少であるが、本作はそればかりでなくヒストリカルな文脈や雰囲気をとても重んじているのだ。
新大陸征服の歴史というものは、ミクロかつ近現代人的な視点で見れば、原住民を人間扱いせず、騙し、略奪し、土地を奪い、時には虐殺するという残虐行為そのものであるが、本作はそれを美化することも貶めることもなく、歴史上の出来事としてそのまままっすぐに扱っている(残虐行為を行う際に差別者としての立場を言い訳がましく強調したり、謎の近代的ヒューマニストが出てきて普遍的人権を説いたりということがない)。こうしたスタイルのおかげで、原住民の村を焼き払い、略奪の限りを尽くすといった行為が、よくある「悪人ロールプレイ」のような露悪的なものではなく、当時の西洋人と同様に罪悪感も開き直り的な昂揚もなくごく自然に行えるのだ。
こうした歴史の描き方はParadox社のゲームなどとも共通しているが、本作の場合はその描写自体がゲームの根本をなしている点が違っている。例えばパラドゲーの場合、植民のために原住民を皆殺しにしたり、逆進課税で労働者階級から搾り取ったりという行為はあくまで帝国運営の一要素にすぎないため、無感動な描き方もある意味当然ではあるが、本作はプレイヤー自身がコンキスタドールとして人間と直接向き合っている点が特別である。
この歴史を描く上での自然な醜悪さという感覚は歴史小説などではよく見られるが、歴史ゲームとしては希少であり、特に本作の表現技法は本当にすばらしい。こうしたゲームがこれからも増えてくれることを望んでやまない。
長くなってしまったが、個人的にはここ数年で一番の衝撃を受けたゲームかもしれない。歴史が好き、歴史ゲームが好きな人には心からおすすめできる作品である。
どうかひとりでも多くの方に遊んでいただき、本作のような良質な歴史ゲームの理解者となってほしい。このレビューがその一助となれば幸いである。
追記: 私家日本語版が仮完成しました。詳細はこちらのページをご参照ください。
Steam User 47
コンキスタドールとなって部下を率い、アステカ帝国の版図を探索するというタイトル。
戦闘システムはBlackguardsあたりによく似ていますが、タクティカルRPGというよりは、部下やリソースのマネジメントゲーとしての要素が強い印象。
食料や武装などのリソースがカツカツで、稼ぎの手段も限られているため、イントロ篇となるイスパニョーラ島からして難易度は高めです。
ついでに、イベント関連の言語依存も高。
ちなみに、もっとも面倒なのが部下のモラル管理なのですが、そもそも主義主張がバラバラな寄り合い所帯なので、敵を攻撃すれば平和主義者が文句をいい、かといって戦闘を回避すれば戦闘狂が文句をいい、現地人と仲間になればレイシストが文句をいい、虐殺すれば博愛主義者が文句をいうという始末。
部下の顔色を伺いながら不満をなだめ、それぞれに偵察や狩猟などキャンプ内の仕事を割り当て、毎夜のように人生相談に乗る。
コンキスタドールさんの、なんと大変なことか。
面白いと感じられるまでに時間がかかりますが、おすすめ。
Steam User 29
アステカを征服するスペイン人達を操作して冒険と征服を体験するシミュレーションRPG。英語は長めかつ難しめ。戦闘も難しめ。残念なところは戦闘で攻撃がこちら側は確率どおりに当たらず敵方はかなり当ててくるように感じたことと、頻繁に起きる寝起きの襲撃で相手に強めのユニットが多いこと。でも、難易度を細かく設定できるのもこのゲームのいいとこで好みの設定で遊べます。
自分は最初の島で仲間三人くらい死に、けが人、病人かかえながらボスと戦い負けました。それでもゲームオーバーにならないのがこのゲームの面白いとこで、その後目的地のメキシコでは、最初は経験も踏まえて順調に進めていったのが中盤に大量に病人が発生する事態がおき、医者も全員病気で使えない状況になりました。隊長である自分は病気も怪我もせず、医師と同じく治療能力があるので助ける仲間の優先順位をつけながら治療し何とか町まで戻ったが、死人も出て忠誠心も皆がた落ち。しかも薬などを買わなくてはならず、金のためやむなく死にかけの仲間を犠牲にしたところ、とうとう仲間割れが起きて仲間が半分去っていき、その後も死人や反逆が起きて最後には仲間が四人になりました。それでも詰まないのがこのゲームで、残った仲間を大切にしながらなんとか仲間を増やし、今は仲間六人で何とか進めています。まさにサバイバルを経験できて楽しめました。
Steam User 18
コンキスタドールとして新大陸を探索するSRPG
マップ上のポイントやキャンプでリソースを収集しパーティを飢えや病気から守りつつ
シナリオのルートに応じて半固定のエンカウントに戦闘や交渉で対処するタイプ
サバイバル要素は結構ゆるいが戦闘は計画的にメンバーを育てないと厳しい
歴史要素も多く解説などもそのつどアンロックされる
最大の障害はやはり言語そのものだろう…
Steam User 4
日本語化さえ完了すれば後はアステカを冒険する雰囲気の良いSRPGを楽しめます。(一部理不尽要素あり)
小さな冒険者集団を率いる主人公が中米を冒険し様々なサブクエストをこなした末にアステカ帝国の命運を左右する一大決戦に参加するまでを描いたSRPGとなります。仲間キャラクターは一人一人に思想信条(信仰心や原住民への敵意など)が設定されていてイベントごとの選択肢に応じて忠誠心が増減するほか、スキルもついても全員個別に育成して様々なタイプのキャラクターを育てられます。
戦闘バランスもまるで当たらない銃や継続ダメージが重い毒矢、やっぱり頼りになる鉄製の近接武器など当時特有の文化が良く出ているほか、敵ユニットの横を移動する際に一回攻撃を受けてしまう(隣接状態から逃げる際に被弾1回が確定で来る)など戦略性の高いバトルが楽しめます。
問題点としてはフィールドマップでの選択肢のわかりにくさや、「負傷」状態になったユニットの復帰の遅さなどがありますがこれらは過酷な新大陸探検というストーリー上のフレーバーとしては許容範囲内かなとも思います(一部これは無理ってのもありますが…)
全体的に雰囲気の良いゲームとして楽しめますが1点だけ、終盤に新大陸の財宝を守る門を開く暗号を解き明かすクエストがありますが、これに関しては元々の文章がわかりにくく日本人が解くのはかなり難易度が高いため英語版攻略wikiにある回答を素直に引っ張ってきたほうがいいと思います…
Steam User 4
あなたもしかしてキリスト教徒?
へぇ、世界史に興味があるお年頃なのね?
ピサロやコルテスのことはご存知?
まぁ、コロンブスは有名よね
ラスカサスのインディアス史はもう読んだかしら?
えっ、ワンピースを全巻読破してるの?
合格ね。今すぐこのゲームを日本語化してプレイなさい
このゲームは覚えることが沢山あるから簡単に3つのプレイスタイルを説明するわ
平和プレイ
プレイヤーの指導力と外交力を10にして、従者の性格を平和的、寛容、利他的などで統一することで全体の士気が下がりにくくなります。友好的な会話を選択し、原住民のインディオは当然仲間にするので性格選びは重要です。敬虔(-2)人種差別的(-4)も士気が下がる。
好戦プレイ
プレイヤーの戦術と指導力を10にして、従者の性格を攻撃的、強欲、尊大などで統一することで全体の士気が下がりにくくなります。さらに脅す、奪う、処刑するなどの外道っぷりで全体の士気が上がります。逆に良い人を演じたり、控えめな会話を選ぶと指揮を下げるでしょう
陵辱プレイ
「奪いなさい わたしから勝利をもぎ奪り凌辱するのです」
このゲームは戦闘で撤退(敗北)しても会話が進みます。つまり敵側(反乱軍や原住民)が勝つシナリオも用意されており、あなたの上司(総督)が窓から投げ捨てられたりします。難易度は高めですがやる価値はあります。だって陵辱がないでしょッ
Steam User 0
難易度ノーマルでクリア。
戦闘はターン制SRPG、フィールドの移動はMount and Blade。
さらにちょっとハードめの物資のやりくり要素を足したようなゲーム。
良い点
・雰囲気が良く、キャラクターが魅力的、未開の地を冒険している感が味わえる。
・プレイヤーの方針次第でさまざまなアクションが取れる、原住民と仲良くするも良し、蛮族扱いするも良し、中にはロマンスの対象も。
・戦利品や冒険の経験で部隊を少しずつ強化していくのが楽しい。
悪い点
・物資のやりくりの面でバランスの悪さが目立つ、必死こいて依頼クリアして貰った報酬が1000、一晩でキャンプから盗賊が盗んでいく額が3000とかおかしいですよ…
・仲間が予告なくいきなり抜ける、某国産大作RPGのキー〇ァ王子みたいな奴が何人かいる、そいつらに使った経験値は帰ってこないので泣き寝入りになる。
・バグが多い、エラーが出てロードがちゃんとできない事が何度かあった、絶対アイアンマンモードでやらない方がいいと思う。
総じてシリーズ1作目らしい荒削りかつ不親切なところが目立つが、それでもこのディープな世界観やゲームシステムには魅力を感じた。
欠点も多いので手放しにはおすすめできないが、七難八苦を乗り越えてアステカ征服をしてみたい方は是非どうぞ。