Dynopunk

ビジュアルノベルと修理工シムのミックス。
「Dynopunk: Welcome to Synth-City」という序盤を遊べる体験版もあります。あまり情報を見ないほうが楽しめるタイプのゲームだと思うので、興味があるならとりあえず何も見ずに試してみることをオススメします。
プレイヤーは修理店のオーナーとなって、お客が持ってきた機械を修理するという内容ですが、かなりストーリー重視です。主人公には大きな夢があって、その実現のためにお金を稼ぐことがメイン目標ですが、ただ機械を修理して終わりではなく、お客と雑談したり、相談に乗ってあげたりといったお客とのコミュニケーションがこのゲームの一番おもしろい点です。
お客との会話中には、かなりの頻度で選択肢が現れます。どの選択が最善なのかわかりづらい場面が多く、どれを選ぶか かなり悩みました。どのキャラクターもかなり個性的で、彼らの中には、人に言えない悩みを抱えてたり、見た目からは想像もつかないような意外な一面を持つ者もいます。なので彼らと仲良くなって心を開いてくれると本当に嬉しくなります。プレイヤーの選択が彼らのその後やメインストーリーにも影響を与えるので、慎重に言葉を選びましょう。
また、お客と良い関係になることが必ずしも最善というワケではないようで、相手をわざと怒らせたり、不幸にさせた場合も なにかしらのメリットが用意されてる場合もあるっぽいです（試してないのでわからないけど）。お客とどんな関係を築くかはプレイヤー次第です。
ちなみにお客との出会いは一度きりではなく、ほとんどのお客は何度かお店に訪れてくれます。単に雑談しにくる時もあります。
修理の内容はシンプルなミニゲームのような内容で、技術的に難しいことはしません。ただ、相手の話をちゃんと聞いてないと どのように修理したらいいかわからないので、ちゃんと聞きましょう。ほとんどヒントが出ない時や「おまかせ」で依頼されることもあるので、そういう時は、修理品をよく観察したり、相手の性格や好みを考慮してなにをすべきか考える必要があります。その気になればイタズラもできます。
サイバーパンク作品の中では比較的おだやかな内容ですが、イヤミな奴や犯罪者と絡むこともあるので苦手な人は注意。主人公は一般市民です、犯罪者ではありません。サイバーパンク作品の中ではかなりソフトな方だとは思いますが、常におだやかな雰囲気というわけではないので注意。下ネタやグロい話はほとんど出てきません。
またこのゲームは、恐竜たちが絶滅せずに人間のように進化した未来世界を描いています。ただ人間キャラの見た目を恐竜に置き換えているだけでなく、恐竜が持つ特徴もストーリーの一部になってる点もおもしろいです。
ストーリーは途中でミニゲームが入ったり、意外な方向に話が進んでヤバイ展開になったりもします。
おもしろいよ。