Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour
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Frag like it’s 1996 – this time with even more asses to kick! Join the world’s greatest action hero in Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour as he saves Earth once again, kicking alien ass and saving babes across the globe along the way. Blast your way through hordes of ugly aliens in four classic Duke Nukem 3D episodes plus an additional ALL NEW FIFTH EPISODE from the game’s ORIGINAL EPISODE DESIGNERS with NEW MUSIC from the game’s ORIGINAL COMPOSER and NEW Duke Talk from the ORIGINAL VOICE of Duke Nukem. • ALL-NEW Episode FIVE, created by the original episode designers, Allen Blum III and Richard “Levelord®” Gray! • New, bonus content in Episode 5: Duke Nukem finally gets a INCINERATOR to roast new “Firefly” enemies! • New “Duke Talk” plus high-fidelity re-recordings from Duke Nukem’s original voice actor, Jon St. John! • New musical score for Episode 5 created by Duke’s theme song author and original game composer, Lee Jackson!
Steam User 1
Foreverで14年間の見果てぬ夢に終止符を打った我らがデューク様が、五年の歳月を経てBuild Engineに「I'm back, Baby!」。
本作最大の特徴であるTrue3Dレンダリングは、ライティングの強化、ノーマルマップや3D化したスカイボックス等の追加などが施され、「ソースポートを使わず本作を遊ぶ意味はあるのか?」という問いに明確な答えを示している。またTrue3Dとオリジナルのグラフィックは、ゲームプレイ中にキー一つでいつでも切り替えが可能だ。
20th Edition用に製作された新エピソードは世界を股にかけてデューク様が活躍するというスケールの大きなもので、個人的にはRise of the Triadで惚れこんだLee Jacksonの新曲を拝めただけでも大満足である。ただし、最終MAPをクリアした瞬間いきなりタイトル画面に戻るのはあまりにも寂しすぎる…一枚絵とちょっとしたテキストくらいは欲しかったところだ。
残念ながら、かつて販売されていた(パブリッシング契約の終了により販売停止となった)Megaton Editionに含まれていた「Out In D.C.」「Nuclear Winter」「Life's A Beach」などのアドオンは含まれていないので注意が必要。権利上の問題らしい。
このDuke Nukem 3D、見た目のイメージに反し、ただ撃ちまくって敵を倒しながら制圧前進するタイプのFPSではなく、探索の比重が非常に大きい作風である。なにせ通常のルート進行がシークレット並に難解なので、外部の情報に頼らず自力での攻略を目指した場合、複雑なMAPをひたすらウロウロと徘徊する破目になるのだ。はっきり言って、純粋なシューターとして見た場合は後発のBloodのほうがよほど素直に作られている。
シューターの文脈から捉えると「エキサイティングな戦闘が探索要素によって遮られ、テンポが悪く不親切。古臭いゲームの造り」というような評価になってしまうのだが、おそらく現在の視点から評価するなら、「戦闘の比重が大きい探索ADV」という、逆説的なプレイスタイルが求められるのではないかと思う。つまりは探索要素をメインに、戦闘を付属品として捉えることが重要なのだ。
本作の難易度は敵の強さやダメージには影響せず、だた敵の出現数のみを調整する。唯一、最高難易度の「Damn I'm Good」だけは倒した敵が復活するというオマケがつくが、DoomのNightmareとは違い、爆発物等で死体を完全破壊した場合は復活を阻止できるという特徴がある。
興味深いメカニクスとして、本作はジャンプやしゃがみといった動作を取り入れた最初期のFPSであるにも関わらず、しゃがみジャンプ(ジャンプ中にしゃがむことで高い場所に登れる)のようなグリッチまがいの挙動を攻略の必須テクニックとして取り入れているらしい点が挙げられる。
また武器を画面の中央ではなく右側に配置しているのも興味深い点で、見栄え良く薬莢を飛ばすために排莢口を左側に設けるといった工夫をしたのは本作が最初か、少なくとも始祖的な存在であることは確かだ。
他にも電灯のスイッチを操作できる、多くのオブジェクトに干渉できるといった、従来であればADVゲームにしか見られないような世界観の作り込みをシューターに持ち込んだこと、現実の都市景観をベースにしたリアルなレベルデザインなど、モダンFPSに影響を与えた要素の多くはこのDuke3Dが原点であると言っても過言ではなく、本作はFPS史においてDOOMに勝るとも劣らぬ重要な存在であることは疑う余地もない。
本Edition最大の欠点としては、マウス操作のカクつきがある。精密なエイムを要求されるようなゲームではないにしろ、まるでゲームパッドのアナログスティックをエミュレートしているかのような鈍い照準操作はプレイ中にかなり気になるところだ。
翻訳に関しては、そもそも本作の攻略に必要とされるテキストの読解などは皆無だし、エピソード攻略時のテキストが翻訳されているのは有り難いにせよ、開発者のオーディオコメンタリーに字幕はつかないし、なにより肝心のオプション項目が誤訳まみれで酷い有り様、無いよりマシというより無いほうがマシというレベルなので、素直に英語でプレイしたほうがいい(言語設定はゲームではなくSteam側で行う)。ローカライズ・ファイルはシンプルな.txt形式なので、なんであれば自分で直すのも良いだろう。
拡張されたTrue3Dレンダリングやローカライズといった本エディション特有の機能を犠牲にしても良いのであれば、Eduke32にパッチを噛ませて本作をプレイすることも可能だ。スムーズなマウス操作やボーダレスウィンドウ、垂直同期やFPS制限、クイックセーブ&ロードといったQoLを獲得し、またキーパッドのインタラクトに関する奇妙な不具合も解消される。
本作のゲームエンジンはBuild Engineを独自に拡張したバージョンとなり、オリジナルのDOS版やMegaton Edition、Eduke32等とある程度の類似性はあるものの、基本的に既存のMODは利用不可能であり、Moddingに関しては独自のソリューションを要求する。
たとえば最大HPや所持弾数を増やすくらいなら、USER.CONをテキストエディタで開いてファイル全体を眺め、該当箇所を書き換えるだけなので、これはBuild Engineに関する知識が皆無でも五分とかからない。しかしスプライトの差し替えだとか、武器の命中精度を変更する等の改造を施すとなると、難易度は極端に跳ね上がる。
まずスプライトの変更(武器グラフィックの変更等)は、Megaton EditionやEduke32で使える外部ファイル参照用のコードが使えない(エラーを吐く)ため、おそらく.GRPの直接編集か20th Edition用のコードを自力で見つけ出す必要がある。機能を見る限り、内部的には3Dモデルやフルカラー画像を扱えるはずだが…Workshopに公開されている700近くのアイテムに、カスタムテクスチャを扱ったものが皆無であることに気づいただろうか?
また武器性能に関しては外部の設定ファイルでオーバーライド可能ではあるものの、基本的には本体にハードコーディングされているため、まずはソースコードを見つける必要がある。またはEduke32のSampleフォルダに、Modding用に武器のコードを纏めたweapons.sample.conファイルが存在するが、恥ずかしながら、自分は中身を読んでもサッパリ理解できなかった(いちおうDoom用の武器Wadくらいは作ったことがあるのだが)。まあつまり、率直に言って、Build Engineの改造はDoom(あるいはGZDoom)の改造よりも遥かに難易度が高いということだ。
まして「美しいライティングを備えたTrue 3Dレンダリングと日本語ローカライズを実装した20th EditionからBuild EngineのModdingをはじめるぞ!」というような大望を抱いている場合、それはかなり無謀な試みになる可能性がある。
ともかく、今から伝説に触れたいゲーマーなら本Editionを購入して損はない。「声だけで女を孕ませる」と言われたジョン・セントジョンの名調子に合わせ、政治的正しさとは無縁の、テストステロンで満たされたクラシック・アクションヒーローの活躍を刮目せよ!
今からプレイするにあたって、「古いゲームだから…」なんて情けない言い訳をしなくても、何不自由なく遊べる不朽の名作。おすすめです。
Steam User 2
FPSにクイックセーブ&ロードがあるのは珍しくない
しかし今作に追加されたリワインド機能があるFPSは非常に珍しい
実際に使ってみるとあまりの利便性の高さに驚く
クイックセーブ&ロードの利便性を超えています
瞬時に状況を戻せるのは一緒だが、戻す場所をその都度指定でき、再開の瞬間に自分がどういう状況に置かれているのか自然に理解できる
リワインドを使うかどうかはプレイヤー次第なわけですが、例えばそういった機能は邪道だと思う方であっても、高難易度等の繰り返しリトライの時に、序盤のほんのちょっとのミスの為に1からやり直すより巻き戻した方が遥かに合理的だと考え方を変えて有効に利用したりするかも知れません
FPSにリワインド、素晴らしい発想と利便性です
Steam User 0
ひたすら初見殺しとしらみつぶしの探索! それがDuke Nukem 3Dだ
基本的にこのゲーム、戦闘と探索の比率が2:8ぐらい
もうとにかく、スイッチとかカードキー探すために、マップを高速で走り回らされます
辛くなったら攻略動画を見ましょう
現代人にこのノーヒント探索は辛すぎる…
敵の攻撃はほとんど発射即着弾で、回避の概念とかあんまないです
大量に落ちてる回復と巻き戻しでごり押せっ
ステージ数は結構あるし、弾数気にして戦う戦闘も張り合いがあって悪くない
値段もお安いし、手ごろなFPSを望んでいる方にお勧めです
総合評価は90点