Divinity: Original Sin II
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The Divine is dead. The Void approaches. And the powers lying dormant within you are soon to awaken. The battle for Divinity has begun. Choose wisely and trust sparingly; darkness lurks within every heart. Who will you be? A flesh-eating Elf, an Imperial Lizard or an Undead, risen from the grave? Discover how the world reacts differently to who – or what – you are. It’s time for a new Divinity! Gather your party and develop relationships with your companions. Blast your opponents in deep, tactical, turn-based combat. Use the environment as a weapon, use height to your advantage, and manipulate the elements themselves to seal your victory. Ascend as the god that Rivellon so desperately needs. Explore the vast and layered world of Rivellon alone or in a party of up to 4 players in drop-in/drop-out cooperative play. Go anywhere, unleash your imagination, and explore endless ways to interact with the world.
Steam User 16
ひとまず300時間と少しでクラシックモードを無事にクリアしましたのでレビューさせて頂きます。
RPGゲームとしては非常によく出来ていて、ストーリー・バトルシステム共にかなり作り込まれています。バトルに関してはタクティクスオウガやファイナルファンタジータクティクスのようなゲームが好きな方なら間違いなく楽しめると思います。
ただ、完璧なのかと言われるとそういう訳でもなく、また、よく自由さが魅力のひとつとしてあげられている気がしますが、実際にプレイしてみるとかなり自由度は低いです。詳細は後述しますが、まずいい点からあげると
・重厚なストーリー
・充実したクエスト
・魅力的なキャラクター達
・洗練されたバトルシステム
・ビルドの自由さ
という形で大事なところをしっかりとおさえた王道RPGだと言えると思います。クエストに関してはサブクエストの数が膨大で、俗に言うお使いクエストのようなものは基本的にありません。その為、メインクエストだけでなく、すべてのクエストがストーリーを奥深いものにしています。また、オリジンという主人公としても選択可能なメインキャラクター達がいるのですが、彼らにもそれぞれ独自の物語が用意されており、主人公としてプレイしても、仲間としてプレイしてもたくさんの熱い展開が我々を待っています。
次にバトルに関してですが、こちらはターン性のタクティカルなものになっており、前述した往年の名作をブラッシュアップしたような素晴らしい出来です。戦闘では魔法だけでなく、フィールド上の様々なオブジェクトが影響を及ぼす為、そういった要素をいかにうまく利用するかも勝利へのポイントになっています。簡単な例をあげると、敵の集団の近くの油の入った樽を弓で射貫くことで、地面を油まみれにして敵の動きを遅くしたり、火の矢で樽を狙って大爆発させ、敵を一網打尽にしたりと工夫次第で色んなことが出来るようになっています。また、ランダム戦闘が一切ないので、戦闘はすべてその場限りのものとなっている為、それぞれの戦闘の重要度も高いです。
ちなみに私は個人的にキャラメイクが大好きなのですが、カスタムで作れるオリジナル主人公や仲間達のビルドに関しても戦士や魔法使い、レンジャーやそのいくつかを組み合わせてみたり、種族も人間・エルフ・ドワーフからリザード・アンデッドと様々なものから選べるようになっており、選択肢は非常に豊富です(見た目に関しては個人的にかなり微妙なものが多いですが…)。
ただ、すべてが完璧という訳ではなく問題点もいくつか見られます。
下記が個人的に気になった点です。
・慣れていないと移動が非常に億劫、またこれにより没入感も低くなっている
・オートセーブで詰む可能性があり、なおかつたくさんセーブファイルがある意味がない
・インベントリのオーガナイズがほぼ不可能なほど壊滅的な仕上がり
・理不尽で不自然なお買い物システム
・ストーリーやゲームの進め方に関しては選択肢があるようで実際はほぼない
・カツカツのレベルと経験値システム(詰む可能性あり)
・一部のスキルやタレントがほぼプレイに必須な為、実質ビルドの選択肢が少なくなっている
まずはじめに移動ですが、PC版ではマウスでキャラの移動先をカチカチと指定してそこに向かってもらうというリーグ・オブ・レジェンド形式になっています。その為、人にもよるかとは思いますが、キーボードのWASDで移動することに慣れており、なおかつこの形式に慣れていない場合は非常に煩わしく感じる可能性があります。
また、画面のスクロールに関しても自動ではない為、マウスでカチカチしつつ、WASDで画面を動かしたり、別ボタンで回転して向きを変えたりしないとキャラがどこにいるのか分からなくなります。
加えて、視点に関しても常に神様視点からキャラ達に指示を出して従わせる感じになる為、若干没入感は低いかなという印象も受けました(自分で動かしてる感が薄いです)。
実は私はこれが原因で、チュートリアルの途中であまりに苦痛過ぎてプレイをやめようか本気で悩みました。
チュートリアルを終えて、最初の大きな町らしき場所に到達した時、RPGの醍醐味のひとつはフィールドの探索だと思っている冒険大好きっ子の私の頭に浮かんだ最初の言葉は「めんどくさい…」でした。この大きな町をこれから見て回らなければならないのかと思うとウンザリしたからです。
ただ、ゲーム自体はすごく面白いと評判だったし…と我慢してしばらくやり続けたところ、気づいたら慣れていたので、もし私のように移動が苦痛という人がいたら頑張って数時間冒険を続けてみてください。慣れるかもしれません。
次にセーブに関してですが、このゲームには15ものセーブファイルが用意されており、一見すると色んなキャラを作っていっぱい遊べそうな雰囲気を醸し出していますが、何故かオートセーブ専用のファイルがなく、オートセーブでこのセーブファイル達が自動的にどんどん使われていきます。また、戦闘に入った瞬間など引き返せないところでちょくちょくオートセーブが入る為、絶対に勝てないような戦闘だった場合はバックアップのセーブがないと詰みます。
なのでめんどうなのですが、私は途中から必ずセーブファイル2つに連続してセーブするようにしていました。そうすると片方がオートセーブで上書きされてももう片方のファイルで戻れるからです。
追記:後で設定を色々といじっていて気づいたのですが、設定にオートセーブの数の項目があり、これがデフォルトだと何故かMAXの15に設定されていて、そのせいで複数セーブファイルを作成した場合、ランダムでガンガン上書きされて消されるという謎の仕様になっているようです。なので、ここを1に変更すればオートセーブファイルを固定にすることが出来ます。
何故全部のセーブファイルをランダムで上書きにする設定をデフォルトにしているのかは謎です…。
インベントリについてはそのままなのですが、種類ごとにきれいに分けるというようなことが出来ず、どこに何があるのか全然分からない感じになるのはもちろんのこと、何か売るとそのアイテムがあったところがそれぞれ空欄になってしまい、そこに新しく入手したアイテムがランダムで入るというような感じになっている為、買い物の後などは常にオートソートをかけるというような習慣をつけておかないと、重要なアイテムを拾った筈なのにどこにあるのか分からないということになりがちです。これは非常に不便でした。
ちなみに買い物に関してはよくあるバータースキルの他、商人のそのキャラへの個人的な印象で売値や買値が変わってくるという独特なシステムになっており、コンセプト自体はいいのですが、実際はかなり不自然でプレイヤーが損をするだけな感じのシステムになっています。
具体的にどういう風になっているかと言うと、簡単に言えば「相手にお金を貢げば貢ぐほど印象がよくなる」というかなり雑なシステムになっています。
つまり何かを売る時はたくさん割引して安く売ってあげて、相手から何か買う時は気前よく多めに渡せばいいということなのですが、単純にカモにされているだけな感じですし、最終的に千単位(恐らく3000ぐらい)で貢がなければMAXまで好感度が上がらない為(好感度が上がる程に品物を安く売ってくれるようになる)、その商人からそんなに買い物をしないなら貢がずにそのまま買った方が経済的だったりしますし、そもそも貢ぐ以外に好感度を上げる方法がないというのもかなり不自然です。
例えば怪物や悪漢から襲われているところを助けてあげたりといったこともあるのですが、普通であればそういったことがあれば「あぁ、あんたか…こないだは助かったよ。何でも言ってくれ。安くしとくぜ」といった感じで安くしてくれたり、何なら「あんたからはお代はいただけねぇよ」といった感じでタダにしてくれてもよさそうなものですが、こういったことがあっても買い物に入ると好感度は低いままです。何て金に汚い奴なんだ…!と思ったことは数知れず。
そもそも貢がなければいけないというシステム自体が微妙な気はしますが、主人公の行動や名声などが買い物の際の金額に影響した方がもっとリアルで自然になったのではないかなという気がしました。
次にストーリーの自由度に関してですが、前述した通りこれはかなり低いです。
なのでSkyrimのような自由さを求めるとかなりガッカリするかなという印象です。これに関してはクエストやレベルのシステムと密接に関係しており、ある意味では非常によく出来ているとも思うので、賛否両論かなとは思います。
まずこのゲームではキャラのレベルや装備のレベルの比重がかなり高く、敵のレベルがひとつだけ上というようなことであってもパーティーの装備やスキルの状況次第ではかなり苦戦しますし、レベルが2つ上の敵集団と出くわしたりすると全滅の可能性も高くなります。
これに加えて、このゲームではランダム戦闘が一切ありません。その為、経験値は決まった敵を倒して得るか、クエストをクリアした報酬でしか手に入らなくなっています(市民などを不必要に虐殺するという手段もありますが、そこまでしなければクリア出来ないとなるとRPGとしては終わっていると思います)。つまりレベル上げというものが基本的に出来なくなっている訳です。
にも関わらず、レベルと経験値の設定はかなりシビアになっており、サブクエストも含めてほぼすべてのクエストをクリアすることでようやくクリアに必要なレベルに達するようになっています。
これはどういうことかと言うと、まずサブクエストをやらないという選択肢が基本的にないということです。さらに言うと、クエストやエリアはそれぞれ敵やドロップする装備のレベルが固定されている為、自ずとクエストを処理する順番まである程度は決まってしまうことになります(低レベルで高レベルクエストをクリアすることが出来ない為)。
その為、途中かなり広大なフィールドに出ることもあるのですが、一見「さぁ!自由な冒険の始まりだ!」という風に見えるものの、実際は行ける場所は決まっていて、開発の意図した順番通りにゲームを進めていかなければならなくなるようになっている訳です。これは見方を変えるとやんわりとプレイヤーを導きつつ、ゲームの内容すべてをプレイしてもらえるように出来ているともとらえられる(と言うかそういう意図なのだと思います)ので、そういう意味では非常によく出来ているとは思います。
ただ、元々探索が大好きなプレイヤーであったり、こういう風になっていると分かっていればいいかもしれませんが、中にはよく分からずにメインクエストだけサクサク進めてしまって次の章に行ってしまうというプレイヤーさんもいると思います。
その場合は高確率で詰むことになるので、手放しに素晴らしい!と言えるのかというとちょっと微妙なのかなというところです。
また、会話の選択肢に関しても実際はあまり選択肢がない場合も多いです。これは会話の中で相手を説得しなければならないシーンがかなり多いというのもあるのですが、何故か説得の台詞がキャラのステータスと紐づけられたものになっているからです(筋力・知力など)。なので、ここは絶対に成功させたい…!というシーンでは必然的に選択肢が限られてしまうことになります。これは例えば戦士系のキャラであれば筋力特化で育てることになるので、説得の際にロールプレイ的には他の台詞を選びたいものの筋力台詞を選ぶしかなくなるといった感じです。
この要素は正直意味もないしいらないと思うので、何故ステータスに紐づけた感じにしたのかはあまり理解出来ないです。
また、ここで触れた説得もそうですが(説得は社会アビリティーのひとつです)、主人公につけた方がいいスキルや才能というものがいくつかあり、動物語(才能のひとつで動物と話せるようになる)に関してはこれがないとゲームプレイに支障をきたすぐらいのものなので、何故デフォルトで使えるものにしなかったのかが謎です。
才能は限られた数しか覚えられない為、動物語を必須で入れなければならないとなると他のものをひとつ外さなければならなくなる為、個人的にはかなり微妙でした。また、荷物制限がかなり厳しい為、誰かひとりは筋力キャラにする必要があったりとゲームの設定の関係で選択肢が狭まっている気がするという印象でした。
長くなりましたが、以上になります。
総括としては、非常によく出来たRPGで戦略的なバトルが好きなプレイヤーさんには強くおすすめ出来るゲームではあるのものの、自由度が低い為、個人的には何周もしたいと思えるゲームではないかなというところでした(ほぼ同じことの繰り返しになる為)。
参考になれば幸いです!
Steam User 16
戦闘量はバルダーズ・ゲート3同等かそれ以上
プレイ時間は0.8バルダーズ・ゲート3
話の難解さは1.8バルダーズ・ゲート3
謎解き難易度は1.5バルダーズ・ゲート3(たまに理不尽)
Steam User 2
作り手の拘りが伝わってくる。
非常に重厚で、プレイヤー側も腰を据えてじっくり取り組む事が求められるゲーム。
クエストジャーナルはあるものの、いろんな登場人物の個人的な事情をプレイヤー一人で把握する事を余儀なくされるので、読み飛ばしながら拾うままにクエストを受注していくと項目がどんどん増えていき、序盤の段階でこんがらかって何が何やらわけわかんなくなる。
日本語でプレイできるだけありがたいではあるんだけど、翻訳の人称が何やらヘンテコリンな上に、なにせ「He.She,It」が多過ぎ(苦笑
さらに「言語を置き換えておきました」と言わんばかりで感情がまったく伝わってこず、読んでて疲れる。
でもじっくり取り組めば感情移入度は高く、世界に住みながらプレイできる。
BG3はこれをクリアしてから買うと決めているので、頑張って進めていこう。
セールでだいぶバーゲンされるし、大いにオススメ。
Steam User 1
日本語でコントローラでやるとAボタンBボタンが入れ替わる対策でwikiにある日本語ファイルのアンパックしてする方法は2021.3現行は出来ませんとあるけど、やってみたら出来ました。(wikiの方も編集済みです)
ゲームの言語を英語にするとアップデートで止まるのでキャンセルしてプロパティから整合性チェックをすればOK。
スタートメニューのフォントだけ少ししょぼくなるけどゲーム内のフォントは変わらないので支障はないかと。
一応自己責任で。
簡単な他のやり方だとプロパティからコントローラの設定そのものをA↔B変えてしまってもOK。
この場合はテキストと実際のボタンに違いが出るけどBが決定とかいうストレス仕様より100万倍マシだと思います。
Steam User 3
ストーリーは全てクリアしましたが、全く頭に入ってきませんでした。
俺はお前が俺を見たのを見たぞと同レベルの日本語訳なので、本気で読むと頭が痛くなってきます。。笑
しかしそれを補ってでも最高の戦闘システムだと思います。戦闘に入るタイミング・位置取り・敵を倒す順番・地形など全てが重要な要素になっています。
間違いなく、全ての動作にAP(アクションポイント)を要求するこの手のゲームだと最高峰だと思いますね。
Steam User 3
ですゲーム自体は面白いはずなんですが、各章が長すぎて途中で飽きて何度もやり直ししているうちにやる気がなくなってしまった・・・
あとメンバーをエルフアンデットとリザードマンアンデットだけのアンデットチームのほうが無茶苦茶楽な気がするんだけど気のせい?毒や毒罠や毒地形とかで勝手に回復していく・・・オリジナルメンバーを誰一人として使ってない・・・
追伸:クエストや登場人物を無視して好き勝手にやってれば楽しいということに気が付きました!自由に行きましょう!
Steam User 0
買ってしまったが故にとりあえずでクリアさせたゲーム。
面白いっちゃ面白いけど、装備の更新頻度や重量制限・持ち物整理に莫大な時間が掛かった気がします。
話はなんとなく分かるけど、これで製品版です!て言われても、参っちゃうかな。
安いし気になる方は、とりあえずプレイしてみては。