Disco Elysium
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Disco Elysium is a groundbreaking open world role playing game. You’re a detective with a unique skill system at your disposal and a whole city block to carve your path across. Interrogate unforgettable characters, crack murders or take bribes. Become a hero or an absolute disaster of a human being. Unprecedented freedom of choice. Intimidate, sweet-talk, resort to violence, write poetry, sing karaoke, dance like a beast or solve the meaning of life. Disco Elysium is the most faithful representation of desktop role playing ever attempted in video games. Countless tools for role playing. Mix and match from 24 wildly different skills. Develop a personal style with 80 clothes items. Wield 14 tools from guns to flashlights to a boombox, or pour yourself a cocktail of 6 different psychoactive substances. Develop your character even further with 60 wild thoughts to think – with the detective's Thought Cabinet. A revolutionary dialogue system with unforgettable characters. The world is alive with real people, not extras. Play them against each other, try to help them, or fall hopelessly in love. Disco Elysium's revolutionary dialogue system, with partially voiced characters, lets you do almost anything.
Steam User 28
事件の概要は誰の目にも明らかだし人々のしがらみさえ何とかすれば解決するだろうと序盤で思っていたら、話が二転三転していって非常に面白かったです。主人公が記憶喪失という設定なので、初回プレイは攻略サイトなど見ないで手探りで進めると没入感が高まります。
その下腹の肉は落ちないでしょう
ゲームを開始して最初に見る主人公の姿が、酔いつぶれてパンツ一丁で床に突っ伏している中年男性です。なかなかキツイ。
鏡を見ると主人公の顔が表示されます。チンピラを殴って情報を吐かせるのが得意そうな顔立ちですが、実際は薬物と酒で身も心もボロボロになってます。
屈強な番人に腕をひねりあげられてダメージ、ドアを破ろうと体当たりしてダメージを受けるのはまあいいとして…
ジャンプしそこなって脚ビキッってなってダメージ、クソガキに煽られてメンタルにダメージは嘘だろってなります。
硝子の少年ならぬ硝子の中年なので慎重に行動しましょう。たぶん変身前のプリ○ュアの方が頑丈です。
起きてもまだ酔っぱらってる感覚あるか?
ゲームのジャンルはRPGですが、戦闘はほとんどなく街の住人たちへの聞き込みが内容の大半を占めます。おそらくはADVくらいのテキスト量があると思います。
文章の表現はかなり独特で、普通なら地の文で表現する内容まで対話形式で表現されます。
例えば
ドアの鍵を開けた
>中へ入る
悪寒[中:成功]-(注:スキルのパッシブチェックです)
嫌な予感がする…
と普通なら表現されるところを
ドアの鍵を開けた
>中へ入る
悪寒[中:成功]-
おい、やめろ
と、スキルというか自己の内面が語り掛けてくるような表現になってます。他にも死体を前にしての推理が死者との対話になっていたりします。
これが単なる文学的表現なのか、薬物やアルコールの禁断症状を表現したものなのかは明言されてませんが作品独自の味わいになってます。
ゲームスタート時点からこのような表現が全開であることに加えて、作品内の世界は架空の地理・歴史が設定されているので固有名詞が多く一度に多くを理解するのは困難です。
海外産の、SFおよび児童文学以外のファンタジー小説や登場人物が2桁いるミステリなど読破できる人なら楽しめると思います。
そうでない人は世界設定を把握するのに時間がかかることを念頭に置いてプレイしましょう。主人公も記憶喪失なので全て理解できなくても何とかなります。
身分証、続いて銃、そして俺は知った…これは決して終わらない、まだ始まりにすぎないと
主人公は薬物と酒に溺れまくって完全に記憶が吹っ飛んだ状態からスタートします。
警察官であることはスタートして間もなく分かるのですが、町の人の態度が妙によそよそしい…
実は記憶が飛ぶ前に警察官がやっちゃいけないことを散々やらかしているので、市民の皆様からの好感度がどん底の状態からスタートします。
相棒のキム・キツラギが(警察の信用が落ちないよう)精一杯フォローしてくれますがそれでもフォローしきれない場合もあります。
耐えましょう。そして今度こそ襟を正して生きましょう。
なお、信用なんてくそくらえと思うなら酒や薬物の力を借りることも可能です。
あー俺ファシストになっちゃったよ
作品内では複数の政治思想が存在し、会話の選択肢によって主人公の政治思想が変動していきます。記録簿を手に入れればステータスを確認できるようになります。
真女神転生シリーズをプレイした人なら経験してると思いますが、思想強めの相手に対して適当に話を合わせていると自分の属性もどんどん相手に近づいてしまうので注意。
政治思想は現実に存在するものと同じような感じです。
日本人は欧米人とは異なり、キリスト教がベースとなった民主主義への理解度が低いです。
市民革命も経験していないため、未だに民主主義の真似事をしているような状況であり他の政治思想にも関心が薄く鈍感です。
日本人プレイヤーにとってこのシステムは非常に難易度の高いものになるでしょう。
例えば↑のような特定民族への独断と偏見に満ちた話を受け入れてしまえばゲーム内では「ファシスト」の度合いが高まっていきます。
架空の国・民族・文化が存在するゲームなので少しでも情報を得ようと話を合わせて聞き出したくなるのですが、ファシストから聞き出そうとするとこっちまでファシストになってしまいます…なっちゃいました。
社会についてのお勉強は、ちゃんとした教育を受けた人との会話で行いましょう。たとえば学者とかね。
特定の思想に染まらないと出ないクエスト・取れない実績もあります。
Q.市民から金を巻き上げる方法は? A.よこせって言えばいいのさ
会話の選択肢次第でいろんな警察官になれますが、その分ニュートラルで居続けるのは難しいです。
ロウとカオスの二項対立ではなく複数の政治思想が存在するので、何が中道なのかが分からなくなってしまうこともあります。
特定の思想に肩入れしたくない人は、キムの意見や態度に注目してください。彼は倫理主義者(この作品におけるニュートラル属性)です。
キムの信頼に応えようとすれば、自然と主人公も倫理主義者になっていくでしょう。
キムは主人公の良い行いも悪い行いもちゃんと見ています。酒や薬物には良い顔をしないかもしれませんがカラオケを一曲歌うくらいの息抜きなら大目に見てくれるでしょう。
Steam User 8
あまりスキップはせず、じっくり遊んで22時間でクリア
特段TRPGが好きというわけではないですが、任意の選択によるストーリー展開をしっかりと楽しめる作品でした
最近あまり活字に親しんでいなかったからか、おじさんになってきたからなのか、シンプルに暴力的な文章量のせいか、目と脳みそのいろんなところがパンパンで疲労感はすごいです
土日で終わらせられるかもしれないけど3連休以上あったほうがいいし、
そうだな...あとホットアイマスクは買ったほうがいい
体力のないおじさんにはちょっとキツいかも
これローカライズした方たち、ちゃんとお金もらっててほしいな・・・
Steam User 15
評価が高かったのでセールの時に購入したが、プレイ前に何だか面倒くさそうなゲームだな、と感じて積んでしまっていた。ところが始めてみると・・濃密。本格的な小説、特にハードボイルド系の読みものが好きな人は手に取ってプレイして欲しい。
制作がエストニアの方々で、共産主義、資本主義、その他の思想が入り乱れる無政府状態の港町での殺人事件を、記憶喪失のアル中刑事が解決に乗り出している(ようだ)。さらに主人公には自分の脳の中の20以上の思考(人格)があり、常に入れ替わりに語り掛けてくる・・・おなか一杯になってしまう設定から始まる。本編のテキスト表現はもっと濃いです。
膨大なテキストの量に翻弄されるだけでなく、背景知識もないうちに固有名詞などの独特の世界観・勢力を表す単語が頻出して頭痛を誘発する。最初の3時間くらいは頭を悩ませた。が、途中で吹っ切れて細部の理解をあきらめて、おおまかな勢力関係の名前、それぞれ勢力の政治思想の簡単な理解、独特なシステム(思考とスキルポイントとステータス)、が頭に入ると俄然面白くなってきた。テキストが多いが、実はそれぞれの登場人物を詳細に表現しており、それが全キャラクターに深みを与え、そこに居ることが想像できる。これは稀有な経験だった。
プレイにあたり、自分は①「思考」についていくつかのウェブサイトを参考にした。②サイコロを振って確率で枝分かれするシステムだが、何度か好みの展開にならずにリセマラした。特に①についてはおすすめで、そうでないと訳が分からないと思う。
クリアして1週間たってレビューを書いているが、いまだに世界観がまぶたの裏に残っているようで、印象的な体験だったのだな、と改めて感じる。
Steam User 33
20人のゲーマー友達がいたとして、「2人」にオススメするゲーム。
個人的には世界観とかゲーム性とかすっごい好きなテイストだったのですが、この作品に関しては、その良かった感を友人と共感しあえる気はしない‥・ですw
退廃的、堕落的、攻撃的‥セックスとドラッグに溺れた世界で主人公の「オヤジ」の生き方はつらい・・・。周りの人間から蔑まれ、自分自身も蔑んでいるそんな姿をプレイしていて嬉しい、楽しいと思う人はそういない。でも、それでも生きていく選択しかできないオヤジを見ていると、妙に好きになりました。
ジャンルとしては推理モノ。リアル社会に似た非現実世界。膨大な文字数に思考が混乱するけど噛み砕いてみると意外とシンプル。ただそれを噛み砕く柔軟さと辛抱強さ、そして「ディスコ」な心が必要。
‥何言ってんだ?、と思った君には向いていません。「何それ?!」と興味を持った君には、とても向いています。ぜひ、やりなさい。あと、多重人格な君と自己嫌悪な君も‥。
誰かと共感できるゲームではありませんが、誰かと共感したい!と思うゲームでもありません。共有、いいね♡ フォロー・・・人間、そういう事ばっかで生きちゃいないだよ。
Steam User 4
最初は純粋な探偵もののゲームかと思い、自分の頭だけを頼りに進めて行こうとしましたが、途中でこれは運ゲーだと気づきました。
セーブ&ロードをしないと、アル中&極貧の主人公は、突然心臓発作で亡くなったり、アイテムやお金が無くなって詰んだりします。
人生は運、それもまたディスコか……と感傷にひたるのも良いです。
しかし残念ながらこれはゲーム、リアル(現実)の寿命が尽きない限りやり直せます。
ゲームをクリアするために、ネット上の様々な攻略情報を読み漁っているうちに、なんでこんな(架空の)アル中&極貧の人生をうまくすすめるために、私が勉強をしないといけないんだと思ってしまいました。
「この時間を使って、もっとリアル(現実)の人生をうまくすすめるための行動を選択したほうが良いのでは?」と、ゲーム中のインスリンデナナフシ探索のエピソード(いるかいないかわからない虫を探すシナリオ)でも思わされました。
固有名詞や架空の複雑な概念が多すぎるのも辛いです。それらを覚えたとしてもこのゲーム(あるいは関連作品)以外では、あまり役に立ちそうにありません。
たかだか数十時間のシナリオをクリアするためだけにしては、少なくない脳内記憶容量を専有される(現実に応用が利かなそうな、たくさんの知識の記憶が必要)という点で、このゲームは人を選びそうです。単純に文章量も多いです。
私もプレイ中、何度もくじけそうになりましたし、何度も寝落ちしてしまいました。
RPGに対して、ストーリーを終わらせたくないからクリアしないという人がよく出てきたりします。
私がこのゲームをプレイしたときは、その逆で、早くストーリーを終わらせたい(架空のアル中&極貧の人生を辞めたい)からクリアしたいという気分になりました。
無事クリアできてよかったです。
途中で投げ出さなかったのは運が良かったから、としか言いようがありません。
めちゃくちゃハードコアな人生でした。
このような方におすすめ
・月に1冊以上本を読んでいる方、あるいは読解力を向上させたい方
・たくさんの独創的な用語や概念を理解、記憶できる方、またはそれらを無視できる方
・まわりくどい表現やもったいぶった表現、ほのめかしの裏を読もうとする方、またはそれらを無視できる方
・退廃的な要素の描写(酒、たばこ、薬物乱用、暴力、シニシズム、皮肉等々)に耐性がある方、または耐性をつけたい方
・少々の操作性の悪さ、バグに耐えられる方(バグで進行不能になったのは1回だけ、直前のセーブデータのロードで回避できました)
・アル中&極貧の主人公とともに新しい人生を追体験したい方
Steam User 2
記憶喪失の主人公と相棒のキムといっしょに事件の捜査をしたりするゲーム
文章量がとても多いので読書とかあまりしない人は辛いかもしれない!
(あとは結構汚い表現だったり、小難しい話も多いからかなり人を選ぶ)
選択肢によって自分の操作しているキャラクターの性格や評価が変わるよ!
(自分はキムに嫌われてくなくてまともそうな選択肢ばっかり選んでた)
TRPGみたいにダイスの出目で結果が変わったりもするので、そういうのが好きな人にもおすすめ
Steam User 4
百科事典スキルを所持して、スタート。
序盤をすこし触れた状態でレビュー。
酷く質の悪い冗談のような悪夢に溢れる世界観に迷い込んだようだ。
警察官の質問に、素直に喋る人物がいない。
工夫しながら概要を掴んでいく物語ではあるが、人に見せる事の無い領域や物資もあるため、思い込みで進行していくと、すぐに結論がひっくり返りそう。
相棒の自分を見る目が極端に冷たくて、相棒というより、ナイフで主人公の体をなぞっているような不気味さを感じた。
殺人事件の傍で飲みまくって2日酔いして、相棒への連絡をすっぽかしてた挙句に自分の名前すら忘れるほど飲んでたから仕方ないのかもしれないが…さらに無銭飲食を相棒の目の前でやるダメ警官だったよ。
操作性に関して、マウスで光るアイコンマークをクリックするとそのポイントに対して適切なアクションを行う。
コントローラーの場合は、移動はスティックで移動できるので感覚的に馴染みのある移動。(酔っ払い状態は外に出れば治る)
次が少し問題で、光るアイコンマークへのアクションはRスティックを回して該当する光るアイコンマークに合わせて、Aと表示されたポイントと、主人公が近くにいる時にアクションが可能。やっと…ね。
世界観
詩的な世界観はよくできてて、文章への翻訳と、不気味な登場人物がマッチしていると思います。
後は英語のボイスがありますが、登場人物の微妙な感情の変化を乗せたボイスになっているので、その場の「会話」を楽しむ事は出来ると思います。
会話の展開によってスキルを取得したり経験値を取得したりします。
スキルが上がっていくことで、登場人物との会話も深掘りが出来ていきます。