Crime Stories 2: In the Shadows

マッチ３というカテゴリに慣れている人になら、おすすめできます。
マッチ３って何？とか、初めてマッチ３でもやってみようか、という人は、これじゃなくて7 wondersシリーズ、The treasures of Montezumaシリーズ、Queen's Gardenシリーズ、Secrets of magicシリーズあたりに先に手を出すことをおすすめします。
というのも、このゲームはマッチ３としては難易度が高いし、パズル要素が強くて消しにくく、爽快感が弱いので。
なかなか消せないパネルをじっくりと先の手まで考えながらテクニックで消していく、お助けアイテムも行き詰った時の解決策というより、「使うこと込みの戦術」を立てて使う感じ。そういう手の込んだマッチ３をやりたいなら、このゲームはぴったりだと思います。
このゲーム、「２」ということで「１」もあるわけですが、前作と比べ順当に進化していてこちらのほうがはるかに遊びやすいので、「１」をやったことのない方もこちらの「２」を選ぶのが正解です。
また、このシリーズはBGMのジャズが最高に素晴らしく、それだけでも遊ぶ価値があるくらいだと思っていますが、「２」の音楽が「１」の使いまわしだったのはちょっと残念でした。新しい曲が入っていることを期待したんですが・・・。
ちなみにストーリーはあってないようなものですが、雰囲気はよく出てます。
また、任意のパネルを消したりラインで消したりシャッフルしたりといった「お助けアイテム」は、放っておくと何も出てこず、レベルとレベルの間にUpgradeのToolsタブで購入する必要があります。また、アイテムは個々のレベルでは最大３つまでしか使えません。3つ以上買ったあとどれを使うかは、プレイ画面にToolsボタンを押せば選択できます。
全体としては、パズル要素が強めなところで好みは分かれそうなものの、満足できる水準でまとまっているマッチ３ゲームだと思います。
※追記
　クリアしました。後半にいくほど、パズル的に解く必要が強くなり、適当に動かしているとすぐ行き詰ってリスタート、という展開になりやすくなります。
　あと、このゲームはバグが残ってます。具体的には、「動かせるコマがない」という判定が正しく行われず、もう１つも動かせないのに、そう判定されずにそのままゲームが続いてしまいます。こうなるとそのレベルをリスタートするしかありません。「動かせなくなったらゲームオーバー」というゲームだと割り切って遊べば問題ないです。あとたまに連鎖とかでマッチ漏れ（笑）が起きて消えるはずのコマが消えなかったりということも。
　まあ、そういう不完全さも含めて雰囲気を楽しむファンゲームだと思えば楽しく遊べます。