Ayo: A Rain Tale
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Embark on a perilous journey to help Ayo fetch water for her family. Overcome challenges and enemies as you explore Sub-Saharan Africa in a daily daunting chore, gaining skills and wisdom along the way. Experience Ayo’s harsh environment, as she confronts her fears and braves the unforgiving drought in this adventure platformer.
• Experience day and night cycle on your journey.
• Solve puzzles and push through boulders to advance.
• Withstand the harsh desert heat and fight for strength and emotional balance.
• Face challenging enemies and confront Ja Thunderstorm!
• Discover hidden paths and avoid natural hazards.
Ayo: A Rain Tale sheds the light on a young girl who regularly carries her tough water-fetching duty with courage. Ayo’s struggle is shared by many girls in Sub-Saharan Africa who live in communities that have no access to clean water. The daily burden of fetching water is carried by women and children, who go on journeys to distant sources and return home shouldering a 40-pound container filled with water for their families.
With no time left for education, many women are denied the opportunity to develop themselves and their communities. An estimated 200 million hours are spent each day on water-fetching around the world [1], leaving both girls and women with little opportunity to break this cycle.
[1] UNICEF, http://www.unicef.org/media/media_92690.html
Steam User 1
インゲームにVer.表示がないため、クリア時のVer.は不明。初周クリアに要した時間は3時間。全実績解除までは5.7時間でした。
Pros:
題材に合ったサウンド
手描きの質感を残したグラフィック
クリアしたステージのセレクト機能
収集要素の明示
シンプルで分かりやすいUI
Cons:
リアルタイムデモがスキップできない
アフリカの水汲みは命懸け
本作は3Dモデルを用いた横スクロールのアクションゲームです。サハラ砂漠以南の原風景が残る部族の村より、Ayoという女の子がポリタンクを背負って家族のために水汲みに行くというのが粗筋となります。出発点となる村こそ現実的な描かれ方をしていますが、村から離れるにつれて身の丈より大きな蠍が登場するなどファンタジーが色濃くなります。
基本的に本作の展開は一本道ですが、進行に伴って新しい能力を獲得していきます。まだ他宗教の介入が為されていないアニミズムが息づく風土として描かれているため、精霊を介して動物の力が宿るような描写には惹かれるところがありました。ファンタジーと分かりつつも、現代文明の陰が見えないところにキャラクターの日常生活を感じさせ、呪いの類がスッと腑に落ちる印象です。
アクションゲームであれば難易度は気になるところですが、普通にプレイしてクリアする分にはそこまで難しくないように感じられました。全体の難易度曲線もうまく右肩上がりに調整されており、終盤のタイミングよく進めなければならないパートもアクションがよほど苦手ではない限り、そこまで手こずるものではないように思われます。また仮にミスした場合でもゲームオーバーは存在せず直前のリトライポイントから即座に再開できるようになっており、近年のユーザビリティに則った作りとなっていました。ただ一点惜しむらくは、プリレンダデモがスキップできるのに対して、都度リアルタイムデモを見なければならず、そこが繰り返しプレイする上でテンポを損なっているように感じました。
本作を制作したInkline Ltd.はレバノンのベイルートにある開発会社。2012年に起業し、元はデザイン系のコンサルティングなどを行っていたようです。だからインゲームのUIが非常にシンプルで洗練されていたのかと一人納得していました。個人的にはレバノンの会社と言われてもピンと来ないのですが、最近は同じくシリアに接するトルコなどからも多くゲームがリリースされており、中東の波が来ているのかもですね。
私が購入に踏み切ったのはリリースと同時に30%引きだったという世俗的な理由ですが、プレイ時間とコストの比較などを気にしない人であれば定価購入したとしても損はないかなという案配です。実績が大好きな人、または短時間で完結するアクションゲームを求めている人にオススメです。