ASTRA
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ASTRAは、チップチューン専用シーケンサー(DAW)です。
作成された譜面を元に、波形を動的に生成し、楽曲を制作することができます。
チップチューンとは、今となっては大きな意味を持ちますが
ここでの「チップチューン」は、「矩形波、三角波、のこぎり波、ノイズ」等の波形(音色)を使用した音楽のことを指します。
ASTRAには、音源データは含まれていません。そのかわりに、「計算式」が組み込まれています。
あなたが作成した譜面データにあわせて動的に波形を生成し、鳴らす。これが、ASTRAが「シーケンサー」である所以です。
シンプルかつ高機能なASTRAの特徴を紹介します。
■ チップチューンの打ち込みの最適な、コンテナ・トラック方式
▶「コンテナ」
ASTRAは、楽曲データを「コンテナ」たちによって形成されています。
プレイヤーは、コンテナを作成し、コンテナが内包する「トラック」を編集します。
▶「トラック」
コンテナの中には、「トラック」が含まれています。
1つのトラックに、1つの音色を記入することができます。
そして、ピアノロール操作はこれに最適化されています。
トラックは最大10個まで作成可能となっています。
■すべてが集約されたコマンド方式
プレイヤーは、コンソールにコマンドを打ち込むことで、
再生、保存、ビブラートのかかり具合の調整から、ピッチの調整など、
様々なことを行うことができます。
ASTRAの機能はほぼすべてが、コマンドに集約されているため、
非常にシンプルかつ高機能なデザインを保っています。
「コマンド」というと一見敷居が高いように思えますが、そうではありません。
プレイヤーはreadmeに書かれたコマンドを眺めるだけで、
ASTRAのほぼすべての機能を網羅することができます。
他社製の非常に高級で多機能なDAWを使用するとき、あなたは機能をすべて把握できるでしょうか?
まず、使い方をググることになるでしょう。
ASTRAでは、それが必要ありません。
それではさっそく、チップチューンの制作に取り掛かりましょう。
ASTRAを使って。
Steam User 7
初心者入門用としてはオススメできるDAWソフト
半年ほど前にDTMを始めようと思ったとき、チップチューンを作りたかったことや、無料ということもあり入門用と考えて触りました。
ソフト内UIだけでは理解しきれない操作面も、ローカルファイル内のreadmeを読めば操作方法は大体理解することができる。
チップチューンシーケンサーであるため、トラック数や音を含めチップチューン的な音作りになる設定になっている印象があり、通常のDAWでは設定の面倒な部分でもあるフェードやビブラート等もソフト内の機能で簡潔に設定できるので、初心者には優しい反面、詳細な設定をしたい人には不親切な面ともいえる。
というか、DTMをある程度触っている方は様々なDAWソフトを用いていると思いますし、実際機能面では広く利用されているものの方が圧倒的に多機能であるのは事実ですので、「DTMが気になっているな」という方であれば完全に入門用と割り切り、利用してみるのはありだと思います。機能面で不便や拡張性が欲しくなってきたら乗り換えを考えるくらいでいいと思いますよ。