Pathway
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Areia: Pathway to dawn is a fascinating adventure that takes you through the different stages of enlightenment. A relaxing experience combined with unique gameplay. A journey like no other. Engage yourself with the mysterious existence of your Self and the world around you. Create paths and solve puzzles with a fluid and straightforward game mechanic. Discover different realms as you venture into the unknown. Collect the fragments of your past, and uncover the meaning behind your existence. Immerse yourself into relaxation with our handcrafted visuals and soundtracks. Areia: Pathway to dawn is an adventure to be discovered and felt with your deepest emotions.
Steam User 277
ローグライトでインディー・ジョーンズ
2019/10 日本語対応しました。
1936年という時代設定を背景に、探検家たちを率いてナチスの陰謀と戦うローグライト(?)RPGです。ノードが点在するマップの各所で選択肢を選び時には戦闘をこなしながら目的に向かってジープで横断していくことでストーリーが展開するFTLライクなゲームフロー。戦闘システムはXCOMに非常によく似たターン制カバーストラテジーです。
第一印象としては、完成度の高さを買ってサムズアップにはしているものの100点満点で65点くらいの微妙さ。具体的には以下。総評は一番最後です。
素晴らしいアートワーク。カジュアルなゲームプレイ
評価点──
ドット絵で描かれたグラフィックはクオリティが非常に高く、タクティクスオウガや聖剣伝説といった2Dの古典的名作と比べても見劣りしない。第三世界の砂漠や遺跡といった雰囲気もよく出ています。手帳のようなユーザーインターフェースは可愛いしオシャレ。
ローグライトRPGとしては難易度やゲーム性はカジュアルで、スーファミ時代のJRPGのごとくライトゲーマーでも数回のプレイと多少の試行錯誤でクリアに辿り着ける程度にまとまっています。ただし後述しますが、この点は表裏一体で短所にもなっていると私は考えます。
アイテム(特に装備品)は種類が多く、レアリティも4段階に分かれていて、同レアリティでもパラメーターが細かく異なるので、ハクスラのようにアイテムドロップを厳選し装備を強化していく楽しみがあります。
友人の研究者がナチスに拉致されることで始まるストーリーはまさにインディー・ジョーンズなどの王道冒険映画風です。また、各地で起きるイベントのドラマ性は高いです。フレーバーテキストは非常に描写が細かく、同時にドット絵アニメーションによる演出も入るため、没入感はあります。
音楽はシネマティックでそこそこ良いですが壮大というよりはあっさりしてます。
3Dグラフィックを使用していないので要求スペックは緩く、ノートPCや世代の古いパソコンでも充分に軽量動作すると思われます。
そして犬。
戦闘はやや単調。繰り返しプレイでパーティが強くなるゲーム性は長短あり
以下は個人的に感じた難点──
戦闘があまり面白くありません。カバーの信頼度の高さについてだけは、ハーフカバー程度だとバンバン被弾して死ぬXCOMよりも位置取りの考えがいがありますが、敵の移動力が高いことと、自パーティの索敵力が低く基本的にどの武器も射程が短い(ライフルですら1ターンの移動力と同じくらいの射程しかない)ことで、結局のところ毎回遭遇戦のような様相になり、戦術性が薄く感じます。またキャラクターの持つPerkのバリエーションも多くないし基本的に探険中には増えないため、工夫しがいがなく「隠れておいて敵が来たらカバーのきかない横から撃つ」といったように考えることが少ない戦闘を10回20回と繰り返すことになるのはやや単調に感じます。
ジープによる移動にはガソリンを消費しますが、イベント・戦闘報酬によるガソリンの入手や減少は出現自体が運次第でコントロールが効きません。マップ上でノードに移動する前に得られる情報が少ないこともあって大抵のイベントや戦闘は事前に察知できないので探索の総計画みたいなものも立てにくく行き当たりばったりのゲーム進行になりがち、かつそれで全然なんとかなってしまう程度の難易度なのが、カジュアルで良いとも言えますが、底浅感と言えば底浅感です。
また、ゲームフローが似ている作品として冒頭でFTLの名前を出しましたがシップアップグレードが戦闘に直結していてスクラップ消費も悩ましかったFTLと異なり、本作のジープ自体のアップグレードは出発前に行うガソリンと弾薬の積載量のみで、探索自体にはあまり関係が(恩恵も)ありません。
キャラクター成長やお金、アイテム、装備品などのリソースはゲームプロファイルごとに蓄積され、パーティ全滅などで探索に失敗しても失われません。(全滅したメンバーは一回休みorお金を払って復活というペナルティがありますが)また、レベルアップ時に選ぶスキルツリーはほとんどがパラメーターアップ系で地味。レベルアップで身につけた新スキルによって新しい戦術が開拓されるといった喜びはありません。
ストーリーも各章ごとに毎回完結型になっていてクリアすると次章がアンロックされる方式で、その都度アイテムやパーティの総決算があります。
つまりローグライトなのはノード生成とランダムイベントな点のみ。繰り返しプレイによってキャラクターをレベルアップし良い装備を集めてパーティ力を上げていくという点はごくごく普通の蓄積型のRPGやハック&スラッシュのゲームフローに近いんですが、前述のようにメインのゲーム性である戦闘が単調で単純なことと、デフォルトの難易度がヌルめなこともあって、あまり繰り返しプレイや挑戦欲を訴求してきません。
FTLやXCOMのように、スタートは必ずリセット状態からで、代わりにストーリーは全て地続きで1回ごとのゲームフローがもっと長いもの、さらに難易度自体ももっと高いほうが個人的にはやりがいがあって好みです。
消耗品と装備品以外にも緻密なドット絵で描かれたたくさんの財宝アイテムが手に入りますが、それらは結局のところまとめて袋に放り込まれて後で「予算」に変わるだけで、特別なものが何もありません。「最後の聖戦」の聖杯のように、キャラクターに特別な効果をもたらしたりはしません。「レジェンダリー」財宝アイテムは、単に金額が高いだけです。なんてもったいない。
まとめ・総評
発売前にトレーラーで見たドット絵が素晴らしく、中身のゲーム性も期待していただけに、「ドット絵綺麗ー!」という第一印象を超える感動がゲームプレイから得られなかったという残念美人みたいなゲーム。しかしながら、引き合いに出したFTLやXCOMなんかは伝説級名作と言っていい作品なので、比較するのは少し酷かもしれません。
結局のところゲームフローやシステムにフレイバーとしてローグライト要素を取り入れてはいるものの、ゲーム全体としてはごく一般的なロールプレイングゲームのように「時間をかけてパーティを強化し、ストーリーをクリアしたら終わり」というカジュアルなゲーミングスタイルに対応(というよりも推奨?)しているのでしょう。
難易度的にもカジュアルなので「ツボにハマると数百時間(いかにもローグライク的な文句だ。1000回遊べるRPGみたい)」系というよりは「誰でも10~20時間程度は楽しく遊べる」系のゲームと言えます。間口の広さを確保してはいるものの、逆にハードコアゲーマーからすると若干の物足りなさと映ることは否めません。
期待が大きかったぶん辛口レビューにはなってしまいましたが、全体のクオリティは高くウェルメイドです。「神ゲー」「傑作」という域には残念ながら遠く及ばないものの「良作」としての完成度はあるといったところでしょうか。値段分程度は楽しめる内容になっているとは思いますが、どうでしょうか。
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Steam User 27
ナチス軍とゾンビが溢れる世界で冒険するカジュアル設計なRPG
キャラクターが死ぬとそのシナリオでは戻ってこないし、マップやイベントはランダム生成。
けど、全滅しても装備やレベルは次のゲームに引き継げるから、ローグライトなのだろう。
死んだキャラも次の次のシナリオでは選択できるよ。
日本語はまだ来てない。来るはずなんだけど…
Steam User 10
戦闘が単調になりがちなのが残念
自由度の幅が思っていたよりも狭かったのも同様
見た目・音楽はとても良いと思う
Steam User 0
テキストの日本語化は非常に出来がいいです
ゲームブックのような豊富なテキスト、イベントも冒険感を盛り上げてくれるもので、雰囲気は抜群と言えます。
ただ、肝心の戦闘部分の多様性が乏しく、冒険あたりの戦闘数も多いためどうしてもマンネリ気味になるのが残念なところ
Steam User 2
放置の時間3時間ぐらいあるけどノーマルモードで9時間ぐらいで全クリしました。レベルとかの概念があるけどそこまで関係ないよね。繰り返し何回もトライしてクリアするゲームじゃないと思う。楽しいとつまらないって聞かれると「安い」から楽しい!!で人にお勧めしたいって思います。