Alekhines Gun
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Make Your Move! It is the height of the Cold War, a time of global uncertainty and civil unrest. You are Agent Alekhine, a highly skilled Russian assassin working alongside American CIA agents in a covert operation unsanctioned by the country you have served. With the tension of a nuclear standoff growing with each passing minute, your mission is clear…though how you accomplish it is anything but. Only one thing is certain: Time won’t stop, and it’s too late to go backward. As you unravel the conspiracy unfolding in front of your very eyes, the fate of America, and quite possibly the world, lies within your hands.
Steam User 28
Death to Spies シリーズを遊んだ人には懐かしいであろう作品。要するに、Death to Spies 3 になるはずが諸事情でタイトルを変えて販売したゲームです。偶然かはわかりませんが、新作HITMANと同じ発売日。
過去の DtS シリーズを遊んだ人ならお分かりのように、グラフィックも一昔前(だから昔のパソコンにも優しい)、相変わらず銃声に迫力がない(ご愛嬌)、クラウドに対応していない、メタスコはなぜか急落して30点台、などなど。要するに、大手のステルスゲームと比較してはいけないのです。
相変わらず麻酔薬を瓶ごと持ち運ぶことは変わらないようですが、前作と比べて新しい機能が入りました。タブキーを押すことで、円が表示され、どの方角に人がいるか、や、その円を表示しているとき、自分を不審に思う人は黄色く表示され(人物も色づく)、より警戒されると赤く表示されるなど、それなりに最新の技術も入っています。
また、確か前作までは、チョーキングしないと、グラフィックには表示されていないけれども、血や銃弾によって服がダメになった、という設定で着かえることができない仕組みだったと思うのですが、今回からはそれもなくなりました。ナイフも持てるようになり、ナイフ投げも可能になりました。
まだ遊び始めた途上なので詳細はかけませんが、いささかAIが心もとないところがあります。何人もの敵をあの世に送って、AIに遺体を発見させ、それを少し離れたところでじっと立ってみていても、こちらを警戒することもなければ、警戒してもちょっと左右に動くだけですぐに警戒を解除するなどです。
熱心なファンであるとか、とにかくステルス最優先、でなければ、夏か冬のセールには大幅に値段が下がっているでしょうから、そうあせることもないと思います。
Steam User 2
1963年。キューバ危機の平和的解決により、諜報部の地位の低下と予算削減を危惧したCIA内の一部勢力が、ギャングやマフィアといった犯罪組織を利用して新たな火種を起こそうとしていた。この陰謀を察知したCIAエージェントのヴィンセント・ランバルディは、第二次世界大戦中に知り合ったKGBエージェント、セミョン・アレクセイビッチ・ストロゴフ大佐…別名「エージェント・アレーヒン」に協力を求める。
米ソ全面戦争を回避するため、CIAとKGBが共同作戦を行うという前代未聞のオペレーションは、チームの壊滅とケネディ暗殺阻止の失敗という最悪の結果に終わる。「アメリカに潜入したロシアの暗殺者」として全ての罪を着せられたアレーヒンは、作戦を妨害し情報を漏洩した裏切り者と、陰謀の首謀者をたった一人で追跡する…
変装を駆使して敵地に潜入し、投げナイフで暗殺しまくるワイヤーや薬物を駆使して静かに標的を葬り去る、Hitmanフォロワーのステルス・アクション。事故に見せかけて暗殺するといったギミックも存在するほか、資料の回収や、標的を殺さず無力化して拉致する等の変わった目標も存在する。
Hitmanシリーズとの大きな違いは、銃火器の使い勝手が悪くほとんど役に立たない点である。いざとなったら火力制圧が選択肢に入るエージェント47と違い、初期サム・フィッシャー程度の腕前しかないエージェント・アレーヒンにとって、銃撃戦はかなり難易度の高い縛りプレイに入る。照準がスムーズに動かずカクつく(スタッターが発生する)のが最大の難点だ。
普通にプレイするぶんには銃火器は使えない、ひょっとすると一発も撃つ機会がないんじゃないかと思える一方、投げナイフがやたらに強力である。自動でロックオンされるため照準を合わせる必要がなく、死体から回収して使い回しもできる。瞬時にサイレントキル可能な遠隔武器という、ワイヤーやサプレッサーピストルのお株を奪う優遇ぶりだ。いっそ「Alekhine's Knife」に改題すべきだろう。
初期装備を持ち込めない(投げナイフに頼れない)ステージが後半に一つだけ存在するが、そちらも敵を誘き出して拳でボコボコに殴り倒せば無傷でエリア制圧が可能だったりする(そういうゲームじゃない)。最上スコアを目指すというのでなければ、意外とゴリ押しが通用するゲームである。
本作はよくグラフィックの悪さが取り沙汰される。たしかにポストエフェクトの実装が酷く、「光」や「ぼやけ」が目障りに映るうえ、光源のないエリアがやたらに暗いという問題がある。しかし、基本的な部分は「醜い」というより単に「古い」という感じで、DirectX9動作という点からも、当時の一世代前の標準並というレベルに留まる。Hitman: Blood MoneyとAbsolutionの中間という感じであり(K&L 2相当?)、おそらくX360やPS3でも質を落とさずリリースできたろう、というか、これがXoneやPS4でリリースされたというのがちょっと信じられないところではある。
やたらにメタスコアが低いことから警戒されるかもしれないが、多彩なロケーションを観光気分で回るのはけっこう楽しく、個人的にはわりと楽しめた。バグやCTDもあまり経験しなかったが、ひょっとすると環境に依存する部分が大きいのかもしれない(序盤の3ステージでやたらCTDするので心配になったが、ステージ4以降は一度もCTDすることなくスムーズに攻略できた。クイックセーブも正常に機能)。
とはいえ、それはPC版をバリュー価格で購入したからこそ言える感想であって、たとえばコンシューマ版をフルプライスで購入したユーザーからすれば、苦言が出るのも仕方のないところだろう。
デベロッパーの野望が大きすぎたのか、パブリッシャーが無謀だったのかはわからないが、ヘンにAAA級大作と張り合わず、最初から低価格インディーズ路線で勝負していれば、もうすこし違った評価が得られたのかもしれない…
実はこのゲーム、開発者用のSDKが公式フォーラムで公開されている(Haggard Games Forum › Games › Editorセクションを参照)。スクリプトの編集ツール、メッシュ編集用の3dsMax 2009用プラグインも同梱されており、さらにはゲーム中に登場した全ステージのコンパイル前の編集用データまで公開されているという度量の大きさだ。
もし「Hitmanにステージ作成ツールがあったら神ゲーなのに!」と考えたことがあるなら、ひょっとすると、本作はあなたのためのゲームかもしれない。