東方剛欲異聞 ~ 水没した沈愁地獄
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・東方剛欲異聞とは
このゲームは東方シリーズのキャラクター達による「弾幕アクションゲーム」です
異変を追いかける主人公たちを操作し、立ち塞がる敵との決闘を制して地の底を目指します。
敵が繰り出してくる濃密で回避困難な弾幕を水へ変えて掻い潜り
水を使って繰り出せる強力な攻撃「スペルカード」で勝利を掴みましょう!
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・操作方法
■キーボード操作
■カーソルキー 自機の左右移動、カーソルの移動、選択の切り替え
■Zキー グレイズ、決定
■Xキー 攻撃、キャンセル
■Cキー 水の回収、離してスペルカード発動、デモスキップ
■ESCキー ポーズ、ポーズ解除
■パッド操作
■レバー 自機の左右移動、カーソルの移動、選択の切り替え
■ボタン1 グレイズ、決定
■ボタン2 攻撃、キャンセル
■ボタン3 水の回収、離してスペルカード発動、デモスキップ
■ボタン4 ポーズ、ポーズ解除
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・ゲームルール
プレイヤーを操作して敵を攻撃、体力ゲージを0にすると次へ進みます
その前にミスしてプレイヤーのライフが0になるとゲームオーバー
グレイズや攻撃で弾幕に触れると消したりすり抜けたりできます
引き付ける、特定タイミングで弾幕に触れると霊力を使って水に変えてしまいます
水は大量に回収すればスペルカードを撃てる、とても強力、使おう!スペルカード!!
ゲームオーバーになってもステージ最初からやり直せます
大事:諦めない心
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・プレストーリー
地上に黒い水が吹き出していた。 その水は異臭を放ち、身体に付くと簡単には落とせなかった。 とても生活用水として使える代物では無かった。
その湧き出る黒い水を凶と見るもの、吉と見るもの、 神聖なものと見るもの、邪悪なものと見るもの、 天災と見るもの、経済的暁光だと見るもの、 様々な憶測が飛び交い、一部ではお祭り騒ぎにもなった。
しかしある出来事を境に、浮かれていたものの背筋を凍らせる事となる。 飲料用の湧き水に、美しい清流に、憩いの場である温泉に…… 黒い水は場所を選ばず、湧き出し始めたのである
Steam User 32
このゲームをプレイしたユーザーは、確実に苛立ちを覚えながら進めていくことになるだろう。
(以下色々と脅し文句を並べていますが、プレイ時間を見ていただければ分かる通り、目の老化した老人でも6時間ちょっとで全キャラクリアできる程度の難易度です。インスタントな地獄を味わえます)
まず、黄昏フロンティア×上海アリス幻樂団の東方といえば、萃夢想にはじまる2D格ゲー風味の対戦ゲームであるが、今回は完全一人用の2Dアクションとなっている。
操作もかなりシンプルなものになっており、移動のほかはグレイズ(ダッシュ)・攻撃・水吸収のたったの3ボタンで全てのアクションが完結するシンプルな作りだ。
しかも初期キャラクターの霊夢・魔理沙のストーリーにおいては操作方法のチュートリアルが用意されている親切ぶりを見せてくれており、プレイを始めた当時は、新規向けに難易度をマイルドにしているのかな?などと思っていた。
が、全くそんなことはなかった。
最初はガチャ操作でどうにかなっていたボス戦だが、操作方法だけではなく、ゲームの仕様をプレイの中で強欲に吸収できなかった者を容赦なく殺す理不尽が襲いかかるようになる。
初期キャラクターである霊夢・魔理沙のストーリーをクリアすることで新たな操作キャラクターとストーリーが開放されるのだが、このゲームはキャラクター毎に全く操作感が変わってくる。
「ボタンで水を吸収し、水ゲージが100%でボタンを離すと必殺技が出せるよ!」とチュートリアルで言われていたのにもかかわらず、通常攻撃で水を消費し始めたり、ボタンを押しても水を吸収しなかったり、かと思えば自動的に必殺技が出たりする。
キャラクターが変わるたびにチュートリアルは忘れなければならない。己の指で学び直さなければ死ぬ。
**アップデートにより各キャラにチュートリアルが追加されたようです。でも難しいことに変わりはないよ!**
「霊夢と魔理沙で仕様は理解したよね?」と言わんばかりにいきなりボス戦に叩き込まれ、初期の二人の要領で扱おうとしても思ったように動かせず、1面ボスにボコボコにやられてしまう……という状況に始まり、このゲームの本性が操作面でもストーリー面でも牙を剥いてくる。
(特にムラサ船長のラスボス戦では、筆者は3時間の死闘を繰り広げる羽目になった)
しかしながら、死に覚えゲーとも言えるこの感覚は、原作であるSTGの東方そのものである。
死にながらやり直しを繰り返し、パターンを覚えて再び挑むこのゲームの作りは、まさに2Dアクションに精緻に落とし込まれた"東方"に他ならない。
見た目とは裏腹に凶悪な弾幕を放つ幻想少女の理不尽に対して苛立ちを覚え、悪態をつきながら勝利を求めるプレイヤーの姿は、強欲のタイトルに恥じぬ泥臭い雄姿と言える。
……と、ここまで格好をつけて書いたが、なによりこのゲームはとにかくキャラがカワイイ。
一部キャラが今作用の新衣装で登場しており、立ち絵が出た瞬間の興奮は何にも代えがたい。
新キャラもいる。詳細は省くが、満を持しての登場ということもあって喜びと驚きもひとしおである。
何度コンティニューしてもエンディングを見ることが可能な上、決してクリアできないゲームではないので、東方に少しでも興味がある人であれば、シューティングを遠ざけている人にも是非遊んで頂き、東方の面白さを肌で体感して頂きたい。
Steam User 34
マゾなあなたに
キャラ毎の操作ガイドを作りました
Steam User 21
Steam版にも追加の更新が来たので記念にレビューでも書こうかなと思います。
・饕餮がかわいい
これだけで5億点くらい私の中で加点されています。そもそもこのレビューはこういうオタク的な色眼鏡がかかっていることを承知の上で読んでほしいです。太田順也、本当にありがとう。
・絵がかわいい
今回は小説版儚月抄等でおなじみ、TOKIAME先生によるイラストが使用されています。これやばいですよ。おしゃれでユニークな絵柄なのにそれでいてめちゃくちゃエッチで……エンディングのイラストもどれも最高にかわいいです。ボロ絵からTOKIAME先生の並々ならぬ太腿への情熱を垣間見ることができます。
・曲がいい
ziki_7さんのアレンジとZUNさんの新曲で構成されています。本当にどれもいい曲ですよ! 太田の新曲がいいのは当然として、既存曲のアレンジで私が一番気に入っているのは今宵は飄逸なエゴイスト ~ Egoistic Flowers.です。そんな急にアラブ感出してくることある? 仮にこのゲームの内容が本当にガチのマジのgmで価値が一切なかったとしましょう。それでもこんないい楽曲が26曲も入ったサウンドトラックと考えたとしても、2200円は破格のお値段だと思います。え、曲が聴きたいだけならムジカを買えばいいんじゃないかって? 賢いですね。私はもっと賢いので両方買いましたよ。
・慣れれば楽しい
剛欲異聞は本当に操作性も視認性もカスなので、慣れるまでは確かにプレイするのに苦痛を感じるかもしれません。ですが、逆に言えば慣れてしまえばこんなに楽しいゲームもなかなかありません。何度も死んで覚えてしまえばなんとかなるのは原作STGと似通ったものを感じます。やり方さえ見つけてしまえば水蜜での味噌汁とかめちゃくちゃ楽しいですよ。
・椅子を殴れる(ver1.14)
本当に嬉しいです。顧客が求めていたものは完全にこれでした。本当にすっきりしました。椅子にイライラして椅子を殴りスカっとできる最高のゲームです。隠岐奈のことめちゃくちゃ好きになりました。振り回されれば振り回されるほど惹かれてしまうものですね。
・バグだらけ
黄昏ップさあ……このメモリリークはなんだい? 最初期に比べればver1.14になった今は強制終了の頻度もかなり低くなりましたが、それでも環境や状況によっては容易にクラッシュしてしまいます。体感では何度もコンテニューをした場合に挙動が怪しくなりがちな気もしますが、運が悪いときは何もしていなくても死んでしまうので油断ならないです。ゲームの進行において一番障害になるのはフリーズや強制終了ですが、他にもちまちまとバグの多いゲームです。饕餮が水飲むだけ損なのだけでも直してくれんか?
・操作性が悪い
キャラクターによりますが、単純に高難易度というだけでは説明がつかないほど制御の難しい部分があります。私は東方Projectのことを親だと思っている上に死ねば死ぬほど気持ちよくなる異常者なので耐えられましたが、周りのプレイヤーはやはりこれが原因で投げてしまった方々が多い印象です。上記に慣れれば楽しいと書きはしましたが、大抵のプレイヤーは慣れる前に投げてしまうのも仕方のないことだと思います。
・視認性が悪い
特に7面は終わってます。まあ饕餮って畜生界出身ですからね。畜生界の奴らは視認性悪い攻撃しかしてこないから仕方ねえや。
・説明が不十分
フランドールのリンゴ投げ等、そんなん言われんと分かる訳ないやろみたいな仕様を急に押しつけてきます。今でこそ申し訳程度のチュートリアルが表示されるようになりましたが、それもなんか……いや、ないよりはマシですが……。
・解像度が低い
アーケード筐体っぽくしたかったってのはいいと思うんですけど……せっかくの新キャラの饕餮の名前の字が潰れてたり、服の模様が描写しきれてなかったりするのはなんていうか、ミスマッチだなあと思います。
・よく分からんナーフをする
なんでオフラインゲームなのに自機キャラの性能を下方修正する必要があるんですか……。水蜜の溜め攻撃永続グレイズなんかは誰が見ても想定されてない仕様っぽかったので修正されるのは分かるんですが、別に大して壊れ性能でもなかったフランドールの攻撃方法等に手を加える意図はちょっと分からなかったです。何が目的なんですか?
・黄昏フロンティア
他人からの預かりものを2年も延期してはいけません。同人だから、なんて言い訳は通用しません。何故なら黄昏フロンティアはちゃんとした企業だからです。人員の不足など仕方ない部分ももちろんあったと思いますが、なんというか、それにしてももっとうまい対応の仕方はあったと思います。「手焼きの味わい」だの暢気にツイートするのはもしかしてあれ、煽ってますか? 頒布の方法もなんか秋例前日夜に急に明日頒布します、だなんて言い出すのは、あの……言っちゃ悪いけど本当に意味不明でした。別に無理して秋例に合わせる必要は全くなかったと思います。転売ヤー喜ばせて楽しいか?
さて、おすすめするかしないかですが、私は個人的にはとても楽しいゲームだと思います(そうでなければ100時間以上もプレイしないですからね)。ですがそれはそれとして、理不尽に耐えられない人であれば別に無理してプレイしなくてもいいかな……とも思っているのです。ゲームでイライラするなんて馬鹿らしいですからね。だから正直に言うとあまり他人に勧めたくはないゲームなのかもしれません。楽しむことのできる人と一緒に楽しめればいいなと思います。
でもやっぱエアプ見ると腹が立つので全人類ちゃんと最後までやってください。
Steam User 16
難易度Normalで全機体クリア済
各機体毎に操作性がガラッと変わるため、初めに解放されている機体での操作の経験値はあまり活かされない。しかし逆に言えば、同じ敵でも機体毎に攻略法を考える楽しさがあるとも言える。
ただし、チュートリアルモードは初めから解放されているキャラクターにしかないので、その他のキャラクターは実戦で操作を確認する必要があるのが難点。
(追記) ver.1.04にて全機体にチュートリアルシナリオが追加。内容も各機体の特徴に合わせたものになっているので操作感を掴みやすいように感じる。
特に機体毎の変化が大きいのがグレイズ(弾消し)・水吸収関連だと思う。グレイズが可能なアクションの挙動が全員共通ではないので、敵弾を消したい・弾を放つ敵に突っ込んで攻撃したいときにどんな挙動になるかをまず抑える必要がある。
また、水を吸収した際に放つことができるスペルカード(STGでいうところのボム)は、それを主体として扱えるものから発動条件がかなり厳しいもしくは発動不可なものまであるので、常に水を吸収してスペルを打てばOKというわけではない。そのためやはり機体毎の立ち回りを考える際には注意が必要。
以上を踏まえてプレイすれば、難易度としては難しすぎず簡単すぎず、達成感をきちんと得られる程よい調整であると感じた。また音楽もシリーズ既出曲のアレンジ、オリジナル曲共にこのゲームの世界観をよく表現できており、プレイを飽きさせない要因であると思う。万人向けであるとは決して言えないが、steam等で2Dアクションゲームをプレイした経験があれば楽しめるはず。
一つだけどうしても気になる点はやはりバグだろう、自分のプレイでは進行不能となってしまうようなバグには出くわさなかった が、一部ステージでUIが消えてしまったりすることがあった。
また、SEが重複しているのか敵弾を発生源で消す等すると爆音が鳴るので要注意 。
(追記)ver.1.04現在、全難易度全機体を通して再現性の高いバグはほとんど起こらないようになった。ただし、難易度Hardの 村紗 4話のみ、ブレイク攻撃をしても敵のシールド枚数が減らない場合があるバグによりさらに難しくなっているので注意。
Steam User 6
悪いところ
・操作性が極めてストレスフル。
良いところ
・神奈子様が自機。
Steam User 3
「いよいよ頒布というと聞こえがいいですが、イベント頒布のため安定性や調整に不足がありアップデート前提となっている点をまずお詫び申し上げます」(10/23のツイッターより)
このツイートの通り現状ではアーリーアクセスに近い形であり、東方が好きな方にはおすすめできますが、様々な麺で調整があまりできていないため現状ではアクションゲームとしてはあまりおすすめできません。
アクションゲームとしては
操作性も悪くなく、うまくやれば気持ちよくなれる楽しい挙動をしています。
しかし調整不足とある通り少し操作と敵の挙動や足場などが噛み合っていなかったり、敵やステージの挙動がシステムに噛み合わないことをしていたりするため被弾が起こりやすかったり、単調な公道をせざるを得ないことが多々あります。操作が難しいと行っている方が多いのはこのあたりが要因となっていると思われます。
またキャラごとにゲーム性が違うレベルで挙動が異なるが説明不足だったり、特定行動は強いがそれ以外の行動が使い物にならないキャラがいる、キャンセル不可能でステージギミックでの被弾がほぼ確定する技があるキャラ、などもいて色々とこのあたりも調整が足りていません。
そのため「面白い要素はあるがアプデで調整されるまではおすすめできない」という評価をせざるを得ません。
東方シリーズ作品としては
ストーリー、音楽、雰囲気、絵柄、キャラの個性などシリーズ作品としてはとてもできが良く東方好きならたいへん楽しめる作品となっています。
Steam User 3
最高のゲームを10点以上として6点以上を「おすすめ」としてレビュー。
印象的だった部分をプラス要素(+)とマイナス要素(-)にわけて点数をつけていきます。
+7 プレイアブルキャラクターそれぞれに設定された独特なアクションと、それを使いこなすことで感じる性能理解という攻略体験
+4 大量の弾幕をかき消しかいくぐっていく豪快なアクション
+1 攻撃予告線(「危」の字で危険な箇所を示す)があり、初見殺しにならないような工夫がある
+3 戦う場所によって大きく変わる、舞台である幻想郷を強く感じられる戦闘時の背景
+3 クオリティの高い東方アレンジBGMや気持ちの良い効果音
+3 かわいらしく、かっこよく、表情豊かなドット絵と、墨で描かれたような特徴的で目を引く線を使った立ち絵
-6 攻略体験を損なう難度調整(大味なレベルデザイン)
-5「何をすればどの弾幕がどの程度かき消されるか」が分かりづらい、ルールの把握しづらさ
-3「弾幕の何がどう消えるかわからない」故に、「消したと思った敵弾に当たる」が起こりがち
-2「危」が出た場所を回避すればいいだけの場所もあれば、「危」を中心とした爆発を起こすなどの統一感のなさによる初見殺しにならない工夫がむしろ罠になってる感
-2 背景に対しての弾幕の視認性の調整不足(PVの温泉での戦いがわかりやすい。温泉の水色と弾幕の水色が被り見づらいため被弾しがち……というような場面がいくつもある)
+2000000000000 ZUN氏が描くストーリーやキャラの掘り下げ、魅力的な新キャラクターとあまりにも熱いBGM。東方原作厨が歓喜し涙する「東方Project」であること
と、いうわけで合計2兆3点。6点以上がおすすめなので、おすすめです! ……何だ? まともな点数評価だと思ったのか? 甘ったれるな。
東方原作厨じゃない場合は合計点から2兆点引いた上で購入をご検討いただければ幸いです。
まとめると、素晴らしい部分はあるものの「攻略」しようと思ったときのゲームから与えられる情報の統一感のなさ。様々な場面での諸々の調整不足によりストレスになるマイナス要素が散見されるゲームでした。
それでも東方はいいぞ。