喰人記
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Story
-The Man-eating monster
The protagonist is a man-eater in the form of a young man.
Each time he eats someone, he remembers his or her memories and gets closer to human being.
-A girl willing to die
"If you don’t mind, will you kill me?"
A mysterious girl doesn’t say anything. she just wants to disappear from the world.
-A story of irresistible hunger and despair
As the monster interacts with the girl, it learns about human beings and suffers.
The cannibal’s instinct tells him that he is still hungry, and the girl begs him to kill her.
And the final decision is imminent.
Game Summary
-A unreal omnibus novel game
This is a story written in an omnibus format. The main characters are the man-eating monster and the mysterious girl.
-Prey action
The man-eater preys on human beings by exploiting their minds through conversation.
-Multiple endings
What will the protagonist decide in the end?
There are five different endings to choose from, each with their own ending.
Steam User 9
この作品において、登場人物全員が主人公であり―――
―――予期せぬ死に遭遇することも、
温かい未来を得ることもあるだろう―――
※本レビューは長文です。閲覧の際はご注意ください。
シナリオ、キャラデザ、演出に至るまで制作陣の熱意が非常に感じられる作品でした。
徐々に明かされていくキャラクターたちの背景、そしてそれは様々な感情から成り立っており、やがて一つの”人間”を創り上げていく。
5つのエンディングからなる本作、プレイ時間は約4~5時間程度必要になります。
ちなみにお色気イベントCG等は一切ありません。
それどころか、5つのエンディング中、3つは容赦のないバッドエンドですし、1つは捉え方によってはハッピーエンドかもしれません。
また、周回に応じて、話が刻々と重くなっていくため、かなり効きます。
遊びの全くないシャープなシナリオはプレイヤーの心にゆっくりと刺さり、何気ない日常、僅かな未来への希望が『楽には死なせんぞ』という、制作陣の毅然とした姿勢を感じさせます。
なので、心の弱い人にとってはオススメ出来ません。
私見ですが、面白いと感じられないからです。辛い気持ちを十分に理解できるということは、それだけ心に余裕がある状態だと、私は思います。
ADVパートと捕食パートから成り、捕食パートでは、相手の質問に対してどう受け答えるかを選択し、一歩、また一歩と心に侵食していく。
日常に現れた非日常は、残酷で陰鬱で、どうしようもなくて苦しくて、それでいて心中するかのようにしっかりと掴んで離さない世界観に、救われることは無いでしょう……
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ここからが本題
さて、あなたが知る”怪物”とは何でしょうか?
本作で登場する”怪物”は、人間を喰らうことで人間を知り、やがて純粋な人間性の塊となります。
しかし、本来の彼は何もない”怪物”でした。
よく描かれる”怪物”とは、”怪物”として生まれ、”怪物”として成長を果たしたものが多いです。
これらは自身の価値観から考え方や自我を構築しています。
そこには”怪物”として生きてきた感覚から見た人間が映っています。
しかし、本作の”怪物”は何もありません。
そこに、人間性を加えることになります。彼は徐々に人に近づきます。
そしていつしか、誰よりも人間らしく、誰よりも人間離れした生物となり果てます。
彼が人間として、何を思うのか。人間として人間ではない自己に、何を思うのでしょうか?
そして、彼を取り巻き、構築した人間たちにも、深く重い過去があります。
彼は戻りたかった。
ろくでもない現実に、たった一つの光だったものにもう一度会いたかった。でも……
彼女は待ち続けました。
しかし、彼女の恋は叶うことがありませんでした。けれど、それで良かったのです。
彼女は新たな一歩を歩く、はずでした……
彼は進み始めました。
華やかな道を捨て、たった一人、けれど大切な一人と歩むために。
彼を信じてくれる友人との夢を思い描いて、友人は今も待ち続けています……
彼は決意しました。
過去の真実に触れ、巨悪と戦う無謀で途方もなく、勝算など皆無に等しい険しい道を。
ただし後悔はありません。その先に未来が待っていると、信じたまま……
彼女は気付きました。いえ、気付かされたのです。
彼女がもっとも愛していた人との絆に。絆はやがて成長し、彼女を包み込むでしょう。
だから、ほんの少し弱音を吐いてもいいと、知ったのに……
彼女たちは大人たちの都合で殺され、捨てられ、誰でもありませんでした。
本当の私は誰なんでしょう?私を知る人も、受け入れる人も、最初からいませんでした。
それでも、誰よりも人間らしいあなたに、誰よりも人間ではないあなたに。
どうしようもなく、惹かれてしまうのでした……
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
上述の内容は、作中の登場人物たちの背景を解釈したものになります。
もちろん、ネタバレにならないようにある程度着色し、書き連ねております。
このゲームでは、1周目では全体が明かされません。
周回を繰り返すごとに、プレイヤーの選択がどれだけ残酷だったのかがわかるようになります。
いやぁ、人の苦しめ方を分かってるぅ!!!
一部のキャラクターなどは、選択によって、次周回時に素性が分かるように変更されるなど、
細かいところにも手が行き届いています。
一方で、値段の割にはシナリオ量が少なくない?と思うところがあります。
ただ、これは余計なシナリオを排除することで極限まで研ぎ澄ました一撃を放つためなんですね、これが。
いやほんと感情お亡くなりですよ、辛かろう???辛かろう???っていう制作陣の顔が思い浮かびますね。
は?辛くて死ぬが??ありがとうよ!!!!!!!!!!!!おかげで過呼吸気味だぜ!!!
また、登場するキャラクターたちには専用の立ち絵がしっかりと用意されており、
絵から読み取れる人物像が物語へとより一層のめり込む手伝いをしています。
「あーーーーこのキャラめっちゃかわえーーーーーーーー」と思っても、
ほとんどが報われなかったりなのでなんとも言えません。
最後のエンディングについては、ハッピーエンドではあります。
全ての感情を持っていかれます。真理の扉で魂しか残らなかったアルフォンスだよ、俺ァ……
というかヒロインに3パターンの立ち絵用意するの意味わからなくない???好きなんだが??????は??????幸せになれこの野郎!!!!!!!!!!!
P.S. イチャイチャしてるとこ……見たい!っていう気持ちがちょっとある……ほんのちょっと、いや2割くらい!んーー、やっぱり9割くらい!!
Steam User 3
あるところにひとりのかいぶつがいました
ひとをたべるかいぶつがいました
かいぶつはおんなのひとをたべました
バリバリグシャグシャバキバキゴクン
かいぶつはおはなしをすることでたべるひとをあんしんさせます
おんがくをするひとをたべました
バリバリグシャグシャバキバキゴクン
かいぶつはひとをたべることでかんじょうをすこしづつおぼえます
はしるひとをたべました
バリバリグシャグシャバキバキゴクン
たべればたべるほどかいぶつはちえをつけました
かいぶつはひとをたべつづけました
バリバリグシャグシャバキバキゴクン
そしてかいぶつは
バリバリグシャグシャバキバキゴクン
かいぶつは…
いつしかひとをたべることを――
Steam User 2
4時間かからないくらいで全エンディング達成かな?
出てくる人物それぞれのお話が良かった
Steam User 1
ボリュームは短めながらも
綺麗にまとまった良作ノベルだと思います。
タイトルを見た時点で覚悟していたが、重めのシナリオ展開
救いを求めて一気にプレイしてしまいました。
Steam User 1
僕はノベルゲームを読みます。それぞれの話が感動的でキャラの魅力と強さと儚さと脆さで描かれて、とっても素敵な物語でした。他のキャラのことも知りたかったがそうなれたら…複雑な気分です。絵も音楽も適切な雰囲気を作って感情を引き出して、胸が締め付けられました。日本語の美味しさをもっと教えてくれてありがとうございます。ごしそうさま。
P.S.
主題歌の「imitationxlimitation」が抜群すぎて即売でした。切なさで溢れている神曲なので出来ればフルバージョンを手に入れたい。なんかCROW'SCLAWの「Little Wing」に似てて戦慄を覚えます。
Steam User 0
設定からしてとても重く、物語がどう帰結するのか気になって購入しました
終わってしまった、自分が終わらせてしまった物語を追体験させる手法は本当に最悪だなと思いました(褒め言葉)
物語設定と女の子の可愛さが気に入ったならプレイして満足感を得られると思います
ただ、一番最初に名前を決めさせられるのですがそこはあまり自分の名前とかにしないほうが良いと個人的には思います
ちょっと面白くなってしまいました
Steam User 0
知り合いからこのゲームのことを知り買いました。
プレイしてみて周回するごとに関わってきた人物のストーリーがありよかったです。
またエンディングは全部見たほうがいいですね感動と達成感がありました。
楽しかった。