Battle Brothers
著者はまだあなたの言語で説明を提供していません。
Battle Brothers is a turn based tactical RPG which has you leading a mercenary company in a gritty, low-power, medieval fantasy world. You decide where to go, whom to hire or to fight, what contracts to take and how to train and equip your men in a procedurally generated open world campaign. Do you have what it takes to lead them through bloody battles and to victory? The game consists of a strategic worldmap and a tactical combat layer. On the worldmap you can freely travel in order to take contracts that earn you good coin, find places worth looting, enemies worth pursuing or towns to resupply and hire men at. This is also where you manage, level up and equip your Battle Brothers. Once you engage a hostile party the game will switch to a tactical map where the actual fighting takes place as detailed turn based combat. Manage a medieval mercenary company in a procedurally generated open world.
Steam User 119
オープンワールド系傭兵団育成ゲーム。祝☆正式リリース!!
2020年8月14日、DLCにてさばくちほーが拡張されました!!
※ガイド作成しました。
-各地を転々としながら賊を狩ったり依頼を受けたり、時に商人の真似事をしながらしながら金を貯め、ユニークな経歴や特徴を持つ団員を募り最大20人からなる傭兵団を強く育てていきます。ネクロマンサーやアンデット、オークにゴブリンといった敵が闊歩する過酷な世界の中で団員たちは簡単に死んでしまいます。
団員は賃金と食料を必要とし、装備は戦闘で痛み修理が必要になったり最悪戦闘中に壊れることもあります。傷を負えば治療薬が必要となり、投射武器の弾は有限です。
戦闘のみならず資金の管理でもプレイヤーの手腕が問われます。-
2D のグラフィックはキャラクターの負傷や装備の損傷による見た目の変化あり。ワールドマップもきれいに描き込まれています。
雇用可能なキャラクターは経歴(農夫、従者といった所謂前職)と特性(背が低い、小心者等)を持ち個性を作り上げています。特性はキャラクターのステータスを変化させ、後から付加されることもあります。
戦闘はHEXMAPを使用し、ターン制ながらも敵味方問わずイニシアチブ値が高い順順に動くシステムになっています。更に各キャラクターの行動は AP (アクションポイント) 制となっており、行動を途中で中断し残りのAP分の行動をターンの最後まで遅らせるといった事も可能です。
また疲労 (fatigue) というステータスがとても良く出来ています。攻撃などのスキルを使用する際に AP消費 とは別に累積加算されていき、各キャラの最大値を超えるような場合はAP が残っていても行動を行えなくなってしまいます。基本的に良い装備はこのステータスの最大値を下げるペナルティが付いており、キャラクターの育成に合わせた装備選びが必要になります。
各地に点在する街で討伐、配達、パトロールといった依頼を受けることが出来ます。名声が高まれば複数の街を束ねる貴族勢力からの依頼を受けることもできるようになります。
ファイナルアップデート(のベータ)にてLate Crysisが実装されました。貴族勢力同士の戦争、オーク・ゴブリン連合軍の侵攻、アンデットの大量発生とゲームのクライマックスを飾るに相応しい大きなイベントになっているようです。(私はまだ体験していません)
都市によっては塩、木材、琥珀といった特産品が産出しており、それらを別の都市に運ぶことで交易による収入も期待できます。
全体的に難易度は高め。キャラクターはいとも簡単に死にますし、部隊運用に必要な物はほぼ全て消費するもの、消耗するものになっています。最低難易度でも慎重な運用が求められます。
Steam User 88
どんなゲームかと聞かれたら女子供が出てこない超リアルなファイアーエムブレムと答えます。※女傭兵は将来的に実装される予定
情け容赦ないハードコアなタクティカルターンベースの戦闘システムがその理由です。装備する武器で選択可能なコマンドが変化、相手との位置関係で大きく変動する命中率、装備の重量で活動可能なスタミナ量が変化するなど、戦闘システムは非常に考えられた高い完成度です。弓の命中率が低ければ敵の側にいる味方に弓が命中して死亡したり、斧を振り回すと周りの味方にも当たってしまうなど、仲間の無残な死を避けるために常に陣形も考慮する必要があります。
激しい戦闘で簡単に命を落とす仲間もいれば、生き残って成長する仲間もいます。レベルが上がるとステータスアップとパークを取得して強化できます。装備品も多彩で最大12名の傭兵の装備を自由に整えることが可能です。戦いに勝利すれば戦利品も沢山手に入ります。
自動生成されるワールドはMount&Bladeのような世界観で傭兵部隊を編成、自由に活動することが可能です。現在はキャラバンの護衛や討伐などのクエストのみ実装されており、キャンペーンなどは今後のアップデート待ちです。そのため現状のプレイ感としては自由に放浪・戦闘してレベルを上げて戦利品を売ってお金に買えて装備を整え、キャラのレベルを上げるハクスラ要素が強いです。
気になるのはモンスターの存在で、オーク・ゴブリン・アンデット・狼男が登場するのでここは好みが分かれるかもしれません。
直近のアップデートでバランス調整が行われ遊びやすくなりました。ぜひ戦闘を最小の被害で勝利したときの達成感を味わってください。※2016年2月末にほぼ半年ぶりの大型アップデートがあり大幅にゲームが更新されました!
Steam User 55
( Build:0.7.012 時点での感想ですのでアップデートがありましたら、また加筆します。)
食い扶持に困ったどうしようもない男たちが数人、この「Battle Brothers」の雇用主に雇われた。
彼らは前は農民であったり、仕立て屋であったり、盗人であったりした。
皆戦士になることを夢見る男たちであったが、戦士ではなかった。
それでも武器を握り、"剣が必要な厄介事"を求め、毎日村から村へ転々とした。
しかし、転々とすれどもすれども、新米の彼らに丁度いい仕事が見つからない。
彼らは毎日食事をし、毎日給料を求める。
もう積荷には明日の食料と明日の給料しか残っていなかった。
雇用主は、彼らには難しい依頼でも請け負うことに決めた。
討伐を頼まれた山賊たちは、みな鎖帷子を着込み、血溝のあけられた剣を握っていた。
「Battle Brothers」は勇敢に戦おうとした。
しかし、戦いにならなかった。
戦士を夢見た男たちの刃は空を切り、敵の刃が彼らの肉を裂いた。
あるものは、隊列を組んだ直後に、投げ槍が頭に刺さって死んだ。
あるものは、鼻を削がれた後、首を撥ねられた。
あるものは、怯えて逃げようとする背中を、切り刻まれた。
命からがら逃げることができた男たちも、
膝の皿を割られたり、指をちぎられたり、恐怖に震えたりで、
もう前と同じように走ることも、剣を握ることも、戦場に立つこともできない。
雇用主は、絶望しながら「New Campaign」のボタンを押した。(完)
難易度ベテランのアイアンマンモードで楽しませてもらってます。
プレイ開始10時間くらいはチュートリアルミッションを終えた後は、
上述のような物語を繰り返していました。
戦闘シーンの完成度の高さだけで、このゲームは買う価値があります。
ターン制でここまで"刃と刃が交わる情景"が目に浮かぶ作品はありません。
動画だとチェスのコマのやり取りをしているだけのようで、「ショボそう……」と思ってしまい、私はしばらく購入を控えていましたが、
実際にプレイしてみると、ゲーム性とリアリティを両立したコマンドの多彩さと、
戦闘が進むにつれ、辺りが血に染まり、盾が割れ、兵士たちの表情も変わっていく、細かいグラフィックの変化で、
プレイヤーに戦闘の情景を見せてくれることがよくわかりました。
また、上述でも力を入れて書いた「負傷描写」についても、
キャラクターが鼻を削がれたりすると、グラフィックでも鼻がなくなり、
腕とか腹とか傷つけると、ちゃんとその部位に包帯を巻いていたりするのが、
システム面だけでなく、グラフィックにおいてもよくできているなと感心させられました。
ただ、このゲーム、「傭兵団を率いるゲーム」と思っていると、そのスケールの小ささから、イメージの齟齬に面食らうかもしれません。
「鷹の団」ではなく「七人の侍」といったところです。
最大で18人までしか雇えませんし、実際の戦闘には12人までしか隊員は参加させられません。
(NPCが操作する部隊が味方として参戦することもあるので、25人対25人で大規模戦闘というカンジです)
それに、開発者は小規模な戦闘にフォーカスを当てているといい、これ以上傭兵団の規模を大きくする予定もなく、
敵が動物に乗っていることはありますが、プレイヤーが騎兵を操作する予定はないそうです。
また、傭兵というと、人対人の戦争をイメージしがちで、Mount&Bladeのような立身出世を目指すような作品を思ってしまいますが、
敵もオークやゴブリン、ダイヤウルフ、ゾンビやスケルトンなど、人外と戦う機会も多いため、
「流浪の掃除屋を率いるゲーム」だと思った方が、イメージとの齟齬で無駄に失望したりはないかと思います。
現在、やり直しの効かないアイアンマンモードで、何度目かのプレイにしてようやく自分の傭兵団が軌道にのり70日目といったところですが、
アーリーアクセス版にもかかわらず、進行不能バグには一度も遭遇していません。
また、戦闘中の「インターフェースのわかりにくさ」によるミスはありません。
ただし、高低差の激しい場所での戦闘は、改善の仕様がないかなとも思いますが、状況が把握しにくくそこだけは少々厳しいです。
また開発途中故、細々と不満なところはあります。
気になるのは、ワールドマップはMount&Bladeと非常に似通った作りをしていますが、あちらだとクリックでの移動が完了するとすぐ時間が止まるのに、
こちらだとクリック地点に移動した後、立ち止まってそのまま時間が経過するのは、地味に辛いです。(これはのちのアップデートで改善されそうですが)
「Battle Brothers」の公式サイトでは、頻繁に開発ブログを更新しており、
これから"目に見えて"面白くなりそうな要素が追加されそうなので、非常に楽しみです。
特に、中期的なロングクエストや、ゲーム内で400日(?)経過後に発生する、貴族間戦争やオークやゴブリンの大侵攻などの大規模イベントは、
英語のテキスト量が増えるのはややしんどいですが、楽しみで仕方ありません。
以上、
戦闘システムを楽しむだけでも唯一無二の価値があり、
今後のアップデートでさらに面白くなり、
アーリーアクセスを抜けたら値段を上げるともアナウンスしているので、
今が買いです…!
Steam User 28
求む、日本語化!
2D版M&B、超リアルFE、中世XCOM、個人的には「Darkest DungeonのタクティカルRPG版」と評したいです。どんなに技量があろうが高級装備だろうが頭潰されたら一瞬です。一人恐慌状態に陥れば連鎖的に部隊が崩れ始め、あれほど圧倒してた筈なのになす術もなく死体が踏みにじられていく世界です。こちらが4人で囲んでフクロにしてても敵に攻撃が当たらない時は当たらないし、遮蔽物二つ挟んでても飛んで来た矢に開幕HSかまされて死ぬのは良くあることです。山賊の砦を潰して生き残りを始末するかどうかの選択肢で生かして開放してやった後、道中物売りとして近づいてきた奴に部隊の主力が目や耳を削がれることもあります。世界は無慈悲。可愛い女の子とかイケメン美青年はいません。オッサンとオッサンとオッサンしかいません。一人雇う為にどうにか工面してひりだすお金はとっても重いけど、サクサク死ぬので人の命はとってもお安い。
前職や特性の組み合わせ(小男のギャンブラーとか、目立ちたがり屋で浪費癖の冒険家貴族とか)により、道中小イベントもあれこれ起こります。あまりにもサクサク死ぬので命は消耗品なのですが、アイコンと特性とステータスでキャラごとに個性を見出して脳内で物語を補完できる人向けです。
刺さる人には刺さるけど刺さる人にも理不尽さで殴られるマゾゲーなので良い点悪い点はご承知のとおりですが、強いて個人的な不満点を挙げるとしたら、戦闘画面での高低差が非常に見づらい&分かりづらいとか、マップの広さに対してアイコンが小さいので足跡の小ささや見える範囲の狭さのせいでワールドマップの移動や探索の時間が大分もっさりしてるというか…。
Steam User 28
30時間超えたので一旦のレビュー。ゲームのプレイ感を書いていきます。(50時間超えたので新たに感じたことを追加, 2021/01/11)
・難易度easy, カネ普通, でプレイ。 easyですが心が挫けそうになりました。30時間のプレイ時間の中で何度か全滅し、最初からプレイを繰り返しようやくレベル5になったキャラが、ちょっとした甘えで判断が遅れ、撤退してる途中に逃げ切れず殺されました。僕はマゾじゃないので気持ちよくもなんともありませんでした。むしろ「えっなんこれ。ワンミスでそこまでする・・?」となりましたがそこがこのゲームの良いところですね。
・おいAlp強すぎるだろ。 英語WikiによるとAlpには「大槌」や「大斧」が有効とのこと。僕はWikiの先輩方のアドバイスを軽んじることはありません。素直に隊の皆に大槌と大斧を持たせてAlpとの戦闘に臨みました。したら部隊が半壊し撤退するハメになりました。大きな武器は2マス動くだけで消耗しそのターンが終了してしまいます。大槌ではなく片手持ちフレイルにすれば2マス動けてさらにAlpの頭(急所)を打てるのでフレイルのほうが断然有効でしょこれ。と思いました。ちゃんと自分で考えてプレイする必要のあるゲームです。されど初見殺しゲーなのでWikiは読んだほう総合的にはゲームプレイは快適になるかと思います。あなたがマゾならWiki無しで行きましょう。
・カネの稼ぎ方がわからない。 いや、わかるが、貯まらない。修理アイテム、食料、給料、医薬品、新兵を雇うなど、この世界を日々生きるだけでカネがかかる。もういつも「またカネないやんけ」ってなってる。「あれやってみよう。これやってみよう」→「あ、カネないからあれは後回しにして先にクエストでカネ稼ごう」って30時間くらいなってるで。
・カネが貯まると敵が強くなるのか、もしくは自隊のレベルや装備が強くなると敵が強くなるのか、何かそんな仕組みがあると思います。今は裸に弓を持たせた傭兵を常時2人は戦場に立たせることでこちらの戦力を弱く見せようと実験中です。裸でも役には立ちます。このゲームは敵を取り囲むと敵の命中率が下がりこちらの命中率が上がるので「人数」=「攻撃力と防御力」です。
・障碍者を解雇する経営者になれるかが問われるゲーム。 肘関節が破壊されるなどの一生の障害を負いゴミ化したキャラは素直に解雇したほうがいいです。レベルが高いキャラが大怪我すると給料高いにもかかわらず攻撃にも防御にも役立たない足手まといになり隊の運営に支障が出ます。が、僕はそのような障害を負ったキャラをクビにしたくなかったので、強い装備や後方支援に回すなどでなんとかクビにせずにアットホームな職場感を演出しようと頑張ったんです。そしたらそのクソザコと化した障碍者が戦場で敵から狙われ死んで周囲のキャラの士気が下がりあれよあれよと総崩れし全滅しました。甘えが厳禁でしたこのゲーム。良い装備持ってる障碍者で隊を運営するのは、宝石ジャラジャラ付けて酒に酔ってる貴族が夜に一人で発展途上国をうろついてるのと同じです。こちらの弱いところが敵から真っ先に狙われてる気がするのはたぶん気のせいではない。
・敵と戦わないゲーム。 敵と戦うと重大な損耗を招くリスクがあるので、雑魚としか戦わないのが安全。間違っても強敵とは戦わないほうがいいです。「これいけるんちゃうの・・・?」という甘え、怠惰さとの戦いですね。自分との戦いです。
・敵毎に装備する武器を入れ替えるゲーム。 例えば敵が骸骨だらけだったらメンバーの武器も骸骨にダメージの入る武器に持ち替えねばなりません。「いや俺は槍が好きなんだ!」とか「それでもボクは弓で戦う!なぜならかっこいいから!」「僕はダガー持ちアサシンちゃん!」とかこだわり持ってたら全滅しました。全滅するたびに「えええ。。。」ってなるゲームですね。でもそのうち死ななくなります。
・退却ゲー。 何度か全滅を繰り返しある時ふと思いました。これ撤退したらどうなるん・・・?と。僕は敵前逃亡がすごく嫌いなので敗北すなわち死の姿勢で挑んでいたのですが死ぬまで戦う必要はないんじゃね?と思いました。そしたらやっぱり退却はそんなに痛くないですこのゲーム。駄目だと思ったら意図的に退却し、損害を少なく抑えた戦略的敗北をできるかどうか。できれば、戦略的敗北になる前にそもそもそんな状況に追い込まれないように常日頃立ち回っていくゲームです。
Steam User 49
変態にのみ、おすすめする。普通の人には、おすすめしない。
※このレビューは難易度エキスパートアイアンマンモードに基づくものです。「終盤」は「Black Monolith」攻略時期(レベル30付近)とします。
ゲーム開始時の注意
・Permanent Destruction
このチェックを外しとかないと街がガンガン消滅するので注意。
450日ほどで街が3箇所になってリタイヤした苦い経験がある。
・MAPSEED
MAPSEEDでマップと初期メンバーの特性が決まる。
気に入ったものはメモしておくとよい。
このゲームの面白い所は、
序盤→中盤→終盤で編成や戦術がどんどん変化していく点。
これは「メンバー」「パーク」「装備品」の変遷による。
・メンバーの変遷
傭兵の9割は死ぬ前提で育成、運用する。常にメンバーは入れ替わる。
1軍…死なれちゃ困る最終メンバー候補
2軍…当面は使うが、いずれ死んでもらう
3軍…いつ死んでもいい捨て駒
序盤は2、3軍の比率が多いが、
終盤は1軍のみとなるため、戦術も変わる。
・パークの変遷
レベルUP毎に取得でき、1キャラ10個まで。取り直し不可。
序盤に重宝するパークが、終盤必要なくなるという事もある。
2、3軍は今欲しいパークを取って序、中盤に特化する。
1軍は目先に捉われず、将来必要なもののみ取っていく。
レベル5で取れる「武器マスタリー」のパークは後述のユニーク武器と相談。
・装備品の変遷
序盤は防具の耐久が低いため、「孤立=死」だが、
終盤は高耐久ユニーク防具のお蔭で、ある程度単独行動が可能。
中盤以降、ユニーク武器が叩き出す高火力で一撃複数KOを狙える。
ただし、ほとんどのユニークアイテムの出現はランダムで、運に左右される。(たまに店に並ぶ、敵が落とす、イベントで入手など)
480時間プレイしたが、弓、クロスボウ、投げ斧、フレイルは見た事がない。
ゆえに、入手したユニーク武器に合わせてパークを取る場面も出てくる。
そんなこんなで、900日ほど経った頃に
BlackMonolith(12対47の戦い)に挑んだ。
結果、レベル30前後の傭兵6人の命と引きかえに
〇〇がもらえたよ。わ~い。
Steam User 26
昨年度にB&E、WOTN以降のバージョンで購入し、9月のBlazingDeserts(以下BD)以降もプレイをしています。なるべく他の方々と重複しない部分について言及致します。
ゲーム概観
往年のターン性戦略ゲームの名作「Battle for Wesnoth」、2010年代の代表的ファンタジードラマ「Game of Thrones」の影響を下地にしたようなシステム、世界観で傭兵会社を経営していくゲームです。
ただし影響は受けながらも、実態は別物です。主要人物のほとんどが兜もろくに被らず、軽装で剣を振り回していた某ドラマのノリでプレイするプレイヤーに真っ向から喧嘩を売るのが本作です。兜を被らなければそこらの山賊の不意の一撃、流れ弾であっさりと死ぬわ、剣よりも、映像作品ではだいたいドワーフや「蛮族」扱いされる人物が扱ってたりで、まず主役級の人物がメインで使う事はない、不遇な扱いを受けているハンマーや斧などの方が大抵は強いときます。無敵キャラを目指してMelee、RangeDefenseをいくら上げようと初期値+才能に恵まれていても上限はたかが知れていますし(かといって初期値高+才能高いキャラの必要度は極めて高いですが)、後述する回避命中システムによって当たる時はあっさりと攻撃が当たり、さらに意志システムによる士気の変化でどれだけ鍛えたメンバーでも急な一撃、仲間の死、敵の包囲で怯えだして能力が減少するなど、どんなキャラであっても死ぬ時は死ぬ仕様は万人受けはしないでしょう。
毎回ランダムで生成されるワールドマップに各種オリジンの設定に基づいて放り出され、中央政権の統制もなく対立する3家の貴族と配下の大小の町や砦、南部の砂漠地帯に屹立するオアシス国家3都市(BD追加)の間を依頼の遂行や行商、戦闘等をしながら資金、装備、人員を揃えて傭兵団を増強していくのが基本的な流れです。人類の文明圏の周囲にははみ出し者の山賊や放浪者達が跋扈し、さらに辺境にはオークとゴブリンというこの手の世界でおなじみのグリーンスキン達が人類側への侵略と内部闘争に明け暮れ、北部には屈強で高い組織力を持つバーバリアン部族が点在、さらには魔術で動物や人間を従えた魔女、ゾンビや幽霊を従えたネクロマンサー、古代文明の成れの果てである骸骨の戦士達や空飛ぶゾンビなどとさらに生物の摂理を外れた方々がいたりと賑やかな事になっています(さらに恐ろしい生物達もあちこちにいますが、ご自分の眼でお確かめ下さい)。
戦闘システム
AP、スタミナ等によって大幅な移動は難しく、陣形を意識しながら攻めるにも守るにも隊員同士離れずに戦うプレイを要求される戦闘システムです。命中率はダイス性で、最高値95~最低値5の間から能力や状態から基本値が算出され、いざ攻撃や回避に際してダイスが振られて100~1の間の値が出て、基本値を上回るか下回れば(攻撃は上回る、回避は下回る?)命中、回避という仕組みになっています。
このシステムが厄介で、いかに能力を高めて有利な条件が揃って基本値が命中95であっても96以上が出て外す、回避5であっても5以下が出て攻撃を喰らう事態が多々あるように感じられます(このゲームで95より上、5未満が基本値で出ることはありません)。この手のゲームの宿命として、プレイヤーは「当てろよ●●が」「避けろや●●」と悪態をつく場面に多々出くわすと思います。
いかに運に頼る場面を減らすかが重要ですが、特に序盤は一撃の結果が生死を分けるほど大きいため、結局は運次第という事も多いです。あまりロードをしない方が楽しめるのも確かですが、ミスの喪失感が大きく所要時間が長いゲームであるため集中力が続かないこともあります。なのでよほどの苦行者でもない限りはこまめなセーブをおすすめします。アイアンマンモードを行う方々のご武運を祈る。
DLC
B&E、WOTN
新たな怪物、バーバリアン等どれも手を変えた強敵で様々な戦法と攻略を要求してくる面白い追加要素が多く特に批判する点はありませんが、クラーケンだけは他の方の言及にもあるように微妙だと思います。
おそらく普段の相手とは異なる巨大で長期戦を強制される大ボスみたいなものを想定した敵なのでしょうが、やることといえばろくな足場もない沼地で突然無数の触手に囲まれて捕まれるのをカチカチ外しつつ触手を攻撃して引っ込めさせるか、間に合わずに引きずられて本体に問答無用の即死攻撃をされて食われるかです(あるアイテムを持たせ、対クラーケン用に特化したキャラ一人で撃破する方法もありますが…)。
これまでの戦法が全く通用しないのもあり、ロードを繰り返してまともな足場がある状態で戦ってようやく倒したところで見返りも微妙なため徒労感が強いばかりの敵に感じざるを得ません。以前は倒した瞬間にフリーズするなど悪質なバグ(現在は修正された模様)もあるわで、理不尽の塊のような敵だと思います。挑むのであれば理不尽さに対して理不尽さで挑むくらいの意識でいいとこっそり言わせてもらいます。せめて足場は選ばせてもらいましょう。
BD
久々に今年9月に追加されたDLCですが個人的な感想としては、事前アナウンスで想像したほど大きな変化はないなという印象です。
南部に砂漠の都市国家が3つ追加され、アリーナや錬金術師等独自の施設が追加されるのはよかったですが、いかんせん規模が小さい。勝手な予想ですと従来のマップとは異なる全体が砂漠地帯のようなワールドが追加されるのかと思っていたのですが従来のマップの南方に3都市を追加しただけなので狭く、従来の街のように都市配下の町や村もない上、無駄に3都市とも別勢力扱いにされているために信頼度が稼ぎにくいです。砂漠を舞台に壮大な冒険を・・・という感じのゲームにはなっていない印象です。
また、同時に行われたアップデートで大きな変更点もいくつかありました。特にアドレナリンがそれまでAPなしで使用できていたのがAP1が必要になり、以前のようにアドレナリンとリカバーを併用する戦法はできなくなりました。タンクや両手武器持ちにとってはスタミナを回復しながら攻撃できる貴重な手段だったこともあるので戦法の見直し、Perksビルドの見直しが必要になるでしょう。Indomitableのコストも上がり、プレイヤー側にとって貴重な、有利に戦える方法を削られてしまってます・・・。この変更を良く言えば、その分幅のある戦略をとれるようになったとも言えるかもしれませんが。
おそらくこれまでは重装備型が有利だと見なされてきたのか、今回はやたらとDodgeを持った敵が多く追加され、新たに雇える人員も基本的にそちら側のビルドに適した者がほとんどになって軽装促進を強調してきます(剣闘士、ノーマッド、アサシンなど)。地味に遠隔回避の上り幅も上がっていたりとそちらにテコ入れがされた印象です。かといって重装備が有効であることに変わりはなく、余計に重装備ができる人員が貴重になったため、タンク役や重装備の前衛などスタミナと攻防スキルを併せ持った人員は大切にしましょう。
また、リンドワームの尻尾もZOCを持つようになったのは地味にきつい変更です。おそらくヒットアンドアウェイでノーダメでワームを倒せる方法もあったことへの対策だとは思いますが・・・。タンク以外近寄られないようご注意を。
こうした仕様の中で地味に助かる変更が、バーバリアンの獣使い、魔女、ゴブリンシャーマンといった射程という概念がほぼないままこちらの視界外からスキルを連発していた不届き者たちにも射程が導入された点です。これによって開幕魅了で戦列に大混乱が・・・、獣使いに手出しできないまま硬いUnholdとかち合うようなこともなくなりました。獣使いはそれでも狙撃しにくく硬いですが、魔女戦の難易度は大幅に下がり、シャーマンも狙撃しやすくなりました。
追加アイテムでは各種Potは敵アサシンに投げつけられたら分かるようにどれも効果的であり、片手の空くデュエリストやクイックハンドの価値が高まったと言えるでしょう。火器も、特に銃はマスタリーをとること前提の武器で近距離数マスにしか射程がありませんが、然るべきスキルの射手が扱えば大人数を一気に壊滅させられる強力な武器となっています。従来の射手枠に充分通用する手段をもたらしたと言えるでしょう。一人はいるといろいろと便利です。
他にも砂漠に埋もれた図書館には恐ろしい敵(クラーケンほど理不尽ではないですが・・・)が潜んでいたり、十字軍みたいな戦争が起こって聖地を奪い合ったりと全く新しい仕様というわけではなく、従来のゲーム世界が堅実に拡張されたという印象のDLCでございます。追加オリジンもあり、従来のオリジンでも新たな戦法や攻略が考えられたりと考えようによってはいくらでも遊べそうなゲームだと改めて遊んでいきたいと思ったのが私の結論でございます。
※追記
ある程度は我慢していましたが、新たに追加されたイフリートに関しては不満しかありません。おそらく他のプレイヤーの方々もこいつのつまらなさには辟易してるでしょう。
こいつは動く石の怪物で、常に20~40体ほどの集団で出現して集合して巨大化、巨大化したのが体の一部を飛ばして攻撃し、HPを0にすると離散するような奴です。状態異常も効かず、斧に追加ダメージがある木の怪物のようにハンマーやメイスなどの打撃武器が特別効くわけでもなく、刺突に対して強い上、ひたすら堅く、おまけにCrripingStrike持ちで生半可な装備では簡単に骨を折られたり脳震盪にされてしまいます。最悪なのがどれだけHPが減っていようが周囲の仲間と集合してしまえば全くノーリスクで巨大化してHPは全快してしまう点です。石飛ばし攻撃も最小の個体が一つ飛んでくるだけなので飛んできたのを撃破していては時間もかかりますしいつまでも本体は減りません。つまりは
硬い 理不尽 つまらない
の3要素が揃った出来の悪い雑魚敵というわけです。めったにない話ではありますが、こいつの集団と3~5人でアリーナで戦わせられた日には・・・終わらない石割をやらされる羽目になります。是非ともバランス修正が入って欲しいところです。