沈める楽園

女の子が可愛い、話も良い…が、システム面で残念な部分が多かった。
導入
大学二年生の二人の少女。
夏休みの終わりに楽園を望んで島を訪れる。
内容
タイトルからして感じる不穏な、物寂しい話。
ゲーム開始時にどちらの少女の視点か選ぶ。
両方とも1周40分ほど。単に両方のシナリオを見るだけなら1.5時間で読める。
一部イラストはL2D、立ち絵は瞬きがあってかわいい。
ボイスは一部読み上げてくれるが、パートボイス。
不満点
ノベルゲーでありながらテキスト一括表示がない。最速でも遅い。
テキストのページ一括表示もないので遅い。
オプションはタイトルでしか変えられない。ゲーム中にはできないので一度タイトルに戻る。
キーボードでbacklog表示ができない。pageup、pagedownでテキスト表示、escでゲームに戻りたかった。
スキップはメニューを開いてからする。ctrlでスキップができればなお良かった。
全編スキップでも1周10分ぐらいかかる。
ネタバレ
何回も繰り返す。ギャレリーの抜けからして「これはRemember11だ」と思ったが違った。何回も繰り返すというので勝手に永遠に囚われそうだった。
「結末が変わらない」と言いつつ、視点洗濯で結末が変わるのでR11のような条件を満たせば特殊EDがあると思ったが違った。そこは非常に残念だった。
たぶん高感度によって2つずつ、合計4つのEDがある。
特に高感度足りない方のEDが「らしくて」よかった

ストーリーが良い。
グラフィック、音楽、シナリオの言葉選びも美しくて、物語に浸ることができた。
表情や動きが凝っていてかわいいのも良い。
重くてぐちゃぐちゃで切ない百合が好きな人は好きだと思う。
この二人でもっといろんな結末がみて見たい。

　すごく丁寧な作品だった、という印象です。絵、BGM、文章から作られる雰囲気がとても好きでした。
　シナリオは、取り扱っている題材が題材なのもあって（個人的な印象としては）かなり重めで人は選びそうです。が、心理描写や回想描写の解像度が高く、いい意味で、読んでてめちゃくちゃしんどくなりました。総じて、この先長いことずっと、心に残りそうなふんわりとした後味があります。
　システム面について、Unread Text Skip機能がデフォルトでonになっていた（自分の操作ミスかもしれませんが）気がしています。遊ぶ前に一度確認したほうが良いかもしれません。他に気になるところはありませんでした。
＞ワ＜←のミオがめちゃめちゃかわいくてすき